「認知症サポーター」とは、認知症サポーター養成講座を受講された方で、認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族をあたたかく見守り応援する人のことをいいます。
熊本市では、認知症サポーター 養成講座の開催を進め、「認知症になっても地域の中で安心して暮らすことができる」社会の実現へ向けて取り組んでいます。
令和8年2月27日富合中学校の授業参観で、中学1年生とその保護者を対象に認知症サポーター養成講座が開催されました。
講師は、熊本市認知症キャラバンメイトの元田先生、ゲストに元田先生の友人で若年性認知症の診断を受けた当事者の方をお迎えし、お二人でお話をしてくださいました。
まずは富合クイズで富合町の特徴や、65歳以上の高齢者の数、富合町で一番多い家族の形などのクイズがあり、中学生の皆さんは何歳くらいまで生きると思いますか?などのクイズで盛り上がりました。その後、新しい認知症観について、我が事として考える(体の変化)、バリアー(偏見)を整え外出しやすい環境づくりとその効果について、ちょっとした工夫で生活しやすくなる等お話がありました。認知症になっても幸せに暮らせる人はどんな人か、皆さんができることは何かについてお話がありました。当事者の方からは、仕事柄木工が得意で、子どもにやさしい積み木を作って、保育園に贈呈されたこと、料理を作っていること等お話があり、環境を整えることで、生活がしやすくなることを話されました。
中学生からは、質問が多数あがり、
Q1:認知症の人が暮らしやすいために周りの人はどうしたらいいか?
A1:優しく接してほしい。
Q2:認知症に個人差はありますか?
A2:周りの環境で左右されることが多く、関わり方で病気の進行スピードが変わる。
元田先生の友人のように自分でできる事を楽しむことが、進行のスピードを遅らせる。
Q3:当事者の方は、日頃どんなことで困っていますか?
A3:ストレスが溜まらないように穏やかに過ごすために子どもの頃から好きな読書をしている。
等質疑応答がありました。
終了後、保護者の皆様からは、認知症のイメージが変わった、いろいろ学べた、医療従事者で高齢者や認知症の方と関わっているが子どもたちが関わる機会がないため貴重な機会だった、声をかけられるような子どもたちに育って欲しい、同居の家族が認知症で生活の中での難しさを感じていたが優しく接する事が大事が心に響いた、帰宅して子どもたちと認知症について話したい、認知症や物忘れに限らずそういったときに声かけする大切さを感じた等沢山の貴重な感想があり、認知症になっても安心して暮らせる社会につながる時間となりました。
- コグニサイズ(認知症予防プログラム)を実施し、軽い運動と脳を働かせることで、認知機能を維持できる体験や、認知症を体験してみようということで、目を閉じてラジオ体操をする時、音楽や映像等のヒントを与えることで体が動く体験をしている所です。