はじめに、「熊本市電」についてご報告させていただきます。
1月15日から19日にかけて実施いたしましたレールの緊急補修工事につきましては、安全を最優先にしたやむを得ない判断でございましたものの、一部区間の運休、それから通行規制により利用者並びに市民の皆様に多大なるご不便とご迷惑をおかけしました。改めてお詫び申し上げます。
熊本市電については、昨年、インシデント等が続発したと同時に、レールの緊急補修等、今後取り組むべき市電の安全確保を確実に実行し、最優先に取り組むため、現在進めております市電の延伸事業については、延期も含め、現在のスケジュールを見直すよう私から指示いたしました。
今後、今月1日に設置いたしました安全対策チームを中心に、市電の安全対策を最優先に、市民の皆さまからの信頼回復に向けて、強い決意で取り組んでまいりたいと考えております。
なお、当然ながら、市電延伸の意義や必要性は変わるものではないと考えておりますが、今後、議会において、市電延伸事業について、予算の減額も含め十分にご議論いただき、最終的な判断をしてまいりたいと考えております。
次に、「自動運転バスの運行開始」についてお知らせいたします。モニターをご覧ください。
昨年の記者会見でもお伝えしておりました、「自動運転バスの実証実験」について、いよいよ2月10日から運行を開始いたします。
今回の実証実験では、熊本城内の桜の馬場城彩苑から発車して、二の丸駐車場、市役所前、家庭裁判所前、三の丸駐車場を経由し、お城の周りのルートを通りまして最終的に城彩苑に戻って来る1周約30分のルートで1日6便ということで運行をスタートいたします。
実証実験ですので運賃は無料です。どの停留所でも乗車・降車ができますが、定員が15名となっておりますので、確実な乗車をご希望の場合は、事前にご予約をお願いしたいと思います。
予約方法や運行の詳細については、本市のホームページでご確認いただきたいと思います。
また、ラッピングをした実証実験の自動運転バスですが、1月27日午前9時から、市役所本庁舎正面玄関において、お披露目を行います。
この自動運転バスは、皆様に安心して乗車いただけるよう、常時、センサーやカメラ等で周辺状況を監視しているほか、緊急時には同乗しておりますオペレーターが対処します。
ですので、このラッピングのお披露目の際に報道各社の皆さんにご確認いただいて、皆さんに認識していただくことが非常に重要かと思います。自動運転バスがどういう形で走っているのかを皆さんに知っていただく、このデザインのものは自動運転だと認識いただく必要があると思いますので、ぜひお披露目の方も報道各社の皆さんにはよろしくお願いしたいと思います。運行開始になりましたら、改めて報道の皆さんにもお知らせをさせていただくことになると思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、「高校生世代へのヘルメット購入補助」についてお知らせいたします。
本市における自転車乗車中の事故の発生は、全年代の中でも高校生世代が最も多いものの、ヘルメットの着用率は依然として低い状況であります。このため、令和7年4月から、熊本県立及び熊本市立高校において、自転車通学時のヘルメット着用の義務化が既に決定しております。
そこで今回、ヘルメット着用をさらに推進するため、2,000円を上限ですが、購入費用を補助する「熊本市自転車用ヘルメット購入補助金」の受付を開始いたします。モニターをご覧ください。
この補助金の対象者は熊本市内在住の現在中学3年生から高校2年生の世代の方で、申請期間は来月2月1日から3月31日までとなっております。
補助対象となるヘルメットの条件は、令和6年12月19日以降に新品で購入したもので、安全基準を満たす認証マークの表示があるものとなりますのでご注意いただきたいと思います。
このほか詳細につきましては、お手元の配布資料、市ホームページ等をご確認いただきたいと思います。
私からは以上です。