中央区そなえる防災講座を開催しました(令和5年2月16日)
日時:令和5年2月16日(木)10:00~12:00
講師:熊本市中央消防署
予防班主査 森薗 克行 氏
「防火対策について」
熊本市中央消防署 救急小隊長 葉山 正人 氏
「そなえる救急」
会場:熊本市中央公民館 6階大会議室
2月16日(木)中央公民館において「防火対策について」「そなえる救急」と題し、熊本市中央消防署の職員に講演いただき、36名の参加がありました。
第一部の「防火対策について」では、住宅火災から命を守るため、火災の発生原因や延焼過程からどのような対策が必要になるかについて説明がありました。また、119番通報の際、いざという時に慌てず通報できるようなポイントについて話をされました。
第二部では「そなえる救急」と題して、救急現場の第一線で活躍する救急小隊長から、現在の熊本市消防局管内の救急体制の状況や応急手当の基礎知識、緊急時の対応(心肺蘇生法・AEDの重要性)について説明がありました。
【参加者の声】-アンケートより-
・防火対策については、定期的に声を出して再認識することの大切さを学べて良かったと思う。
・家に帰ったらコンセントの状況を確認し、整理、掃除をします。
・発火実験の映像で電気器具の使い方や調理時に気を付けることがよくわかりました。
・今設置している火災報知器がどうやって作動するのかも初めて知りました。
・そなえる救急では、実際の通報状況がリアルな様子でわかり、この様な内容を事前に知っておくと安心して応答できる。
・胸骨圧迫方法は大変わかりやすく実技してみたかった。
・救急の場合、自分で手順(メモ)を電話機のそばに備えている。
・救急の実際の通報状況を聞いて冷静な対応をされている方もおられることに驚きました。
・防災関係の色々な講座を受けた事がありますが、少し忘れかけていた部分もあるので、再確認することが出来、とても良かった。
中央区そなえる防災講座を開催しました(令和5年1月27日)
日時:令和5年1月27日(金)10:00~12:00
講師:稲葉継陽さん(熊本大学永青文庫研究センター長・教授)
内容:歴史資料から見る熊本の災害
会場:熊本市中央公民館 7階ホール
1月27日(金)中央公民館において「歴史資料から見る熊本の災害」と題し、熊本大学永青文庫研究センター長 稲葉継陽教授にご講演いただき、32名の参加がありました。
熊本の永青文庫細川家の膨大な文献史料から、江戸時代熊本における災害や疫病への対応の記録からお話しいただきました。
稲葉教授は、「気象庁の地震観測データの蓄積は、おおよそ大正時代以降であるため、それ以前を知るには文献史料による『歴史地震』の研究が重要と言われており、1600年代からの熊本震災史年表から、数年ごとに繰り返す大地震発生の事実についての解説とそのうえで地域の歴史を知ることでハザードマップをさらに深く読み取ることができる。また、当時の災害・疫病の頻発による被災者救助の史料から、江戸時代中期には、すでに災害・福祉行政の起源のようなものがみえる。」と話されました。今回の講座で「歴史に学ぶ」必要性を再認識し、現代の防災について深く考える機会となりました。
【参加者の声】-アンケートより-
・科学的な記録はないが、古文書を読み解くことで、現代の災害対策に活かすことができるという視点がよかった。
・忘れかけている地域コミュニティーについて、あらためて大切さを感じました。
・「熊本は地震が少ない!」と私も昔々良く聞いておりましたが、本当のことを知ることができて、とても有意義でした。
・講師から、歴史資料から見た詳細な説明に基づき大変判りやすく勉強になった。今後、いつ災害が起きるか判らないが今後の生活に役立てて行きたい。
・歴史から災害を読みとくということに非常に興味を持ちました。特に江戸時代の民衆の力に感じ入りました。
・南海トラフの情報がある中で危機管理意識を常に学び、後世に伝えて行く必要性を強く感じました。