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令和6年(2024年)5月14日 定例市長記者会見

最終更新日:2024年5月14日
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                        1 市電におけるインシデントの発生について

                        2 報告
                         ・九州市長会の会長再任について

                        3 お知らせ
                         ・第10回世界水フォーラムへの出席について
                         ・いきものフェアくまもと2024について
                         ・都市計画道路花園上熊本線ほか2線について

                        4 質問
                        (1)幹事社代表質問(熊日・共同)
                        (2)各社質問

                • PDF 会見で使用したモニター画像 新しいウィンドウで(PDF:1.35メガバイト)

会見録


市長発表

まず、5月2日に発生した熊本市電のインシデントについてでございます。
概要については、すでに担当課よりご説明させていただいたところですが、電車用の進行信号が赤の表示にも関わらず市電を進行させるというインシデントが発生いたしました。
また、5月13日には、西辛島町方面から洗馬橋電停に進行する電車が、同じく赤信号の表示にもかかわらず進行するという事案が発生しております。
こちらについては、九州運輸局からインシデントには該当しないという回答をいただいておりますものの、本年1月以降、重大事故につながりかねないインシデントが立て続けに発生しております。改めまして、このことをたいへん重く受け止め、深く市民の皆様にお詫び申し上げます。
先般の会見で発表いたしました有識者による外部検証委員会につきましては、5月23日に第一回会議を開催する予定でございます。
今後、外部検証委員会において、これまでに発生した事案への対応策の検証、及び背景的要因も踏まえた再発防止策の検討を行っていただくとともに、改めて乗務員教育を徹底するなど、市民の皆様に安心してご利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。

次に、九州市長会の会長再任についてご報告いたします。
去る5月8日に佐賀県嬉野市で開催されました「第134回九州市長会総会」におきまして、九州市長会の会長に再任させていただきました。
昨年5月の第132回総会で第12代会長に選任され、今回、引き続き、この伝統ある九州市長会の会長に再任いただきましたことを、大変光栄に存じますとともに、改めましてその職責の重さに身の引き締まる思いです。
近年、地方自治体を取り巻く環境は、大変厳しい状況にあり、人口減少や少子高齢化など、解決していかなければならない諸課題が山積しておりますが、この課題の解決に向け、九州市長会を中心に各市が連携し取り組んでまいりたいと考えております。
また、TSMCをはじめとする半導体関連企業の進出という千載一遇のチャンスを逃すことなく、「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けて、その効果を最大化し、九州全体に広く波及させることが、重要な使命であると考えております。
今後とも、「九州はひとつ」の合言葉のもと、119市の市長が一致団結して、九州地区全体の更なる発展に繋がるよう、会長としての務めを果たしてまいりたいと考えております。

次に、第10回世界水フォーラムへの出席についてお知らせいたします。
今月18日から25日にインドネシア・バリにおいて、第10回世界水フォーラムが開催されます。
世界水フォーラムは、各国元首・閣僚級をはじめ、政府機関、国際機関、企業、NPO等、世界中の関係者が一堂に集う、水に関する世界最大の国際会議です。
1997年にモロッコで第1回を開催以降、3年ごとに世界各地で開催されており、現在の天皇陛下が皇太子であられた際にもご臨席されております。
この度、水と災害に関するハイレベルパネルや国際連合地域開発センター、水災害・リスクマネジメント国際センター等から、本市で令和4年4月に開催した「第4回アジア・太平洋水サミット」の成果及び、市民・事業者・行政の協働による地下水保全の取組を世界に発信して欲しいと要請があり、熊本市長として初めて出席するものでございます。
世界水フォーラムでは、インドネシア政府が主催するハイレベルパネル「バンドン・スピリット・ウォーター・サミット」で、首脳・閣僚級の方々の発表に対しましてコメントを述べさせていただくほか、国際連合地域開発センターが主催する「アジア・太平洋地域におけるスマートでレジリエントな都市づくり国際ワークショップ:地方自治体の役割」では水循環や防災に関するプレゼンテーションを行うなど、合計6つの会合への参加を予定しています。
今回、このような機会をいただきましたことは大変光栄であり、国内外から高い評価をいただいています本市の地下水保全の取組と「第4回アジア・太平洋水サミット」の成果、そして、「地下水都市熊本」の名を世界に発信してまいります。
このほか、熊本出身で熊本インドネシア友好協会の特別顧問を務められておりますスリアワン洋子氏との面談を予定しています。スリアワン洋子氏は、現地で実業家としてご活躍されているほか、熊本とインドネシアとの交流の懸け橋としてご尽力されています。
今回、直接お目にかかり、今後の本市とインドネシアとの経済交流や大学交流などについて意見交換を行うことで、更なるネットワークの強化を図り、両地域の発展に繋げてまいりたいと考えております。

次に、いきものフェアくまもと2024についてお知らせいたします。
毎年5月22日は、「国際生物多様性の日」です。
「生物多様性」とは「様々な生物とそのつながり」を指す言葉であり、私たちの生活に欠かせない水や空気、食料のほか地域特有の文化などの様々なめぐみは、この「生物多様性」からもたらされております。
このようなめぐみをもたらす「生物多様性」は、近年、平均気温の上昇や異常気象による自然災害の多発、種の絶滅や生息・生育地の減少といった生態系への悪影響など、地球規模での危機にさらされております。熊本市も例外ではなく、生態系を乱すものとして特定外来生物に指定されておりますアライグマの増加や、平均気温の上昇がみられます。
本市では、このような危機に対応するため、本年3月に「第2次熊本市生物多様性戦略」を策定し、私たちの生活の基盤となる「生物多様性の保全」に向け取り組んでいます。
そしてこのたび、より多くの皆様に「生物多様性」について知っていただくため、5月25日(土)と26日(日)の2日間、熊本市動植物園におきまして、自然体験を通して楽しみながら生物多様性を学ぶことができるイベント「いきものフェアくまもと2024」を開催いたします。
このイベントでは、園内の動物や植物とのつながりを紹介する「いきものガイドツアー」や、園内の小川で水生生物を探して観察する「水生生物ウォッチング」、いきもの学習センターで行う「セミの鳴き声当てクイズ」など、いきものを通して生物多様性について触れ、考え、学んでいただけるプログラムを多数用意しております。
ぜひ、多くの皆様にご来園いただき、「いきものフェアくまもと2024」を通じて、「生物多様性」やその保全のために私たちが暮らしの中でできることについて考える機会にしていただきたいと思います。
なお、本イベントは、本年3月から運用を開始しております「くまもとアプリ」のポイント付与対象としております。
初回登録で200ポイントをプレゼント、さらに今回参加してまたポイントをプレゼントしておりますので、ぜひこの機会にくまもとアプリをご登録のうえ、本イベントにご参加いただきたいと考えております。

最後に、4月19日に開通いたしました都市計画道路花園上熊本線、池田町花園線、野口島崎線についてでございます。こちらのモニターをご覧ください。
この道路が開通した後、花園上熊本線では従来のルートが変わった箇所において2件の車両事故が発生しています。また、池田町花園線では、道路の状況や安全面を考慮して、現在の場所に横断歩道を設置しているのですけれども、地域住民の皆様から、「横断歩道が少なく、横断歩道のない場所を渡る人も多い」等のご意見をいただいているところです。
本市では、担当課が継続してパトロールを実施いたしますとともに、現地の状況に応じ、安全な通行を促す注意喚起看板や路面表示を設置いたしましたほか、地域の皆様からの「運転者が横断歩道を認識しづらい」という声を受け、横断歩道にカラー舗装を実施しております。
また、先日、5月11日には、私も現地を視察いたしまして、車の流れや安全対策、事故現場の状況等を確認いたしましたが、特に道路沿いにお住まいのこども連れのご家族から「通勤時間が短くなりたいへん助かっているが、横断歩道でなかなかドライバーが止まってくれず、危険と感じる。押しボタン式でいいので、横断歩道に早く信号をつけてほしい」というご意見を直接いただくなど、道路の効果や地域の現状を再認識したところです。
このような状況を踏まえ、横断歩道への信号の設置を早期に実施していただくよう、私からも交通管理者である熊本県警に対しお願いしたいと考えております。
引き続き、地域の皆様のご意見を丁寧に伺い、安全と利便性の確保に向け、より使いやすい道路となるよう、関係機関と協議しながら取り組んでまいります。

私からは以上です。


質疑応答

※準備が整い次第、公開します。
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