
こんにちは!「こどホッと」です。令和6年度(2024年度)は、298件(こどもから156件、かぞくから90件、その他から52件)の相談が寄せられました。今回は、こどもからの相談を中心に、どのような相談だったか報告します。「こどホッと」のことを知ってもらうことが、一人で悩んでいる人の「相談してみようかな…」の行動につながればいいなと思います(*^▽^*)
こどもからの相談は、156件。小学校低学年から高校生まで、いろんな学年のこどもたちが、相談してくれました!その中でも、小学2年生(34人)、3年生(33人)は、特に多かったです。

「はがき相談」をスタート(熊本市立の1~4年生とあおば支援学校のみなさんに1枚ずつ配付)したことで、こどもからの相談がぐ~んと増えました。
困った時、「こどホッと」のことを思い出してくれて、気持ちを伝えてくれて、ありがとう!“こどもが相談しやすい方法”について、よいアイディアがあったら、ぜひ教えてくださいね!
「友だちのこと」「心や体のこと」「いじめ」「家族のこと」など、様々な相談がありました。「友だちのこと」では、やめてと言えない、仲直りの方法を知りたい等、「自分の心や体のこと」では、イライラする、いろんなことが不安になる、友だちにどう思われるか心配などがありました。
【「こどホッと」からのメッセージ】
「だれにも話せなかった気持ちを聴いてほしい」「今のきつい状況を変えたいので力をかしてほしい」など、「こどホッと」への相談理由は様々です。また、「今の状況をよくしたいけれど、家族や学校の先生には相談したことを知られたくない」という人も多くいます。そんな時「こどホッと」は、まず、「心配をかけたくない」「相談したことが相手の友達にバレないか心配」「これまでも相談したけれど、気持ちを分かってもらえなかった」など、そう思う理由を聴かせてもらいます。これからどうするとよいか一緒に考える中で、やっぱり家族や先生に力になってもらうことが必要だとなった場合は、いつ・だれに・どのように伝えるかについても、相談者と細かく打ち合わせをしていきます。「こどホッと」もいっしょに身近なおとなの人とつながりながら、相談者の応援団を広げ増やしていっています。
お問い合わせ先 こどもの権利サポートセンターTEL:096-366-3070
障がいのある人の人権を考える全校道徳科授業~心のきずなを深める月間(6月)の取組~(河内中学校)
「障がい」を自分事として受け止め考えました

河内中では、6月11日(水)の5・6校時、熊本市「心のきずなを深める月間」の核として、「ゲスト道徳(障がいのある人の人権を考える道徳授業)」を行いました。参加者は全校生徒、教職員、保護者・学校評議員・民生児童委員の皆さん。他に、教育関係者による視察もありました。生徒にとっては「授業」であり、教職員にとっては、教師としての資質・能力を高めるための「研修」と位置付けたこともあり、参加者全員が主体的に考え、議論し、「障がい」を自分事として受け止めました。
ゲストは・・・生徒たちと同じ中学生とその保護者!!
今回のゲストは、県立の特別支援学校教諭である日置健児朗先生、そしてそのお子さんである中学2年生の日置鈴さんでした。鈴さんは、一昨年の12月、ある病気の発作がきっかけで命が危うい状態になり、その後も大変心配な状況が続きました。約半年後の昨年の6月、やっと意識が戻りましたが、体の動きや考えること、食べることなどが全てリセットされてしまいました。つまり、障がいをもつことになったのです。
日置先生は、特別支援教育の専門的な立場、そして障がいのあるお子さんの保護者という立場で、丁寧にわかりやすく、そして率直にご自身の思いを話してくださいました。休み時間には、生徒や教職員が鈴さんと握手をしたり、日置先生や鈴さんと対話をしたりするなど、笑顔でにぎやかな交流ができました。これまでの道徳授業では、教科書をはじめとする様々な教材をとおして、登場人物の立場に立って考えること(想像すること)はたくさん行ってきましたが、今回は、当事者やその家族と同じ空間で過ごし、「声」を直接聴き、共に授業を展開したことで、一歩踏み込んだ深い学びになりました。
来校者から「単なる授業ではなく、子どもたち、私たち大人、全ての者たちの心を揺さぶる何物にも変え難い学びの場でした」「当事者と触れ合い、当事者のご家族がその思いを具体的に話してくださったことで、人権というものを抽象的な概念というよりももっと差し迫ったもの、血の通ったものとして感じることができました」等の言葉をいただきました。

★私は、今自分が生きていることは当たり前のことではなく、かけがえのない、とても幸せなことだと気づきました。「スロープにたくさんの 靴が置いてあった場面」では、「嫌だ」という思いを鈴さんから聞きました。自分自身に置き換えたときも不快だと感じます。なので、自分から行動して助けられる人になりたいです。障がいがあっても私たちと変わらない人間なので、差別や偏見は絶対になくさなければいけません。まずは自分が障がいについて理解を深め、誰にでも対等に接していきたいと思いました。〔生徒〕
★我々、教職員にとっても、大変良い機会だったと思います。共生社会を目指すとはいえ、身近に障がいのある人があまりおらず、意識して生活することもほとんどありませんでした。しかしながら、今回、この機会に様々な困難を抱えながらも、色々な人が支えあって生活している現実を改めて知ることができました。〔教職員〕
★このような素晴らしい企画に出会ったことはありませんでした。鈴さんと触れ合うことにより、一人一人が自分のこととして、この現実を重く受け止めていることが伝わってきました。話し合いの場に入らせていただくと、子どもさんたちは学年関係なく堂々と自分の意見を述べることができており、大変感心しました。日頃から学校全体でこのような取組を積み重ねておられるのだと感じました。〔来校者〕
その他の感想は、河内中ホームページより、学校だより「わくわくKAWACHI」(第6号)1286246424.pdfにてぜひご確認ください。本校は、「自他の尊重」(道徳教育×人権教育×特別支援教育)を土台とした教育活動に、これからも学校総体で、家庭や地域と共に、本気で取り組み続けます。今後もご注目いただけると幸いです。
お問い合わせ先 河内中学校 TEL:096-276-0030
植木北中学校40周年記念行事(植木北中学校)
熊本市立植木北中学校は今年、創立40周年を迎えます。その記念行事として体育大会終了後に本校グラウンドでドローン撮影を行いました。
本校は全校生徒120名の小規模校で、人文字を作るには人数が足りないので、保護者をはじめとした各ご家庭の協力と共に、PTAから校区の全家庭に参加募集のチラシを回覧しました。

当日は、生徒・職員・保護者や家族、地域の方総勢300人が本校グラウンドに集まり、生徒会の指示のもと、「40」の文字を作りました。上空に舞うドローンを見上げながら、笑顔で手を振り撮影を終えました。

撮影した画像は、本校の校歌と生徒会がデザインしたスタンプとともに、クリアファイルにし、生徒・家庭に記念品として配布します。地域の方にも、希望する方にはPTAが販売を行う予定です。

生徒や保護者、生徒はもとより、地域の方にも喜んで参加していただき、大変意義のある40周年記念行事を実施することができました。これからも地域に愛される学校であり続けます。
植木北中学校創立40周年記念航空写真撮影が行われると回覧板が回ってきました。日頃孫たちは、遠方に住んでいるので中学校を訪問する機会はこれまでありませんでした。
私は、今年米寿を迎える記念の年でもあり、見学訪問しようと楽しみにしていました。訪問した時、中学校の生徒たちは、元気一杯運動をしていました。その姿見ていると、自分の中学時代のことを思い、懐かしさに浸っていました。暫くすると、撮影が始まり、南の方を見上げると、ドローンが迫ってくるのが見えました。その時の写真が見たくて待ち遠しいです。写真を見たらきっと感動するだろうと思います。
広~いグラウンドに豆粒のような人に指示を出して文字を作ることは、とても難しかったです。ですが、地域一体となって成功させることができてとてもよかったです。ご協力ありがとうございました。 生徒会長
お問い合わせ先 植木北中学校 TEL:096-272-0209
「家庭教育学級」のご案内~子育てを語ろう、学ぼう、分かち合おう~(生涯学習課)
「子育ての悩みを相談できる仲間がほしい」「子育てについて学びたい」と思われている保護者の皆さん、家庭教育学級に参加してみませんか。
家庭教育学級は、保護者等が集まり、こどもの心や成長過程への理解、親の役割、こどもへの接し方などの家庭教育に関する学習や意見交換を自主的かつ継続的に行う場です。
ここでの活動は、子育ての悩みや不安を共有しながら、家庭教育のあり方を学び、親として自己を振り返る大切な時間となります。
熊本市の家庭教育学級は、幼稚園、小・中学校単位で開設されており、こどもの発達支援に関する講話、親子で楽しみながら食育について学ぶ「ペットボトルピザ作り」など、充実した学習が進められています。

学級生からは「学年の垣根を超えて楽しく交流できた」「家ではできない貴重な体験ができた」「子どもも大人も一緒になって活動し、笑顔であふれていました」などの嬉しい声がたくさん聞かれます。
参加のご希望や新たな学級開設の手続等、家庭教育学級に関してのお尋ね等がございましたら、お気軽にお近くの公設公館にご連絡ください。
お問い合わせ先 生涯学習課 TEL:096-328-2736