熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)
本市では、豊かな歴史的文化遺産の魅力や価値を後世に継承するため、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)に基づき、熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)の策定及び推進に取り組んでおります。 ○「歴史まちづくり法」についての詳細はこちら 国交省HPリンク(外部リンク) 熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)が国から認定されました この度、本計画に対し、令和2年6月24日付で主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)から認定を受けました。新型コロナウィルス感染防止のため延期されていた認定式は、令和2年11月10日に開催され、小林国土交通大臣政務官から、佐渡市(新潟県)・長崎市(長崎県)とともに認定証を受理しました。今後10年間を第1期とし、歴史まちづくりを推進していきます。 | | 小林国土交通大臣政務官と大西市長 | 認定証 |
熊本市歴史的風致維持向上計画の概要について 計画名称 熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画) 計画期間 令和2年度(2020年度)から令和11年度(2029年度)まで
ポイント(1) 熊本市の維持向上すべき「8つの歴史的風致」を指定しました。 熊本市は、熊本城を中心とした市街地や山、平地において、信仰、生業、文化とともに形成された風習、行事が広く分布し、歴史的価値の高い建造物等とともに、歴史的風致を形成してきました。なかでも、広く市民に認知されている活動と指定文化財などの歴史的価値の高い建造物等とが一体となって形成された8つの良好な市街地を、熊本市の維持向上すべき「8つの歴史的風致」として指定しました。 ※歴史的風致とは、地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史的価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境のこと。
ポイント(2) 優先的かつ重点的に取組を進める「2つの重点区域」を設定しました。 熊本市における維持向上すべき8つの歴史的風致のなかから、 ・価値の高い歴史的建造物や重点文化財等の指定文化財が集積しており、 それらが人々の生活や活動のなかで長きにわたり継承されている区域 ・熊本市景観計画に基づく重点地域又は歴史的な町並み地区である区域 に該当する2つの地域を重点区域として設定しました。 (重点区域1)城下町地区:約188ha 特別史跡熊本城跡及び国の重要文化財の熊本城を核に、歴史的建造物や社寺が 集積している新町・古町地区を中心とした区域 (重点区域2)川尻地区:約85ha 史跡熊本藩川尻米蔵跡を核として、歴史的建造物や社寺が集積する界隈や 河尻神宮秋季大祭のルートとなる参道・街道、精霊流しに行われる加勢川を包含する区域 ポイント(3) 歴史的風致の維持向上を図る「5つの事業」に取り組みます。 (1)歴史的建造物の保存・活用 (2)歴史的建造物の周辺環境の保全と向上 (3)伝統文化を反映した活動の継承 (4)歴史的風致を活かした観光振興 (5)歴史的風致の情報発信と認識向上 詳しくは、下に掲載する計画書をご覧ください。 計画書(令和6年4月時点) 表紙・目次 (PDF:384.1キロバイト) 進捗管理・評価
歴史的風致形成建造物の指定について 歴史的風致形成建造物の指定制度は、「熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)」の重点区域内における歴史的な価値を有する建造物であって、地域の歴史的風致を形成しており、歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるものについて、熊本市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定を行う制度です。 指定を受けた建造物には、所有者等の適切な管理義務のほか、増築や改築、移転又は除却の届出が必要となりますが、建造物の外観の修理・修景に係る助成や税制面による優遇措置を受けることができます。また、建築基準法の適用除外指定も受けることができ、増築や用途変更を伴う利活用の際、柔軟な対応が可能となります。 令和2年(2020年)10月30日に熊本市歴史的風致形成建造物指定証交付式を開催しました 令和2年(2020年)10月30日付で30棟の建造物を、熊本市で初めて「歴史的風致形成建造物」に指定しました。指定を記念して、熊本市長から建造物の所有者の方々に対して、指定証の交付を行いました。 | | 熊本市長から指定証の交付 | 熊本市長と建造物所有者の集合写真 |
歴史的風致形成建造物指定状況 現在、歴史的風致形成建造物に指定しているのは、次のとおりです。 「歴まちカード」の配布について ※枚数限定 「熊本市歴史的風致維持向上計画」の認定を記念して「歴史まちづくりカード(歴まちカード)」を発行します。以下の配布場所を訪れてぜひゲットしてください!!
歴まちカードとは 歴まち認定都市の象徴的な風景写真や歴史まちづくり情報を紹介したカード型パンフレットで、歴史まちづくりに取り組む都市の魅力をPRするため、国土交通省九州地方整備局と九州管内の認定を受けた13市町(令和2年6月時点)が連携し発行するものです。 配布開始日時 令和2年(2020年)11月20日(金)~ なくなり次第終了(限定8,000枚) 配布場所〇桜の馬場城彩苑総合観光案内所 住所 :熊本市中央区二の丸1-1-3(桜の馬場城彩苑内) 配布時間:9時~17時半 定休日 :12月30日~31日 TEL :096-322-5060 〇熊本城二の丸無料休憩所 住所 :熊本市中央区二の丸2-3 配布時間:9時~17時 定休日 :12月31日 TEL :096-321-6150 配布の条件 1. 配布は無料で1人1枚までとなります 2. 配布場所にお越しいただいた方のみの配布となります(郵送や取り置きは不可) 配布都市(九州管内) 九州管内の歴まち認定都市でも配布されています。詳しくは、下記の国土交通省九州地方整備局のHPをご覧ください。 歴史まちづくりカード配布施設一覧(九州管内)(外部リンク)
熊本市歴史まちづくり協議会について委員名簿及び協議会議事録 平成30年4月1日に、熊本市歴史的風致維持向上計画の策定、変更及び推進に関し必要な事項を協議することを目的とした「熊本市歴史まちづくり協議会」を立ち上げました。 協議会の会議開催状況については、適時公開を行っていきます。 ※協議会運営要綱及び協議会傍聴要領については、熊本市要綱集(外部リンク)をご確認ください。
■第1回熊本市歴史まちづくり協議会 平成30年8月21日(火) 第1回熊本市歴史まちづくり協議会議事録 (PDF:440.5キロバイト) ■第2回熊本市歴史まちづくり協議会 平成30年12月5日(水) 第2回熊本市歴史まちづくり協議会議事録 (PDF:420.6キロバイト) ■第3回熊本市歴史まちづくり協議会 令和元年(2019年)11月18日(月) 第4回熊本市歴史まちづくり協議会議事録 (PDF:415.9キロバイト) ■第5回熊本市歴史まちづくり協議会 令和3年(2021年)3月29日(月) ■第6回熊本市歴史まちづくり協議会 令和3年(2021年)7月8日(木) ■第7回熊本市歴史まちづくり協議会 令和4年(2022年)3月22日(火)
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