熊本市性感染症感染状況
性感染症の症状については厚生労働省「性感染症とは」
(外部リンク)をご覧ください。
以下の性感染症の発生動向(昨年分)についてお知らせします。
※「熊本市の性感染症(STI)感染情報」のフライヤーはこちらをダウンロードしてください。
【全数把握】
【定点把握】
- 性器クラミジア感染症
- 淋菌感染症
- 性器ヘルぺスウイルス感染症
- 尖圭コンジローマ
熊本市 梅毒感染状況
梅毒は5類感染症で全数把握の感染症です。
※「全数把握」について
(外部リンク)
1943年にペニシリンという抗生物質による治療が可能になって以来、梅毒の発生は激減しましたが、近年、国内で報告数が急速に増えています。2024年の国内報告数は14,809人(速報値)となり、届出制となって(1999年)から2番目に多い報告数となりました。
熊本市も同様で、2024年は178人と前年よりやや減少しましたが、女性の感染は1.2倍となりました。
全国的にも、若い女性の報告数が増えています。妊婦がかかると胎児に影響し、死産や先天梅毒の危険性もあり、注意が必要です。
引用元:政府インターネットテレビ (動画)
こんな症状に心当たりありませんか?予防と検査でストップ!梅毒
(外部リンク)
全国・熊本市の梅毒報告数年次推移
※2024年の報告数は速報値です。昨年と比べ減少しているものの女性の感染者は1.2倍になっています。
年代別・性別
熊本市保健所での検査について
熊本市保健所のHIV(エイズ)検査を受けた方が梅毒検査もあわせて受けることができます。
採血をして、血液中に梅毒の抗体があるかどうかを、2種類の方法で調べます。
感染してから3~6週間後に検査でわかるようになります。
熊本市保健所ではRPR法とTPLA法の2種類の検査方法を組み合わせて調べます。
検査の結果について
RPR法とTPLA法それぞれの結果の組み合わせにより解釈します。
RPR法 | TPLA法 | 結果の解釈 |
---|
陰性(ー) | 陰性(ー) | ・梅毒に未感染 ・まれに梅毒感染初期 |
陽性(+) | 陰性(ー) | ・生物学的偽陽性* ・梅毒感染初期 |
陽性(+) | 陽性(+) | ・梅毒 ・梅毒治癒後 |
陰性(ー) | 陽性(+) | ・梅毒治癒後 ・ごくまれに梅毒感染初期 |
*生物学的偽陽性:膠原病、結核、慢性肝疾患、HIV、妊婦、高齢者等において、梅毒に感染していなくても抗体が偽陽性になることがあります。
リンク
熊本市 性器クラミジア感染症感染状況
性器クラミジア感染症は5類感染症で定点把握の感染症です。
※「定点把握」について
(外部リンク)
報告数は高い数値で横ばい状態です。男性の若い世代の感染が多いようです。
定点把握数性別年次推移
年代別・性別
熊本市 淋菌感染症感染状況
淋菌感染症は5類感染症で定点把握の感染症です。
※「定点把握」について
(外部リンク)
報告数はやや減少していますが、依然として高い状況です。男性の若い世代の感染が多いようです。薬の効かないスーパー淋菌も確認されています。
定点把握数性別年次推移
年代別・性別

熊本市 性器ヘルペスウイルス感染症感染状況
性器ヘルペスウイルス感染症は5類感染症で定点把握の感染症です。
※「定点把握」について
(外部リンク)
報告数は全体には、減少傾向にありますが、男性は横ばい状態です。免疫力が低下する中高年世代の感染も多くなっています。
定点把握数性別年次推移
年代別・性別

熊本市 尖圭コンジローマ感染状況
尖圭コンジローマは5類感染症で定点把握の感染症です。
※「定点把握」について
(外部リンク)
報告数は横ばいです。若い世代の感染が多くなっています。
定点把握数性別年次推移
年代別・性別

熊本県 HIV/エイズ感染状況
HIV/エイズは5類感染症で全数把握の感染症です。
※「全数把握」について
(外部リンク)
熊本県の2024年までの累計報告数は、患者99人、感染者140人の計239人となりました。
全国の新規報告数は2022年より、再び増加しています。熊本県では、ほぼ横ばいの状態です。
また、エイズを発症してからHIV感染が判明する「いきなりエイズ」の割合が、全国平均(3割程度)と比べて高く(4割程度)なっています。
HIV(エイズ:後天性免疫不全症候群の原因ウイルス)に感染して、何の治療もしないと5~10年の潜伏期間を経てエイズを発症します。
早期発見早期治療が重要です➡U=U(ユーイコールユー)
(外部リンク)
※エイズってどんな病気?
患者感染者報告数年次推移
※2024年(R6)の報告数は速報値です。変動することがあります。
年代別・性別
熊本市保健所での検査について
熊本市HIV(エイズ)検査・相談
をご覧ください。