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熊本市都市政策研究所【4/5更新】

最終更新日:2024年4月5日
都市政策研究所 都市政策研究所TEL:096-328-2784096-328-2784 FAX:096-326-8954 メール toshiseisakukenkyusho@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

新着情報

新着情報一覧
2024年4月5日

・スタッフ・研究テーマの紹介を更新しました。

・所長の発言等のページを更新しました。

2024年3月22日 講演会・研修会のページを更新しました。
第37回講演会講演録新しいウインドウで を掲載しました】
2024年3月19日 熊本都市政策(年報・出版物・ニューズレターのページを更新しました。)
【「データで考える熊本市の都市政策2023新しいウインドウで」を掲載しました。】
2024年3月7日 熊本都市政策(年報・出版物・ニューズレターのページを更新しました。)
【「ニューズレター第25号新しいウインドウで」を掲載しました。】
2024年1月31日本田 藍 研究員が、第14回都市調査研究グランプリで優秀賞を受賞!
詳細は、こちら新しいウインドウでからご確認いただけます。
2024年1月26日 講演会・研修会のページを更新しました。
第36回講演会講演録新しいウインドウでを掲載しました。
2023年12月28日熊本都市政策(年報)・出版物・ニューズレターのページを更新しました。
【「熊本都市政策vol.9」を刊行しました。】個別ページのPDFはこちら新しいウインドウで
2023年12月20日 講演会・研修会のページを更新しました。
第37回講演会の開催概要新しいウインドウでを掲載しました。】
2023年8月25日 講演会・研修会のページを更新しました。
開設10周年記念 第35回講演会講演録新しいウインドウでを掲載しました。】
2023年7月3日 熊本都市政策(年報・出版物・ニューズレターのページを更新しました。)
【「ニューズレター第24号新しいウインドウで」を掲載しました。】
2023年6月20日 講演会・研修会、スタッフ・研究テーマの紹介のページを更新しました。
2023年4月27日

  講演会・研修会のページを更新しました。

第34回講演会講演録新しいウインドウでを掲載しました。】
2023年4月7日

・スタッフ・研究テーマの紹介を更新しました。

・所長の発言等のページを更新しました。
【「公園緑地」の記事を掲載しました。】

2023年3月1日

・図集など出版物の販売方法新しいウインドウでのページを更新しました。

※2023年3月1日~は、熊本市役所情報公開窓口で販売致します。
・熊本都市政策(年報・出版物・ニューズレターのページを更新しました。)

【「ニューズレター第23号新しいウインドウで」を掲載しました。】

設立の背景

   わが国では、少子高齢化社会の進展とともに本格的な人口減少社会を迎え、これまでの社会経済のあり方の抜本的な見直しが迫られています。また、地方分権の進展によって、地方には、地域の個性や特性を生かし、自らの判断と責任においてまちづくりを進めていくことが強く求められています。
 このような中、今後、さらなる政策形成力の向上が不可欠であるとの認識のもと、中長期的なまちづくり構想に資する調査研究活動を行うとともに、職員の政策形成能力の向上を図ることを目的として、2012年(平成24年)10月に「熊本市都市政策研究所」を設置しました。
 2013年(平成25年)4月からは所長以下職員9名を配置し、研究体制の充実を図りました。

研究所の機能

 本市の中長期的なまちづくり構想に資する調査研究活動を行うとともに、職員の政策形成能力の向上を図るため、次の3つの機能に基づく活動を行います。

1 調査・政策研究機能
    政策形成のベースとなる基礎調査を行うとともに、中長期的な視点のもと、理論やデータに基づく実践的な調査研究活動を行います。

 

研究フレーム

 

2 情報収集・発信機能
  都市政策全般に関する情報の収集と蓄積を図るとともに、研究成果を積極的に発信してい きます。

3 人材育成機能
  多くの職員が調査研究活動を行うことにより、政策形成能力の向上を図ります。また、職員を対象とした勉強会や研修会を行い、一層の能力向上に努めます。

組織体制

 

組織図(2018.4.1)





    スタッフ

〔令和6年4月1日現在〕

所長(市職員)

中村 司

 

研究員(市職員)

羽廣 正樹

森 隆紀

永田 裕

 

研究員

(会計年度任用)

本田 藍


劉 海強


山中 雄登

長崎大学大学院生産科学研究科環境科学専攻博士後期課程修了

 博士(学術)

佐賀大学大学院工学系研究科システム創成科学専攻博士後期課程修了

 博士(工学)

九州大学大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻博士後期課程修了

 博士(工学)

 

研究テーマ

■スタートアップ研究

   歴史認識・地域認識の共有化に関する研究

  「熊本都市形成史図集」を作成し発行(平成26年11月)    ・・・(1)

  「熊本都市形成史図集-戦後編-」を作成し発行(平成28年3月)・・・(2) 

 

■「平成28年熊本地震」に係る調査研究(平成28年度研究報告事項)

  「熊本明治震災日記」(水島貫之著)の現代語訳を作成し発行(平成28年12月)

 

■「熊本都市計画史図集」を作成し刊行(令和3年3月)      ・・・(3)

  これにより「熊本都市史図解ー都市形成と都市計画ー」(3部作)が完結 

 

■研究員研究(令和3年度研究報告事項等)

 年報 熊本都市政策vol.8 をご覧ください。新しいウインドウで


■研究員研究(平成31(令和元)・令和2年度研究報告事項等)

 年報 熊本都市政策vol.7 をご覧ください。新しいウインドウで


■研究員研究(平成30年度研究報告事項等)

 年報 熊本都市政策vol.6 をご覧ください。新しいウインドウで

 

■研究員研究(平成29年度研究報告事項等)

 年報 熊本都市政策vol.5 をご覧ください。新しいウインドウで

 

■研究員研究(平成28年度研究報告事項)

PDF 記憶の継承と「記憶の風化」 新しいウィンドウで(PDF:784.8キロバイト)

PDF 震災記録誌とは _ 記録の歴史と現代の記録誌の諸事例 新しいウィンドウで(PDF:1.12メガバイト)

 

■研究員及び職員併任研究員の研究(平成27年度研究報告事項)

  都市の本質に関する研究

 PDF 熊本市における合計特殊出生率向上に向けた少子化対策についての一考察 新しいウィンドウで(PDF:744.2キロバイト)                                                                              

PDF 熊本城下・新町地区における勢屯の広場化の考察 新しいウィンドウで(PDF:613.4キロバイト)

  都市の生活に関する研究

PDF 熊本市の目指す多核連携都市における人口集約によるCO2削減シミュレーション-自動車交通に伴うCO2削減効果- 新しいウィンドウで(PDF:6.17メガバイト)

 PDF 熊本市家庭の森づくり事業に関する研究 新しいウィンドウで(PDF:326キロバイト)
  都市の産業に関する研究

 PDF 熊本市に立地する企業の特性分析 新しいウィンドウで(PDF:819.1キロバイト)

 PDF 熊本市におけるリノベーションまちづくりの可能性 新しいウィンドウで(PDF:868.1キロバイト)

 

■研究員研究(平成26年度研究報告事項)

  都市の本質に関する研究

 PDF 政令指定都市「熊本」の合併の歴史的変遷と現在(平成24年度からの研究) 新しいウィンドウで(PDF:698.1キロバイト)

PDF ソーシャル・キャピタルの今日的意義と都市政策への応用可能性 新しいウィンドウで(PDF:556.4キロバイト)

PDF 城下町・熊本の街区要素の一考察 新しいウィンドウで(PDF:1003.6キロバイト) 

  都市の生活に関する研究

PDF 熊本市の都市緑化政策の評価と課題 新しいウィンドウで(PDF:1.06メガバイト)

  都市の産業に関する研究

 PDF 地域共有財の保全活動における民間企業と行政の連携-熊本地域の地下水保全事業の事例から- 新しいウィンドウで(PDF:540.1キロバイト)

 

 

熊本都市政策(熊本市都市政策研究所年報)

 令和4年度(2022年度)の調査研究及び当研究所の研究活動等を取りまとめた年報『熊本都市政策 vol.9』を刊行しました。 


 『熊本都市政策 vol.9』 令和5年(2023年)12月発行新しいウインドウで



 『熊本都市政策 vol.8』 令和4年(2022年)10月発行新しいウインドウで

 


『熊本都市政策 vol.7』 令和4年(2022年)2月発行新しいウインドウで

  

 

『熊本都市政策 vol.6』 令和2年(2020年)3月発行新しいウインドウで

  

  

 『熊本都市政策 vol.5』 平成30年9月発行新しいウインドウで

PDF 表紙・刊行に寄せて・目次 新しいウィンドウで(PDF:604.4キロバイト)

PDF 1研究報告 新しいウィンドウで(PDF:11.32メガバイト)

 

 

『熊本都市政策 vol.4(平成28年熊本地震特集号)』 平成29年3月発行
  • PDF 1論説 新しいウィンドウで(PDF:483.9キロバイト)

PDF 2熊本地震関連研究報告 新しいウィンドウで(PDF:4.2メガバイト)

 

 

『熊本都市政策 vol.3』 平成27年8月発行

PDF 表紙・発刊に寄せて・目次 新しいウィンドウで(PDF:285.4キロバイト)

 

 

『熊本都市政策 vol.2』 平成26年8月発行
PDF 表紙・発刊に寄せて・目次 新しいウィンドウで(PDF:880キロバイト)

 

 

『熊本都市政策 vol.1』 平成25年6月発行

 

『データで考える熊本市の都市政策2023』

 『データで考える熊本市の都市政策2023』を刊行しました。 

 EMPM推進に向けた現状把握のためのデータとして、あるいは今後の政策発想の素として、多くの本市職員や市民の皆様にご活用いただければ幸いです。

 <PDFデータはこちら↓>

 『データで考える熊本市の都市政策2023』PDFを公開しています新しいウインドウで

出版物(熊本市都市形成史図集)

 都市政策研究所では、熊本市の地域認識・歴史認識を踏まえた今後の特色あるまちづくりや政策形成・立案に活用できるとともに、熊本市の都市形成史を知るための身近な図書としても利用できるよう「熊本都市形成史図集」と「熊本都市形成史図集-戦後編-」を刊行しています。

 「熊本都市形成史図集」では、熊本市制発足の年である明治22年の「熊本第6号地図」から昭和22年の「大熊本市全図」まで、明治から昭和の終戦直後にわたる計16葉の地図を掲載しています。

 また、「熊本都市形成史図集-戦後編-」では、終戦直後の「熊本復興都市計画図」から現在の「熊本市全図」まで、昭和から平成にわたる計15葉の地図を掲載し、2冊で熊本市の都市形成の歴史と変遷をたどります。

 

『熊本都市形成史図集』『熊本都市形成史図集-戦後編-』

『熊本都市形成史図集』

『熊本都市形成史図集-戦後編-』

 

   「熊本都市形成史図集」は1部800円、「熊本都市形成史図集-戦後編-」は1部600円で熊本市役所地下1階売店において販売しております(2023年3月1日~は熊本市役所情報公開窓口にて販売致します)。興味をお持ちの方は、ぜひお手にとっていただき、ご活用ください。

  <図集について詳しくはこちら↓>

  都市政策研究所『熊本都市形成史図集』を販売しています新しいウインドウで

  都市政策研究所『熊本都市形成史図集-戦後編-』を刊行しました新しいウインドウで 

出版物(【現代語訳】熊本明治震災日記)

 都市政策研究所では、「平成28年熊本地震」に係る調査研究の一環として、明治熊本地震に関する詳細な記録である『熊本明治震災日記』(水島貫之著・明治22年発行)の現代語訳版を刊行しました。
   『熊本明治震災日記』は、明治22年7月28日に発生した明治熊本地震に関して、当時の様々な被害状況、行政機関や被災した市民の動向等が克明に記録されたものです。日記では、現代の私たちが体験した震災時の状況と相通じるものが読み取れ、過去の地震の記憶を後世へ受け継いでいくと同時に、今後の防災・減災対策につながるものと考えています。
 過去の災害を後世へ伝える資料として多くの方に手にとっていただき、ご一読いただければ幸いです。

表紙

『【現代語訳】熊本明治震災日記』

 

 「【現代語訳】熊本明治震災日記」は1部1,000円で熊本市役所地下1階売店において販売しております(2023年3月1日~は熊本市役所情報公開窓口にて販売致します)。興味をお持ちの方は、ぜひお手にとっていただき、ご活用ください。

 

  <熊本明治震災日記について詳しくはこちら↓>

  都市政策研究所「【現代語訳】『熊本明治震災日記』」を刊行しました新しいウインドウで

出版物(熊本市都市計画史図集)※「熊本都市史図解ー都市形成と都市計画ー」

 都市政策研究所では、「熊本都市計画史図集」を刊行しました。江戸時代の「熊本屋舗割下絵図」から2018年の「熊本都市計画総括図」まで、約400年にわたる計43葉の計画図を掲載しました。解説中に添付した副図等を含めた総計82葉の図から、本市都市計画の歴史と変遷を辿ります。

          『熊本都市計画史図集』  『熊本都市史図解ー都市形成と都市計画ー』

      都市計画史図集 都市史図解 表紙

 

 「熊本都市計画史図集」は1部1,100円で熊本市役所地下1階売店において販売しております(2023年3月1日~は熊本市役所情報公開窓口にて販売致します)。また、既刊の2部(熊本都市形成史図集の戦前編・戦後編)と合わせた『熊本都市史図解ー都市形成と都市計画ー』(3部セット 化粧箱入り)も2,500円で販売しております。興味をお持ちの方は、ぜひお手にとっていただき、ご活用いただけると幸いです。

 

 〈計画史図集・熊本都市史図解について詳しくはこちら↓〉

  

ニューズレター

 熊本市都市政策研究所ニューズレターの第21号を2021年10月に発行しました。

 

IPRK創刊号 IPRK第2号 IPRK3号

ニューズレター創刊号

(2013年6月)

ニューズレター第2号

(2013年9月)

ニューズレター第3号

(2014年1月)

 

IPRK4号 IPRK5号 IPRK6号

ニューズレター第4号

(2014年4月)

ニューズレター第5号

(2014年7月)

ニューズレター第6号

(2014年10月)

 

 

IPRK7号(外部リンク)

 

IPRK8号

 

IPRK9号(外部リンク)

ニューズレター第7号

(2015年1月)

ニューズレター第8号

(2015年4月)

ニューズレター第9号

(2015年10月)

 

IPRK10号(外部リンク)

IPRK11号(外部リンク)

  ニューズレター第10号

    (2016年4月)

  ニューズレター第11号

    (2016年10月)

  ニューズレター第12号

   (2017年4月)

  

ニューズレター第14号(外部リンク)



15号表紙

  ニューズレター第13号

   (2017年10月)

   ニューズレター第14号

    (2018年4月)

ニューズレター第15号

(2018年10月)

新しいウインドウで

 

第16号表紙

 

ニューズレター第17号表紙
PDF 第17号PDF 新しいウィンドウで(PDF:3.78メガバイト)
第18号表紙
PDF 第18号PDF 新しいウィンドウで(PDF:4.4メガバイト)

ニューズレター第16号

(2019年4月)

新しいウインドウで

ニューズレター第17号

(2019年10月)

新しいウインドウで

ニューズレター第18号

(2020年4月)

新しいウインドウで

19号表紙

第20号 表紙
 

第21号表紙写真

ニューズレター第19号

ニューズレター第20号

(2021年10月)

 ニューズレター第21号(2021年10月)新しいウインドウで

 

ニューズレターVol.22表紙

ニューズレターVol.23表紙


ニューズレター第22号
(2022年8月)新しいウインドウで

ニューズレター第23号
(2023年1月)新しいウインドウで

ニューズレター第24号

(2023年5月)新しいウインドウで


都市政策研究所第37回講演会を開催しました。

 【日時】 令和6年(2024年)2月1日(木) 午後2時30分~ 2時間程度

 【場所】 熊本市国際交流会館6・7階大ホール

 【内容】 講演

          熊本市都市政策研究所 

      所長 蓑茂 壽太郎

      「政策実務と政策研究」

 【詳細】 第37回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第36回講演会を開催しました。

 【日時】 令和5年(2023年)11月22日(水) 午後2時30分~ 2時間程度

 【場所】 熊本市国際交流会館6・7階大ホール

 【内容】 講演

      「熊本における農業・農村の多面的機能

 【詳細】 第36回講演会のページ新しいウインドウで

都市政策研究所開設10周年記念 第35回講演会を開催しました。


 【日時】 令和5年(2023年)7月25日(火) 午後2時00分~ 2時間半程度

 【場所】 熊本城ホール シビックホール

 【内容】 基調講演・話題提供・パネルディスカッション

      「熊本の都市政策・喫緊の課題に迫る 政策間連携で拓く公共交通新時代」


 【講演録】都市政策研究所開設10周年記念 第35回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第34回講演会を開催しました。


 【日時】 令和4年(2022年)11月18日(金) 午後1時30分~ 2時間程度

 【場所】 熊本市国際交流会館6・7階大ホール

 【内容】 講演

        熊本県立大学総合管理学部 准教授 小薗 和剛 氏

       Society 5.0時代に必要なリテラシーとは何か」


 【講演録】第34回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第33回講演会を開催しました。


 【日時】 令和4年(2022年)2月24日(木) 午後1時30分~ 2時間程度

 【場所】 オンラインによる遠隔開催

 【内容】 講演

       前:国土交通省大臣官房審議官(都市生活環境担当) 

       現:東急不動産(株)顧問   古澤 達也氏

      「アフターコロナの公園緑地 ー老朽化する社会資本の再整備の視点から」


  【講演録】第33回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第32回講演会を開催しました。

 

【日時】 令和3年(2021年)8月10日(火) 午後2時~ 2時間程度

 【場所】 オンラインによる遠隔開催

 【内容】 講演

       熊本大学特任教授 渡邉 紹裕 氏

      「使いながら守り続ける地域の水 ー灌漑排水管理から考えるー」


 【講演録】第32回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第31回講演会を開催しました。

 

【日時】 令和2年(2020年)11月27日(金) 午後2時30分~ 2時間程度

 【場所】 オンラインによる遠隔開催

 【内容】 講演

       熊本大学名誉教授 二塚 信 氏

      「歴史上からみた新型コロナ感染症」


 【講演録】第31回講演会講演録のページ 新しいウインドウで

都市政策研究所第30回講演会を開催しました。

 

【日時】 令和2年(2020年)8月28日(金) 午後3時~ 2時間程度

 【場所】 オンラインによる遠隔開催

 【内容】 講演

       熊本市都市政策研究所

       所長 蓑茂 壽太郎 氏

      「感染症によるパンデミックと全国都市緑化フェア2022の間に公園の進化を考える」

 

 【講演録】第30回講演会講演録のページ

都市政策研究所第29回講演会を開催しました。

 

 【日時】 令和2年(2020年)2月11日(火・祝) 午後2時~ 2時間程度

 【場所】 熊本市役所14階大ホール

      (熊本市中央区手取本町1-1)

 【内容】 講演

       株式会社ヒンメル・コンサルティング代表 斉田 季実治 氏

      「いのちを守る気象情報」

 

 【講演録】第29回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第28回講演会を開催しました。

 

 【日時】 令和元年(2019年)11月14日(木) 午後3時~ 2時間程度

 【場所】 熊本城ホール3階中会議室B1.B2.B3

      (熊本市中央区桜町3-40)

 【内容】 講演

       公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)

       理事長 武内 和彦 氏

      「SDGsを地域政策に活かす」

 

 【講演録】第28回講演会講演録のページ新しいウインドウで

都市政策研究所第27回講演会を開催しました。

 

 【日時】 令和元年(2019年)8月16日(金) 午後3時~ 2時間程度

 【場所】 熊本市国際交流会館6・7階ホール

      (熊本市中央区花畑町4-18)

 【内容】 講演

       東京都市大学 都市生活学部

       教授 坂井 文 氏

      「公共空間の利活用とエリアマネジメント」

 

 【講演録】第27回講演会講演録のページ 新しいウインドウで

都市政策研究所第26回講演会を開催しました。




 
   【日時】 令和元年(2019年)5月24日(金)午後3時~ 2時間程度
 【場所】 熊本市国際交流会館6・7階ホール
      (熊本市中央区花畑町4-18)
 【内容】 講演
       熊本大学大学院先端科学研究部
       教授 田中 智之 氏
      「本当にまちとつながる公共建築とは」
 
 

都市政策研究所第25回講演会を開催しました。




 
   【日時】 平成31年2月22日(金)午後3時~ 2時間程度
 【場所】 熊本市役所14階 大ホール
      (熊本市中央区手取本町1-1)
 【内容】 講演
       東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科
       准教授 福岡 孝則 氏
      「グリーンインフラを活かした住みやすい都市づくり」
   

 グリーンインフラには様々な定義や考え方があるが、自然の持っている多様な機能を活かし、社会資本整備や国土管理を行う考え方であるといえる。日本の都市はすでに完成しているが、その土地が本来もっている地域資源や環境資源を活かし、どのように一つの場所で防災減災、雨水の管理や生物多様性の向上、健康増進、不動産価値の向上などを達成するのかという問いに対してグリーンインフラは一つの答えになり得る。既存の施策の中にグリーンインフラをどれだけ入れ込めるかという事をまず考える必要がある。という話題を提供頂きました。

 

福岡先生

        PDF 第25回講演録 新しいウィンドウで(PDF:1.56メガバイト)

 

   <研究員報告>

    「熊本市の下水道事業の歴史的考察-行政史料と市民が目にするマンホール蓋を材料に-」 

                      熊本市都市政策研究所 研究員 木村 領

 

都市政策研究所第24回講演会を開催しました。

 

 
 【日時】 平成30年11月22日(木)午後3時~ 2時間程度
 【場所】 TKP熊本カンファレンスセンター9階 はなしょうぶ
      (熊本市中央区花畑町4-7)
 【演題】 講演
       熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター
       准教授 星野 裕司 氏
      「風景から考える社会インフラ」

都市政策研究所第23回講演会を開催しました。

 

 【日時】 平成30年8月9日(木)午後3時~ 2時間程度 
 【場所】 熊本市役所14階大ホール(熊本市中央区手取本町1-1)
 【演題】 講演
       考古学者 佐賀女子短期大学名誉教授
       高島 忠平 氏      
      「歴史を観る目・辿る道
 

都市政策研究所第22回講演会を開催しました

 

 【日時】 平成30年5月24日(木)午後3時~ 2時間程度 
 【場所】 市民会館シアーズホーム夢ホール 大会議室
 【演題】 講演
       上智大学文学部 保健体育研究室
       教授 師岡 文男 氏
   「ラグビーワールドカップ2019、2020東京オリンピック・パラリンピック  
    と熊本の地域活性化」
  
  上智大学文学部 保健体育研究室教授 師岡文男氏をお招きし、「ラグビーワールドカップ2019、
 2020東京オリンピック・パラリンピックと熊本の地域活性化」をテーマに、講演会を開催しました。
 「スポーツとは」といったお話にはじまり、1964年の東京オリンピックを振り返り、2020年のオリン
 ピック・パラリンピックを通して日本は世界に何を訴えるのか。熊本においても、ラグビーワールドカ
 ップや世界女子ハンドボール選手権など、立て続けに開催されるスポーツイベントをどのように地域活
 性化につなげていくのか。また、スポーツとの関わり方として、観戦から参加、そしてその後どのよう
 に自身のライフスタイルに結び付けていくのか。といった話題を提供いただきました。
 
  PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:718.7キロバイト)
 

22回講演会師岡先生

 

 

  

  <研究員報告>

       「震災記録誌の作成を終えて-編纂担当者としての知見-」 

                      熊本市都市政策研究所 研究員 清原 邦洋

22回講演会清原主査

 

都市政策研究所第21回講演会を開催しました。

  【日時】 平成30年2月8日(木)午後3時~ 2時間程度
  【場所】 熊本市役所14階大ホール
  【演題】 講演
       京都大学こころの未来研究センター
       教授 広井 良典 氏
       「人口減少社会を希望に
           -グローバル化の先のローカル化-」
 
   京都大学 こころの未来研究センター 教授 広井 良典氏をお招きして、
  「人口減少社会を希望に-グローバル化の先のローカル化-」をテーマに、講演会を開催しました。
 
   日本は世界に先駆けて「人口減少と高齢化」というテーマを経験しており、他の国日本を追い
  かけるようにそのテーマを経験することとなるため、日本が「人口減少と高齢化」にう対応して
  いくかは、日本にとって意義があるだけでなく、世界全体にとっても意義があり、また、人口減
  少・高齢化」には多くの難題もありますが、人口減少や高齢化をプラスの可能性やチャンに発展
  させていくことの必要性について説明いただきました。
   また、人生において特に地域とのかかわりが強い「地域密着人口(高齢者と子どもを足した数)」
  の増加は地域社会を考える上で重要であり、一人暮らし高齢者が増える中、「居場所」を意識した
  まちづくりが人口減少・高齢化時代には特に重要となってきます。福祉政策やまちづくり・都市政
  策等をつなぐ発想が大事であり、ヨーロッパの街を例に、「コミュニティ空間を重視した歩行者中
  心の街」を実現していくことが日本社会全体の課題となっています。さらに、地方都市の空洞化が
  進む一方で、人口が増加している都市もあり、現在日本で進みつつあるのは東京への「一極集中」
  ではなく、いくつかの都市に人が集中する「少極集中」といえますが、一部の農山村部等では人口
  が増加しているところもあるため、これからは「一層の少極集中」が進んでいくのか、「多極集中
  化」に向かうのかの分岐点と考えており、これからの日本社会を考えていくにあたっては、地域の
  特徴をいかしながら、できるだけ「ヒト・モノ・カネ」が地域の中で循環する姿を実現していくこ
  とが日本社会の持続可能性として望ましいことが示されました
   最後に、人口増加期(拡大・成長の時代)には集権化や都市への人口集中が進んでいましたが、
  日本はもともと分権地域の多様性に富む社会であり、今はそこに回帰しつつあることから、
  口減少会への移行は、各々域に根差した真の豊かさを実現していく大きな入口でありチャン
  スであり、また、「豊かな常型社会」のあり方を先導的に実現し発信していくポジションに日本
  全体がなっていくことの必性について説明いただきました。
     
  •      PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:2.37メガバイト)
  •        第21回講演会写真
          
       <研究員報告>

           「義援金の規模と新聞報道量との関係についての考察」

  •  

                          熊本市都市政策研究所 研究員 山田 聰亮

  •        第21回講演会研究報告
             

         PDF 第21回講演会チラシ 新しいウィンドウで(PDF:307.6キロバイト)

     

都市政策研究所開設5周年記念シンポジウムを開催しました。

  【日時】 平成29年10月25日(水)午後3時~ 2時間程度

  【場所】 熊本市現代美術館 アートロフト
  【演題】 熊本市都市政策研究所開設5周年記念シンポジウム
       「政令指定都市に求められるシンクタンクの像(かたち)
                      ~どうしても必要な研究所へ~」
 
 
 熊本市都市政策研究所は、熊本市が政令指定都市に移行したことを機に、市役所内部のシンクタンクとして平成24年10月に開設されました。
 本研究所の開設から5年が経過し、この間、少子高齢化及び人口減少社会の本格的な進展並びに平成28年熊本地震の発生など本市をとりまく状況も大きく変わっています。今後ますます地域課題を踏まえた政策立案が求められる中、本研究所が自治体内部のシンクタンクとして果たすべき役割を考えるため、「開設5周年記念シンポジウム」を開催しました。   
 シンポジウムでは、政令指定都市のシンクタンクである(公財)神戸都市問題研究所、(公財)堺都市政策研究所、(公財)福岡アジア都市研究所をお招きし、その先進的な活動をご報告いただくとともに、(公財)地方経済総合研究所の元山哲夫氏より本研究所の5年間の取組を外部の視点から評価していただきました。さらに、大西市長、元山氏、蓑茂所長による鼎談において、本研究所の今後のあり方について様々な視点から議論しました。
 各政令指定都市のシンクタンクにおいては、地域の研究機関とのネットワークの構築や流プラットフォームの形成に取り組むなど外部との積極的な連携を図っており、まさに地域をけん引する政令指定都市のシンクタンク像が示されました。
 また元山氏からは、本研究所の取組の評価と今後の期待をご報告いただきました。そこでは、本市が「熊本市しごと・ひと・まち創生総合戦略」を掲げて「しごと」に焦点を当てた地方創生に取り組んでいることから、産業関係の研究を充実させることを提言していただくとともに、本市が総合戦略を展開していくにあたって、本研究所が「PDCAサイクの担い手となることに強い期待を寄せられました。
 鼎談においては、それまでの議論を振り返りながら、本研究所の課題や今後の展望が示されました。そこでは、研究活動の一定の自由度は保ちながらも、行政現場との密な対話を通して、研究所の「理論」と各部局の「実践」をつなげていくことの重要性が指摘されるとともに、研究所と行政現場が互いに働きかけ合いながらエビデンスに基づく政策形成を進めていく必要があり、まさにそのことが、市の内部に研究所を持つ強みであると提言されました。
      
       
         
  •             PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:2.15メガバイト)

 

     5周年記念シンポジウム

     

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都市政策研究所第19回講演会を開催しました。

 
    【日時】 平成29年8月9日(水)午後3時~ 2時間程度
  【場所】 熊本市現代美術館 アートロフト
  【内容】 講演
       熊本県立大学 文学部 英語英米文学科
        教授 レイヴィン リチャード 氏 
       「学都・熊本の国際化を考える
            ~イギリスで生まれ、熊本に住んで20年~」
 
 

 熊本県立大学文学部 英語英米文学科 教授 レイヴィン リチャード氏をお招きして、

「学都・熊本の国際化を考える~イギリスで生まれ、熊本に住んで20年~」をテーマに、

講演会を開催しました。

 イギリスで生まれ育ち、その後日本に約30年(内熊本には約20年)住んだ、イギリスと

日本双方での経験を踏まえ、様々な観点からイギリスと日本、イギリスの街と熊本を比較し

ながら、生活、教育制度等について考察し、熊本の国際化という視点からご説明頂きました。

 まず、多くの美しい写真を交え、イギリスの街をご紹介頂き、その後、イギリスと日本の

教育制度の比較を通して、それぞれの問題点などもご指摘頂きました。

 また、外国語教育については、イギリスも日本も島国であるという共通点から、どちらも

他の国々に比べて外国語の習熟度が上がりづらい現状をご紹介頂きました。

 最後に、外国人から見た熊本の住みやすさという事で、安心・安全等の要因で住みやすさを

感じる割合は高いが、公園やスポーツ、文化イベントなどの施設の充実度や行政サービスの

分かりやすさにより、住みやすさを感じている割合は低い事などをご指摘頂きました。

 

PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:1.01メガバイト)

 

19回写真

 


<研究員報告>

      「里地里山の保全に関係する国際・国・地方自治体の政策概観」

                      熊本市都市政策研究所 研究員 市川 薫

 

19回研究員報告

 

都市政策研究所第18回講演会を開催しました。

  【日時】 平成29年5月16日(火) 午後3時~ 2時間程度
  【場所】 熊本市国際交流会館 7階ホール
  【内容】 講演
       首都大学東京 都市教養学部 都市政策コース
        教授 奥 真美 氏
       「自治体環境政策の最前線
            -政策法務の観点から展望する- 
 
   首都大学東京 都市教養学部 都市政策コース教授 奥 真美氏をお招きして、「自治体環境
  政策の最前線-政策法務の観点から展望する-」をテーマに、講演会を開催しました。
   これまでも地方公共団体は国に先駆けて様々な法的あるいは法以外の手法を駆使して、地
  域が直面する環境問題に対応してきましたが、地方分権改革が進む中、今後さらに自らの頭
  で考え、方向性を見極めながら環境政策を展開していく重要性が増していくことが示され、
  地方公共団体が法というツールをいかに賢く使いこなしていくかが、今後ますます問われる
  ことになると説明いただきました。
   環境問題は、環境汚染・公害問題といった身近な問題から、オゾン層破壊・気候変動とい
  った地球レベルの問題、さらには宇宙環境問題など、多様化し、その要因も複雑化していま
  す。このような多岐にわたる環境問題の対応は、既存の縦割りの法体系にとらわれていては
  十分に対応できないため、自治体は特に国の法令全体を見渡し、カバーしていない部分や不
  備な部分については、いかに自主立法等で補うかを考える必要があるとお話いただきました。
  環境問題は多様であるため、個々の特徴をしっかりと踏まえた上で効果的な施策を見極め、
  複数の政策手法等をうまく組み合わせていく発想が重要で、どの部分を法で担保するのか、
  規制をかける際の法的根拠がない場合、それ以外の方法を含めてどう法的に位置付けるかな
  ど、政策手法をどう駆使しつつ、どこで法的位置付けを与えるかを検討することが必要にな
  ると説明いただきました。
   最後に、今後必要となる視点としてSDGs(Sustainable Development Goals:持続可
  能な開発目標)をご紹介いただきました。SDGsは、2030年に向けた対応として国連で国際
  的に合意された17の目標があり、地方公共団体において環境基本計画等との関連性を意識し、
  具体的施策展開につなげていく視点について提言いただきました。
 
     
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第18回講演会写真


<研究員報告>

      「住宅復興に向けた施策の展開と課題の整理-過去の大震災の経験から-」

                        熊本市都市政策研究所 研究員 中野啓史

 

  過去の大震災における住宅復興に関して、住宅を取り巻く社会状況や法制度の変遷を踏まえながら

 先行研究が示唆する課題を整理し、今後の熊本の住宅復興において重要と考えられる視点を示しました。

  

 

都市政策研究所第17回講演会を開催しました。

  【日時】 平成29年2月6日(月) 午後3時~午後5時
  【場所】 熊本市国際交流会館 6階ホール
  【内容】 講演
       熊本県立大学総合管理学部
        准教授 澤田道夫氏
       「地域・大学・行政の連携 -その意義と可能性-
 
 
  
   熊本県立大学総合管理学部准教授 澤田道夫氏をお招きして、「地域・大学・行
  政の連携-その意義と可能性-」をテーマに、講演会を開催しました。
   現在、日本社会は大きな変化を迎えており、地域社会や行政を取り巻く地域課題
  も大きく変わってきています。特に1990年代以降、地方分権が進展する一方、自治
  体の財政状況の悪化や職員数の減少などにより、行政があらゆる課題に対して役割
  を果たしていくことが難しくなってきています。このような中、社会の成熟化を迎
  え、様々な知識やスキルを持った人材が地域に増えており、まちづくりの担い手も
  行政から地域住民へと比重が移りつつあります。講演では、これらの社会状況を踏
  まえ、地域と行政の「協働」が今後益々重要になっていくことが示されました。
   また、大学と地域、大学と行政の連携の重要性についてご指摘いただきました。
  大学は教育・研究・地域貢献の3つの資源を有していることを踏まえ、これらの資源
  を活用した地域、行政との連携についてお話いただきました。大学と地域が連携する
  ことで地域の活性化と学生の教育の両面においてメリットがあり、また大学と行政が
  連携することで、科学的知見に基づいた政策立案ができることを具体的な事例ととも
  に説明していただきました。
   最後に、平成28年熊本地震の発災時、大学生が熊本市災害ボランティアセンターの
  運営に当初から主体的に携わった事例をご紹介いただきました。社会福祉協議会が、
  災害ボランティアの受入れという重要な役割を主として大学生に任せたことは全国初
  の取組であり、これからの地域・大学・行政の連携の新たな可能性のひとつであると
  提言いただきました。
  
   
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写真

 

 

<研究員報告>
              「平成28年熊本地震における避難所形成パターン
                  ~防災・コミュニティ政策への含意~」
                熊本市都市政策研究所 研究員 加藤 壮一郎
 
   平成28年熊本地震において、熊本市地域防災計画上の指定避難所および指定外の避難
  所も含めた避難実態や主要運営者を分析し、今後の地域防災対策やコミュニティづくり
  への示唆を検討、報告しました。  
   
   
   PDF 講演会チラシ 新しいウィンドウで(PDF:293.2キロバイト)
 

都市政策研究所第16回講演会を開催しました。

  【日時】 平成28年11月7日(火) 午後3時~午後5時
  【場所】 熊本市国際交流会館 6階ホール
  【内容】 講演
       前 国土交通省国土地理院長(現(一財)河川情報センター審議役) 
         越智繁雄氏
       「災害に負けない地域づくりを目指して 
             ~幅を持った社会システムの構築を~ 
 
  
   前 国土交通省国土地理院長 越智繁雄氏をお招きして、「災害に負けない地域づく
  りを目指して~幅を持った社会システムの構築を~」をテーマに、講演会を開催しま
  した。
   わが国は、非常に多くの活断層や活火山を持ち、度々台風が上陸するなど、自然災
  害が多発する国土を有しています。近年でも阪神・淡路大震災をはじめ、2011年の東
  日本大震災の大規模な複合災害が発生するなど、災害対策に終わりがないことを目の
  当たりにしました。
   そのような中、平成28年熊本地震が発生し甚大な被害が生じましたが、越智氏にお
      かれましても、熊本地震では国土地理院長として被災自治体への様々な支援等にご尽
  力いただきました。講演では、熊本地震の発災後における国土地理院の様々な取組を
  ご紹介いただきました。
   国土地理院では、本震発生当初から、無人航空機ドローンを活用して被災状況の収
  集、データの公開を行うとともに、熊本から大分にかけての約1万枚の航空写真撮影を
  行い関係機関に速やかに加工データを提供されました。これらのデータは自衛隊の救助
  ・捜索活動や現地での避難指示に活用されました。ほかにも、JAXAが運用している陸
  域観測技術衛星「だいち2号」によるデータを活用して、断層周辺の地面の変動を迅速
  に提供するなど、被害状況の把握では重要な役割を果たされました。
   また越智氏には、災害に負けない地域づくりを進めるための視点を提示していただき
  ました。人々の生活を守る社会資本は、上下水道等の生活基盤や道路・鉄道等の交通基
  盤などが多く関係しており、それぞれの「個別最適」を図りながらも、繋ぎあって全体
  として機能させる「全体最適」が必要だとご指摘いただきました。さらに「個別最適」
  と「全体最適」を両立させ、冗長性や代替性を持ち、何が起きても致命的破壊にならな
  いといった、幅を持った社会システムの構築こそが必要であるとご提言いただきました。
 
  
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講演会の様子

 
 
 <研究員報告>
              「過去の大地震と平成28年熊本地震の比較検討
            ~記憶の風化と記憶の継承についての考察」
               熊本市都市政策研究所 研究員 田中 大二郎
   

研究員報告

 

都市政策研究所第15回講演会を開催しました

  【日時】 平成28年2月5日(金) 午後3時~午後5時
  【場所】 熊本市国際交流会館 7階ホール
  【内容】 講演 明治大学政治経済学研究科・危機管理研究センター特任教授
       中林一樹氏
       「地域継続と事前復興からの国土強靱化の発想
              ~想定外の災害に備えるためには~」 

   明治大学政治経済学研究科・危機管理研究センター 特任教授の中林一樹先生を
  お迎えして、「地域継続と事前復興からの国土強靱化の発想~想定外の災害に備え
  るためには~」をテーマに、講演会を開催しました。
   いかなる災害がおきても人命を護り、経済・社会への被害を致命的なものとせず、
  迅速に回復することが必要です。そこで登場したのが、平時から想定外の事態を想
  定し、それを乗り越えられるような国土、経済・社会システムを構築し、継続的に
  取り組むという「国土強靱化」の発想であることをご説明いただきました。そして、
  被災することをあらかじめ想定して、そのときどのように地域とその事業を継続す
  るのかを考える「継続計画」、復興で目指す地域像をあらかじめ地域づくりの目標
  として取り組む「事前復興計画」が国土強靱化の2本柱であることをご紹介いただ
  きました。
   最後に、レジリエント(強靱)な地域とは、単に防災が行き届いて安心なところ
  を意味するのではなく、多少の災害が起きても、そこに住み、営み続けたいと、あ
  らゆる主体が思うような魅力をもつ場所であり、そのようなまちづくりが強靱化計
  画において最も基本になるというご提言をいただき、地域づくり、まちづくりと防
  災のかかわりの新たな視点を得ることができる講演会でした。
 
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講演会の模様

 
 
<研究員報告>
              「熊本市の地域資源としてみた老舗企業」
               熊本市都市政策研究所 研究員 渡辺 亨
 
   熊本市には創業して数十年から100年以上にわたって存続している老舗企業
  が多くあります。それら老舗企業を地域資源としてみるために、地理的分布と
  雇用吸収力という二つの側面から分析しました。
 
  
 

都市政策研究所第14回講演会を開催しました  

  【日時】 平成27年11月4日(水) 午後3時~午後5時
  【場所】 熊本市国際交流会館 7階ホール
  【内容】 講演 崇城大学大学院芸術研究科長 
          芸術学部デザイン学科教授  本間康夫氏
           「デザイン・イノベーションの時代」
 
   崇城大学大学院芸術研究科長・芸術学部デザイン学科教授 本間康夫先生をお迎
  えして、「デザイン・イノベーションの時代」をテーマに、講演会を開催しました。
   講演では、「デザイン」の考え方が、色や形といった造形を示すものから社会の
  様々な問題を解決するものへと変化しており、そのような中でイノベーションを創
  出する際に、問題の本質を見出す「デザイン思考」が有用であることをお話しいた
  だきました。その思考法に関して、本間先生が手がけられたユニバーサル・デザイ
  ンや地域のためのデザインの取り組み、さらには開発途上国で取り組まれている人
  々の暮らしを向上させるプロダクト・デザインの事例をご紹介いただきました。
   また、デザインの力を活かしたこれからの熊本を活性化させる取り組みもご紹介
  いただき、デザイナーと教育機関、産業界、行政機関等との連携の必要性について
  提言をいただきました。
 
  •       PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:804キロバイト)

講演会の模様

 
 
<研究員報告>
              「熊本城下・新町地区における勢屯の広場化の考察」
                熊本市都市政策研究所 研究員 久保由美子
 
   熊本の旧城下町地区、新町には、兵士の屯集場、勢屯〔せいだまり〕が、今なお
  残っています。この勢屯が地域住民の広場として、さまざまな形で活用されたこと
  について、空間、経済、社会の三つの側面から検討・報告しました。
 

講演会の模様2

 


   PDF 次第および講師プロフィール 新しいウィンドウで(PDF:1.22メガバイト)

   PDF 講演会チラシ 新しいウィンドウで(PDF:849.3キロバイト)
 

都市政策研究所第13回講演会を開催しました

【日時】  平成27年7月31日(金) 午後3時~午後5時 
【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】  講演 豊橋技術科学大学学長
         日本学術会議会長   大西隆氏
         「縮小時代の都市政策」
 
   豊橋技術科学大学学長であり、日本学術会議会長でもある大西隆先生をお迎えして、「縮小時代の都市政策」をテーマに、講演会を開催しました。
   講演では、我が国において本格的に始まった人口減少時代への適応策及び緩和策として、適応策ではコンパクトシティ、安全なまちづくりなどにより社会のあり方を適応させる、緩和策では子どもを産み、育てやすい社会環境の整備などの多様な政策により出生率を向上させ人口安定社会を実現するといった考え方をご紹介いただきました。
   また、新たな局面を迎えた東京と地方それぞれの課題についてお話いただき、最後に熊本の可能性として、技術と産業の振興・発展、地域のライフスタイルのブランド化、持続的な政策によるコンパクトシティの形成といった提言をいただきました。
 

講演会の模様


<研究員報告>
           「多核連携都市における人口集約によるCO2削減シミュレーション」
                                             熊本市都市政策研究所 研究員 荒木新吾
 
   熊本市が目指す多核連携都市による人口集約によって期待できる、自動車交通に伴うCO2の削減効果をシミュレーション・ツールにより試算し、その削減効果と今後の課題について報告しました。
 

講演会の模様2

 
 
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都市政策研究所第12回講演会を開催しました 

【日時】  平成27年5月21日(木) 午後3時~午後5時 
【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】  講演 熊本大学政策創造研究教育センター
           教授 上野眞也氏
         「政策創造と人材育成」
 
   熊本大学政策創造研究教育センター教授 上野眞也先生をお招きして、「政策創造と人材育成」をテーマに、講演会を開催しました。
   人口や経済の成長社会から成熟社会へと、新しいフェーズへの移行を模索している課題先進国 日本においては、斬新な政策そして、新たな人材が求められています。
   大学教育改革、企業の人材育成・リクルートメント、公務員の人材育成、そして地域社会における人材育成について様々な事例や知見をご紹介いただき、変化の激しい現代の人材育成においては、課題を解決するために「地図ではなくコンパスを持つ人材を育成する」ことが究極の目標になるというお話をいただきました。
   そして、政策創造するに当たって、熊本市という地域について、空間の広がり、時間の流れ、そして熊本市に関する情報への人々の関心など、様々な視点をご紹介いただきました。また、想定外の危機対応の考え方に関して、旧来のやり方ではなく、新たに学びなおす必要性があるというご指摘をいただきました。
   最後に「良い未来を発明するため、フレーミングを変えて『問い』を考えましょう。」という提言をいただきました。
 
  • PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:1.61メガバイト)

講演会の模様

 
<研究員報告>
              「熊本市におけるコミュニティ政策の変遷と特性」
               熊本市都市政策研究所 研究員 中野啓史
 
   熊本市において展開されてきたコミュニティ政策の変遷とその特性を示し、今後の政策形成の方向性について報告しました。
 

講演会の模様2

 
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  都市政策研究所第11回講演会を開催しました 

【日時】  平成27年2月5日(木) 午後3時~午後5時 
【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】  講演 筑波大学大学院 人間総合科学研究科
         教授 久野譜也氏
            「超高齢・人口減社会に挑戦する健「幸」まちづくり
               ~スマートウエルネスシティを目指して~」
 
   日本全体で超高齢・人口減社会を迎えつつある現代において、スポーツ医学や生理学の研究成果をまちづくりに応用しながら「スマートウエルネスシティ」の構築に向けた先進的な取組みをされている、筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授をお招きして講演会を開催しました。
   講演会では、健康寿命を延ばして多くの人が健やかで幸せに暮らすためには、第一に健康に関する情報に無関心な人々に対してリテラシーを高めるよう行政が働きかけること、第二に「その都市に住んでいれば自然と健康になる」ように、医療・福祉だけでなく分野横断的な連携をしながらまちづくりを実施していくことの重要性を示されました。
   また、久野教授が設立された株式会社つくばウエルネスリサーチで、様々な市町村と一緒に取り組んでいる事例についてもご紹介頂きました。
 
  • PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:981キロバイト) 

講演会の模様

 
<研究員報告>
               「歴史のまち・熊本におけるリノベーションまちづくりの可能性」
                                         熊本市都市政策研究所  研究員  草野 泰宏
 
   熊本市内の空き家・空き店舗を活用したリノベーションまちづくりについて、その特徴とコーディネーターに関する課題を示し、課題解決のための一方策について報告しました。

講演会の模様2

 

都市政策研究所開設2周年記念講演会を開催しました

【日時】  平成26年11月5日(水) 午後3時~午後5時 
【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】  講演 九州大学産学連携センター
         教授 谷口博文氏
         「地域を担う人材育成と地域の自立」
             ~パブリックガバナンス改革~
 
   地域経営を担う高い企画立案能力を持った人材を育成や、地域の課題解決に貢献する政策デザイン手法、人材開発プログラムを研究されるとともに、その実践として産学連携の講座を開設されている、九州大学産学連携センターの谷口博文教授をお招きして講演会を開催しました。
   講演会では人口減少問題を地域課題のひとつと捉え、自治体消滅の危機がリアルに語られる今日、東京一極集中の社会を地域拠点都市中心の構造に変える必要性があり、そのためには政策形成過程が、中央から地域へ、役所から現場へ、そして中央依存から自己決定へ変わらざるを得ず、それができるかどうかは、地域自身のガバナンス改革とそれを支える人材力にかかっているとの提言をいただきました。
   また、そのための具体策として産官学の三位一体連携を通じた人材育成の取組みも紹介していただきました。
 
 PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:1.18メガバイト)

講演会の模様

 

 【鼎 談】 「持続可能で創造的な都市づくりと人材育成」
        谷口 博文 氏 [九州大学産学連携センター教授]
        幸山 政史      [熊本市長]
          蓑茂 壽太郎   [熊本市都市政策研究所長]
 
   広域的な視点に立った政策立案の必要性など、今後の熊本市の目指す姿について、また、今後の都市政策研究所のあり方についての議論がありました。
 
PDF 鼎談録 新しいウィンドウで(PDF:402.9キロバイト)
熊本市都市政策研究所長 蓑茂 壽太郎 熊本市長 幸山 政史 九州大学産学連携センター教授 谷口 博文氏

熊本市都市政策

研究所長

蓑茂壽太郎

熊本市長

幸山政史

九州大学産学

連携センター

教授 谷口博文 氏

                            

都市政策研究所第9回講演会を開催しました

【日時】  平成26年8月12日(火) 午後3時~午後5時 
【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】  講演 国立大学法人東京農工大学
         名誉教授 千賀 裕太郎 氏
          「子どもが地域愛を育むプロセス
                                     -まちづくり・地域活性化原論として-」
 
   地域計画学、水資源計画学がご専門で全国各地の地域づくり支援にも取り組まれ、現在は子どもの成長と自然との関わりなどの視点からの研究・提言をされている東京農工大学名誉教授の千賀裕太郎氏をお招きして講演会を開催しました。
   講演会では、「日本の国土形成基礎論」として日本の唱歌に歌い込まれたかつての日本の国土を振り返り、また、「人と環境との関係性原論」としてアフォーダンス(環境と知性の形成の関係)や「場所性」の2つの理論について紹介されました。最後に、現在、子どもの外遊び・自然との触れあいが減っている現状に警鐘を鳴らしつつ、子どもの成長に地域の自然や人との接触が深い関わりがあることや、そのような関わりによって地域愛の涵養が図られるという提言をいただきました。
 
  • PDF 講演録 新しいウィンドウで(PDF:1.14メガバイト)

講演会の模様

 
<研究員報告>
                 「熊本地域の地下水保全事業
                               -持続的協働モデルとしての特徴と課題-」
                                               熊本市都市政策研究所  研究員  渡辺 亨
 
   熊本地域の地下水保全事業について、その特徴と官民協働モデルとしての課題の解決策の方向性について報告しました。

講演会の模様2


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都市政策研究所第8回講演会を開催しました

【日時】 平成26年5月22日(木) 午後3時~午後5時 
【場所】 熊本市国際交流会館 7階ホール
【内容】 講演 特定非営利活動法人 
                             アジアン・エイジング・ビジネスセンター 
           理事長 小川  全夫 氏
          「生涯現役社会づくり」
 
   少子高齢化が進展する日本において「生涯現役社会」を作ることを掲げて、人々が生涯にわたって現役で活躍できるような社会の仕組みを構築するための調査・研究・提言を行なっている、特定非営利活動法人アジアン・エイジング・ビジネスセンター理事長の小川全夫氏をお招きしての講演会を開催しました。
   今後、ますますの進行が予測される人口減少と超高齢化という問題について、特に高齢者が社会と関わり続けられる仕組みを作り上げることの重要性を強調し、そのためには「レジリエンス(回復力)」という概念が大切になってきます。厳しさを増していく社会環境の中にあっても、人間にはそこから立ち上がる力があり、それを社会の仕組みとして作り上げていくことが都市政策の重要な課題になるという提言をしていただきました。
 
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講演会の模様

 
<研究員報告>
        「熊本市の都市緑化政策の評価と課題」
               熊本市都市政策研究所  研究員   長 和史
 
   熊本市の民有地緑化の柱となっている漱石の森づくり事業と屋上等緑化助成制度について現状と課題を評価し、森の都再生に向けた、今後の課題について提案も含めて報告しました。
 

講演会の模様

 

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都市政策研究所第7回講演会を開催しました  

    【日時】  平成26年2月 7日(金) 午後3時~午後5時 
  【場所】  熊本市国際交流会館 7階ホール
  【内容】  講演 公益財団法人日本交通公社シニア・フェロー
           北海道大学大学院客員教授(観光創造専攻)
                              小林 英俊 氏
          「元気で楽しい都市に観光客はやってくる」
 

観光による地域の活性化や環境に配慮した観光のあり方、住民主体の観光などを専門に研究されている、北海道大学大学院客員教授の小林英俊氏をお招きし、講演会を開催しました。

 観光市場が成熟化するなか、多くの人々にまちを訪れてもらうには、従来のように名所などの観光資源に頼るのではなく、住民の意欲やパワー、あるいは経済力を借りるという発想が大事になってきました。2000年以降観光客を1000万人も増やした京都市、地方博後観光客をV字回復した長崎市、住民と一緒になったまちづくりを観光にしている香取市などを事例に、現在の観光客が求めているモノと観光政策のあり方についてお話いただきました。

 

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講演会の模様  

 

<研究員報告>

     「ソーシャル・キャピタルの今日的意義と都市政策への応用可能性」

               熊本市都市政策研究所   研究員   武村 勝寛

 

   熊本の「ソーシャル・キャピタル(=人と人とのつながり・絆)」の現状を示し、今後の都市政策、とくにまちづくりへの応用可能性について報告しました。

 

 

講演会

 

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都市政策研究所第6回講演会を開催しました   

    【日時】  平成25年10月11日(金) 午後3時~午後5時
  【場所】  熊本市役所本庁舎 14階大ホール
  【内容】  講演 熊本県立大学教授 明石 照久氏
          「市民協働のまちづくり~ワークショップを知ろう~」

 行政学、地方自治、行政評価、まちづくりがご専門で、熊本県内各地で住民ワークショップのファシリテーターや自治体行政計画の策定にも関わってこられた、熊本県立大学の明石照久教授をお招きし、講演会を開催しました。講演会では、行政だけでは対応できない部分(災害など)に対して、住民やNPO、企業などの地域と行政の協働の取り組みが重要であること。地域をつないで協働を具現化する場づくりの手法として、ワークショップが有効であることが示されました。
 また、実際のワークショップを活用した事例として、天草市の夕日プロジェクトや神戸市の阪神淡路大震災後の公園や道路整備の復興まちづくりについても、ご自身の体験談を交えながらお話しいただきました。

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講演会の模様
 

 
<研究報告>
     「江戸の都市空間『勢だまり』の果たした役割の考察
           ―近世熊本城下町におけるその特性と変遷について」
                        熊本市都市政策研究所   研究員   久保 由美子
 

 近世の熊本城下町の各所に、戦時の兵営地として配置された「勢屯(せいだまり)」が、加藤・細川藩の時代にどのような役割を持ち、変容していったのかを報告しました。

講演会の模様

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都市政策研究所第5回講演会を開催しました   

    【日時】  平成25年8月22日(木) 午後3時~午後5時
  【場所】  熊本市役所本庁舎 14階大ホール
  【内容】  講演 慶應義塾常任理事 清水 雅彦 教授
           「地域経済の再生と構造変化」

  計量経済学がご専門で、政府の産業連関技術委員会委員長も務められている、慶応義塾常任理事の清水雅彦教授をお招きし、講演会を開催しました。講演会では、産業連関表とは地域経済を分析するために使われる統計データで、地域経済を「構造(structure)」として整理したものであること。その「構造」とは、例えばペットボトルを作るにあたって、メーカーは原材料として「中間財」、つまりプラスチックを仕入れ、仕入れたプラスチックを成型してペットボトルを作り、飲料メーカーに売却することで利益を得て、そこで生み出された付加価値の中から労働者に賃金を支払うという一連の流れを意味する。このような流れを的確な統計データとして把握しながら、政策立案をしていくことが、政令市となった熊本市には求められる。そのためにも、産業連関表を作成することが重要であることが示されました。

 

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講演会の模様

  <研究報告>
       「近代の熊本市における経済発展と社会環境」                                                      熊本市都市政策研究所   研究員   渡辺 亨
 
   地場企業のネットワークを熊本市の地域資源として位置づけるために、明治・大正時代における社会環境を考慮しながら、商工業を中心産業とした熊本市の経済発展について報告しました。

 

講演会の模様2

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都市政策研究所第4回講演会を開催しました   

    【日時】  平成25年7月2日(火)午後3時~5時
  【場所】  熊本市国際流通会館7Fホール
  【内容】  講演 東京都市大学教授 涌井 雅之氏   

          「都市づくりと流域環境思考」

 テレビ番組等のコメンテーターとしても活躍されている、造園家で東京都市大学教授の涌井雅之さんをお迎えし、講演会を開催しました。講演会では、日本の美的自然景観は、火山と水と風により生まれ、その住民たちは、安全安心に暮らす知恵を、自然とせめぎあいながら学び、身近な自然と、敬い畏れる自然を区分し、すみ分ける知恵、そして自然を読む力と、押さえ込むのではなく、「いなす」という術を獲得し、ありとあらゆる生活シーンに自然を取り込むデザインを忘れなかった。これからの都市づくりは、豊かさを追い求める社会から豊かさを深める社会へ、利益結合型社会から地縁結合型社会あるいは地域個性重視型へ、まちづくり型からまち残し型へ、といったこれまでの社会資本財重視の産業革命的発想から自然資本財重視の環境革命的な発想への転換が重要であることなどを示され、今後の都市づくりに大変参考となる内容でした。
 

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講演会の模様1
 


  <研究報告>
      「明治後期における熊本の地域認識に関する一考察」
              ―「地理教育鉄道唱歌」をてがかりに―
                     熊本市都市政策研究所 研究員 松永 歩

 明治後期に発表された『地理教育鉄道唱歌』の中で、熊本という地域がどのように記されていたのかを提示し、当時の外から見た「熊本像」について発表しました。

講演会の模様2

 

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都市政策研究所第3回講演会を開催しました   

    【日時】   平成25年5月10日(金)午後3時~5時
  【場所】   熊本市役所本庁舎14階大ホール
  【内容】   講演 名古屋大学農学部教授 生源寺 眞一氏
            「日本農業の活路を探る」

 名古屋大学農学部教授の生源寺眞一さんをお迎えし、講演会を開催しました。
当日は、多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
講演会では、生源寺氏より日本のこれまでの食と農業の状況を振り返り、国が実施してきた農業政策を踏まえながら、将来の日本農業の活路として水田農業の立て直しや、農業と食品産業の結びつきによる農業自身の付加価値向上と安定的な雇用の場の提供、農業の価値を消費者への訴えかける重要性などが示され、今後目指すべき農業政策の参考となる内容でした。

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第3回講演会風景1
第3回講演会風景2

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都市政策研究所第2回講演会を開催しました 

    【日時】  平成25年2月15日(金) 午後2時~4時
  【場所】  熊本市総合保健福祉センター「ウェルパルくまもと」

                     1階大会議室
  【内容】  ○講演 国立大学法人熊本大学理事・副学長 両角 光男 氏
           『環境未来都市 くまもとの都市計画ビジョンと課題』
        ○研究報告 熊本市都市政策研究所 研究員
           『指定都市「熊本」の合併の変遷』

 熊本大学理事・副学長である両角光男さんをお迎えし、講演会を開催しました。
当日は、多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。

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第2回講演会風景1
 

都市政策研究所開設記念講演会を開催しました   

      【日時】  平成24年10月23日(火)午後2時~4時
  【場所】  熊本市役所本庁舎14階 大ホール
  【内容】  ○所長挨拶及び講演
            熊本市都市政策研究所 所長 蓑茂 壽太郎
          「熊本市都市政策研究所が目指すもの」
        ○特別講演
            一般財団法人計量計画研究所 代表理事 黒川 洸 氏
      「熊本市都市政策研究所に期待すること~少子高齢社会に向けて~」

  日本の都市計画分野における第一人者である黒川洸さんをお迎えし、開設記念講演会を開催しました。

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開設記念講演会風景1
開設記念講演会風景2

退任のご挨拶

  令和6年3月末をもちまして熊本市都市政策研究所の所長を退任いたしました。研究所の設立以来11年余所長としての任を全うできましたこと、これまで、ご指導、ご支援いただきました方々に対しまして心より感謝と御礼申し上げます。

 振り返ってみますと、研究所では、スタートアップ研究としての地域認識、歴史認識を共有するための研究をはじめ、平成28年熊本地震や新型コロナウイルス感染症に関する臨時的緊急的な調査研究、研究員の特性を活かした研究など、幅広いテーマや人材による調査研究を行って参りました。

 主な成果としまして、研究所として50本以上の研究論文を発表するとともに、熊本都市史図解や熊本地震における震災の活動記録、熊本明治震災日記の現代翻訳、そして、本日3月には、近年のデータを重

視した政策立案に鑑み「データで考える熊本市の都市政策2023」を刊行いたしました。

 また、様々な分野で活躍の講師の方をお招きし、市民の皆様をはじめ多くの方にまちづくりに関する知見を提供する機会を設けるなど、多面的な取組を通じて、本市の政策を考える場の一つをこの都市政策研究所が担うことができたと考えております。

 研究所の設立は、政令市としてのスタートとほぼ重なっていたこともあり、政令市にどうしても必要な研究所にするという心構えをもってスタッフと共に歩いてまいりました。

 新たな所長の下で、研究所がさらに飛躍することを期待しております。最後になりましたが、改めまして皆様のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、退任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

                                

                                        蓑茂 壽太郎

『共生社会とこれからの公園緑地』

 一般社団法人日本公園緑地協会の機関誌「公園緑地 Vol.83 No.5 2023」に掲載されました。

『トポフィリアとまちの再デザイン』

 公益財団法人都市計画協会の機関誌「新都市 第76巻 第8号」(2022年)に掲載されました。

『継承したい庭園砂防の心と技』

 公益社団法人土木学会の学会誌「土木学会誌 第107巻 第8号」(2022年)に掲載されました。


 公益社団法人日本造園学会の学会誌「ランドスケープ研究 第86巻 第2号」(2022年)に掲載されました。


※特別企画 遺産を学ぶ旅 ー土木学会・日本造園学会共同編集ーとして企画された記事です。

『災禍は「使う公園行政」への転機』

 一般社団法人日本公園緑地協会の機関誌「公園緑地 Vol.82 No.4 2022」に掲載されました。

『工場緑地の恩恵とバイオフィリアな工場』

 一般社団法人日本緑化センターの機関誌「グリーン・エイジ2021年11月号No.575号」に掲載されました。

  •  

『ランドスケープからの復興の視点-自然・社会・人文科学から復興を考える-』

 公益社団法人日本造園学会の学会誌「ランドスケープ研究 第82巻 第2号」(2018年)に掲載されました。


『公園の進化とユニバーサルデザイン                    ~始動期のバリアフリーからインクルーシブデザインの未来へ~』

                               公益財団法人都市緑化機構の機関誌「都市緑化技術 No.98」(2015年)に掲載されました。

『成熟都市・東京とランドスケープイニシアティブ』

  •  一般財団法人日本緑化センターの機関誌「グリーン・エージ 2014年10月号 No.490号」に掲載されました。
  •  

『景観法10年の動きと美活同源の地域づくり』

 公益社団法人日本都市計画学会の学会誌「都市計画 309号」(2014年)に掲載されました。

  • 『公園と地域の再デザイン』

    •  一般財団法人公園財団が出版する「公園管理研究 Vol.7」(2013年12月)に掲載されました。

『都市政策研究機構が熊本に誕生』

 熊本県中小企業家同友会の広報誌「熊本羅針 第284号(2013年7月号)」に、各界からの提言コーナーで掲載されました。


『地域力の向上-基礎自治体での方策はいかに-』

   平成25年2月19日、全国市長会と公益社団法人 日本都市計画学会との共催で開催された『都市計画シンポジウム「市長と語る21世紀の都市計画-地域力の向上-」』で蓑茂所長が基調講演を行い、講演内容が公益財団法人全国市長会館が発行する全国市長会の機関誌「市政 2013年5月号」に掲載されました。

平成25年度 熊本県市長会春季定例会

講演風景

   熊本県市長会春季定例会開催後に蓑茂所長の講演会が開催されました。地域学で社会化し、そして資源化し、地域ブランドとしていくことの重要性などについて講演されました。


○ 日 時 : 平成25年4月17日(水)午後4時30分~午後5時30分
○ 場 所 : KKRホテル熊本(熊本市中央区千葉城町3-31)
○ 演 題 : 「基礎自治体と地域力」
○ 参加者 : 熊本県下市長ほか

『若手が育つための周りと自分』

 一般社団法人全日本建設技術協会の機関誌「月刊建設 VOL57 2013年4月号」に掲載されました。


熊本市立地企業懇話会において蓑茂所長が基調講演を行いました

   市内のホテルで立地企業と地元経済界が一同に会する交流会「熊本市立地企業懇話会」が開催され、当研究所の蓑茂所長が「都市の産業と都市政策研究」と題して基調講演を行いました。

○日時:平成24年11月26日(月)16:30~19:00
○場所:ホテルニューオータニ熊本
○主催:熊本市
○参加者:市内立地企業や地元経済界関係者 約100人

 

懇話会風景

『公園マネジメント研究への挑戦』

 一般財団法人公園財団が出版する「公園管理研究 Vol.6」(2012年12月)に掲載されました。


『海辺の地域再生と海岸緑地』

 一般財団法人日本緑化センターの機関誌「グリーン・エージ 2012年10月号 No.466号」に掲載されました。


 

2020/5/14 新型コロナウイルス感染症に対する3月上旬時点での熊本市民の声の緊急分析を行いました。

 都市政策研究所では、新型コロナウイルス感染拡大による熊本市の経済・市民生活再建のためには、市民の中にどのような不安や意見・要望等の課題があるのかを分析することが必要であると考え、熊本市が令和2年(2020年)3月上旬に実施したヒアリング調査により得られたテキストデータについての計量テキスト分析を行いました。詳しくは新型コロナウイルス感染症に対する3月上旬時点での熊本市民の声の緊急分析のページ新しいウインドウでをご覧ください。

2020/2/13 第28回講演会事後研修会を開催しました

 都市政策研究所では、「SDGsを地域政策に活かす」と題し開催された第28回講演会での学びをさらに深めるため、事後研修会として、熊野 たまみ 氏を講師に迎え、「まちづくりを対話する~持続可能な地域をつくる『SDGs de 地方創生ゲーム』体験会~」と題した研修会を令和2年(2020年)2月13日に開催しました。熊野氏は「SDGs de 地方創生ゲーム」の公認ファシリテーターとして、各都市で開催されているイベントや体験会等において進行役を務められるなど、幅広くご活躍でいらっしゃいます。

 研修会では、地方創生やSDGsの背景、概要等について説明いただいた後、「SDGs de 地方創生ゲーム」を開始しました。中山間地域に属する数万人の小さな「まち」の住民といった設定のもと、参加者は「行政職員」、「市民」、「商店主」など、各種プレーヤーに分かれ、自身の行動が12年後の「まち」の状況にどのような変化をもたらすのか、参加者はそれぞれのゴールに向けてゲームに取り組みました。ゲーム終了後は、SDGsイシューマップを用いて参加者自身が考える問題や課題等を考えることで振り返りの重要性や今後における気づきを提示し締めくくりました。

 参加者からは、「ゲームを通してSDGsに関する理解を深めることができた。」、「人や政策など、様々な繋がりを作ることが重要であると感じた。」などの感想が聞かれ、参加者にとってSDGsに関する理解を深めるとともに、意識向上につながる研修会となりました。

 

                  ゲーム中の様子

  

2018/8/24 第22回講演会事後研修会を開催しました

 都市政策研究所では、「ラグビーワールドカップ2019、2020東京オリンピック・パラリンピックと熊本

の地域活性化」と題し開催した第22回講演会での学びをさらに深めるため、事後研修会として、熊本県立

大学総合管理学部教授である宮園 博光 氏を講師に迎え、「国際スポーツイベントを活用した熊本の地域活

性化を考える」と題した研修会を平成30年8月24日に開催しました。宮園氏は音響情報工学・音響心理学の

専門家ですが、一方で、日本ラグビーフットボール協会技術委員会審判部門の委員を務められるなど、ラグ

ビーなどのスポーツを通した地域協働にも力を注いでいらっしゃいます。

 研修会は、講演会での「スポーツとは」に呼応するように「ラグビーとは」から始まり、ラグビーワール

ドカップ2015の際のイギリス各地での取組事例を、豊富な画像や動画を交えて紹介していただきました。また、課題として、個々に進められている様々な企画の連携を今後考えていかなければならないといった話で締めくくりました。

 参加者からは、「イギリスの雰囲気に刺激をうけた。熊本ももっと盛り上げたい。」「行政だけでなく、

様々な組織や団体、個人とどう連携できるのか、もっともっと検討していきたい。」などの感想もあり、ラ

グビーワールドカップなどのメガ・スポーツイベントを熊本の地域活性化につなげて行きたいとの決意を新

たにした研修会となりました。

 

22事後研修

 

2018/1/30 第21回講演会事前研修会を開催しました

 都市政策研究所では、「人口社会を希望に‐グローバル化の先のローカル化‐」と題して平成30年2月8日に京都大学こころの未来研究センター教授 広井 良典 氏による第21回講演会を開催するにあたり、平成30年1月30日に事前研修会を開催しました。

 講師は千葉大学大学院在籍時に広井氏に師事し共著もある本研究所研究員の加藤壮一郎研究員が担当しました。広井氏の研究履歴に沿って、3つの研究論文を選出し、参加者には研修会前に1篇以上の論文を講読していただきました。事前研修会では、はじめに加藤研究員から3論文の概説、後半は論文毎にグループに分かれてのディスカッションを行い、最後にグループ毎の討論内容を発表し、加藤研究員からコメントをするという形で進行しました。

 論文概説では、広井氏が日本の社会保障の研究を基盤に、特に近代化以降の「公-共-私」の領域における機能と変化から、人口減少社会では「共」領域である「地域」が、社会問題解決における「最適な空間単位」となるというテーマを中心に解説しました。論文を読むことに馴染みがなかった参加者も、「ディスカッションを通じて内容の理解が深まった」などの感想もあり、活発な意見交換がなされました。意見発表では「共」領域の活性化のため、市民の自発的な活動をどのようにしたら展開できるかなどの課題が提起されました。

 「論文を読む機会自体が少ないので、このような機会は良いきっかけになる」との感想もあり、今後も論文講読等を通した市職員の能力向上に貢献できるような企画取り組んでいきたいと考えています。

 

     第21回講演会事前研修会写真

2016/12/8 第16回講演会事後研修会を開催しました

 都市政策研究所では、「災害に負けない地域づくりを目指して~幅を持った社会システムの構築~」と題し開催した第16回講演会の内容を踏まえた事後研修会を、平成28年12月8日に東京農業大学環境科学部准教授である國井 洋一 氏を講師に迎え開催しました。

 研修会では、第16回講演会の中で取り上げられた、私たちの生活空間を支えている“はかる”ことに関して、最近活用が進められている3次元測量に用いられている空間情報技術についてご紹介いただきました。

 測量を基盤とし、GNSS(衛星測位システム)、GIS(地理情報システム)、リモートセンシング、デジタル写真測量、レーザー測量などといった新たな技術を取り込んだ空間情報技術は、全国各地で様々な自然災害が発生している昨今、災害情報をいち早くキャッチするためのツールとしても活用が進められています。また、最近はUAV(ドローン)の登場によって益々迅速な対応も可能となりつつあります。

 事後研修会では、このような新たな技術に関し、デジタル写真やレーザースキャナによる3次元測量の仕組みを説明していただくとともに、國井氏が研修会当日に撮影してきた多くの熊本城の写真を使って、写真測量システムによる3Dモデル画像の作成をPC上で実演していただきました。また、歴史的建造物や公園、河川など様々な場所での活用事例についてもご紹介をいただきました。さらに、視覚AR画像や、ARを用いた景観シュミレーションといった最新の技術に関しても実例を示しながら紹介していただいたことで、空間情報技術を用いたツールについて理解を深めるとともに、その活用の有効性を実感することができました。

 

 

第16回事後研修会写真

 


 

2016/1/27  第14回講演会事後研修会を開催しました  

  •  都市政策研究所では、第14回講演会「デザイン・イノベーションの時代」の事後研修として、同講演会の講師を務めていただきました本間 康夫 氏(崇城大学大学院芸術研究科長・芸術学部デザイン学科 教授)をお迎えし、平成28年1月27日に事後研修会を開催しました。

  •  第14回講演会では、様々な社会問題を解決するイノベーションの実現には、優秀なデザイナーが行っている思考プロセスである「デザイン思考」が効果的であることが紹介されました。「デザイン思考」とは既存の考え方の延長ではない問題解決策を見出すことのできる思考法のことで、「問題の本質に気づき」「考えながら」「試作品(試作案)を作成し」「その意図がうまく伝わったか(問題の本質をとらえているか)を検証する」というサイクルを回していくものです。

  •  今回の事後研修では「“デザイン思考”を体験しよう!」というテーマで、「デザイン思考」を用いて熊本のこれからのまちづくりを考えるワークショップを開催しました。当日は庁内の様々な部署から16名の参加者が集まり、4グループに分かれて活発な意見が交わされました。

  •  ワークショップでは、「デザイン思考」の方法論のうち問題の本質に気づくステップを「極端思考」の手法を用いて実践しました。具体的には、“最高の熊本”を目指すにあたって、熊本のあら捜しをして“熊本の弱み”を見つけ出し、逆転の発想で「熊本の目指すべき姿」を描き出すという作業をしました。

  •  今回のワークショップでは、地域の課題を発見しその本質に迫るという手法を実践的に学ぶことができ、政策立案のあり方を考える有意義な機会となりました。


  •  

  • 事後研修会の模様

     
  •  

    2015/8/11  第12回講演会事後研修会を開催しました

    都市政策研究所では、第12回講演会「政策創造と人材育成」の事後研修として、同講演会の講師を務めていただいた熊本大学政策創造研究教育センター教授 上野眞也 氏を再びお迎えし、平成27年8月11日に事後研修会を開催しました。
       複雑で動的な社会状況にあって、私たちが直面する様々な課題を的確に捉えることに役立つ“システム思考”について講義していただきました。
     システム思考は、複雑なシステムの構造と動的な変化を理解する概念ツールであり、この概念モデルは、システム・ダイナミクスのコンピュータ・シミュレーションを可能にし、効果的な政策や組織デザインを可能にするものです。
     社会の多くの事象は、様々な構成要素が互いに有機的に関連したシステムになっていて、それぞれの要素同士の関わりにはフィードバックがあり、そのフィードバックには正(発散)、負(収束)、指数消滅、遅れ、パルス、正と負の結合(S字型成長)など様々なパターンがあります。課題解決には1つの要素だけに着目して解決するのではなく、システム全体で捉えることが必要です。このシステム全体の構造をメンタルモデルやフィードバック・ループなどで描き出し、これが時間の経過とともにどのように変化していくかを捉え、解決策を考えることについて「風呂の水張り」「人口モデル」「自然環境を生かした地域活性化策モデル」などの事例を交えながら学ぶことができました。
     課題を解決し政策創造を行うために役に立つ思考のツールに触れることができ有意義な研修となり、そして「思考の中にフィードバック回路を入れ込む」というわかりやすく意義深いアドバイスもいただきました。


  •  

    事後研修会の模様

     

    2015/2/6 第11回講演会事後研修会を開催しました

    •  都市政策研究所では、第11回講演会翌日の平成27年2月6日に、「健康長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」の事務局を担当している福林孝之氏(株式会社つくばウエルネスリサーチ取締役・健幸事業推進部事業部長)を講師に招き、事後研修会を開催しました。福林氏には、前日の久野先生の講演内容を踏まえ、スマートウエルネスシティ総合特区における科学的な根拠に基づいた健康・まちづくり施策の具体的な取り組みや事例をテーマにお話しいただきました。
         研修会では、体組成や身体活動量等のデータをもとに、参加者一人ひとりの健康支援を行う「e-wellnessシステム」の活用による医療費適正化の実績が報告されました。また、「健幸クラウド」の開発によって、異なる保険者間の健診・医療レセプトデータを紐付けした詳細な分析を行うなど、ICTを活用した健康施策を展開し、健康課題の「見える化」や政策の進捗状況の客観的評価の実現について説明がありました。
         スマートウエルネスシティ総合特区の取り組みにおける今後の課題として、健康づくりに関心のある住民だけでなく無関心な住民を巻き込む取り組み(ポピュレーション・アプローチ)の実践が指摘されています。スマートウエルネスシティの健康施策の具体例を通して、科学的知見やICTの活用、様々な行政分野の横断的な連携の重要性を再認識する機会となりました。

       

     

    事後研修会の模様

  •  

  • 2014/11/24 日本造園学会九州支部佐賀大会で研究報告を行いました

    • 平成26年11月24日に佐賀市で開催された日本造園学会九州支部佐賀大会において「熊本市家庭の森づくり事業に関する研究」について、長和史研究員が研究報告を行いました。

    •  本報告は、熊本市の民有地緑化施策のひとつである、「家庭の森づくり事業」について実態を明らかにすることを目的としています。調査方法は、家庭の森づくり事業の申請台帳のデータから交付件数の推移と分布状況等を、施工企業からは聞き取り調査を行い、現状と課題を分析しました。その結果、補助金の交付件数は年々減少傾向にあること、市の郊外部で制度が活用されていること、施工を請け負う企業が限定されてきている傾向を明らかにし、事業推進において施工企業が重要な役割を果たすことがわかりました。
       今回の調査は、市民、施工企業、行政にとってよりよい制度となるよう、今後の制度見直しの際の現状把握と方向性を示す資料として活用できるものと考えています。

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    • PDF 日本造園学会九州支部大会発表用 新しいウィンドウで(PDF:2.12メガバイト) 

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      2014/6/8 日本公共政策学会2014年度研究大会で研究報告を行いました

      •  平成26年6月8日に群馬県高崎市で開催された日本公共政策学会2014年度研究大会において「地域共有財の保全活動における民間企業と行政の連携―熊本地域の地下水保全事業における特徴と課題―」について、渡辺亨研究員が研究報告を行いました。 

     本報告は、熊本市も参加している熊本地域における地下水保全事業を、行政と民間企業の協働の事例として現状と課題を整理したものです。この事業の特徴は、「地下水の保全」という共通の目的を11市町村や民間企業、農家などの多様なアクター間で共有して、それぞれの役目を果たすために協力して活動を続けていることです。特にウォーターオフセット事業における民間企業の活動は、地下水保全事業の持続性を担保しつつ多くの民間企業の参入を促進させる可能性を持つ点で高く評価できるといえます。
     熊本市は熊本地域内でも最大の地下水消費都市です。市民の生活に不可欠な地下水を、行政だけでなく多様な人々が協力しながら守っていく仕組みを作るためにも、本報告で取り上げた事例に引続き注目していきたいと考えています。

     

     

                                        • 2014/9/4、9/5 政策研究会を関係課と開催しました
                                           

                                              • 平成25年度の研究内容について関係各課と政策研究会(勉強会)を開催しました。

                                              • 4つのテーマについて、研究報告を行うとともに、政策等への反映及び研究活動の充実に向けて活発な意見交換を行いました。

                                              •  

                                              • <平成26年9月4日> 

                                        •   テーマ1「熊本市の都市緑化政策の評価と課題」
                                             参加 : 環境共生課、環境政策課、都市政策課
      •    テーマ2「城下町・熊本の街区要素の一考察」
           参加 : シティプロモーション課、観光振興課、熊本城調査研究センター、

                         都市政策課、開発景観課

              テーマ3「地域共有財の保全活動における民間企業と行政の連携
                                     -熊本地域の地下水保全事業の事例から-」
               参加 : 水保全課、環境政策課、シティプロモーション課、産業政策課、
      •       商工振興課、くまもと地下水財団

      •  

        <平成26年9月5日>
          テーマ4「熊本市における公共交通と特定公共施設分布の

      •                                         関係分析に基づく都市形成の考察」
           参加 : 交通政策総室、都市政策課

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      政策研究会の模様

       

      • 2014/8/8、8/19 研究報告会(平成25年度研究)を開催しました

        • 2日間に分けて平成25年度に行った研究について市役所職員向けの報告会を開催しました。

          また、あわせて都市政策研究所の活動についても報告しました。
          参加者は熱心に耳を傾け、活発な質疑応答や意見交換などが行われました。

           
      • <1日目>
         平成26年8月8日 18:00~20:00 市役所別館(駐輪場)8階会議室
         「城下町・熊本の街区要素の一考察」 久保由美子
         「熊本市の人口動態の分析及び福岡市との比較考察」 植木英貴
         「熊本市における公共交通と特定公共施設分布の

      •         関係分析に基づく都市形成の考察」 堀満

      •  

        研究報告会1日目

         

      • <2日目>
           平成26年8月19日 18:00~19:45 市役所別館(駐輪場)8階会議室
         「ソーシャル・キャピタルの今日的意義と都市政策への応用可能性」 武村勝寛
         「地域共有財の保全活動における民間企業と行政の連携
                      -熊本地域の地下水保全事業の事例から-」 渡辺亨
         「熊本市の都市緑化政策の評価と課題」 長和史

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      • 研究報告会2日目

         

      • 2014/5/17 第7回講演会事後研修会を開催しました

        •  都市政策研究所では、「観光まちづくり」をテーマに開催した平成26年2月の第7回講演会の事後研修会として、平成26年5月17日(土)に「地域の宝の探し方や磨き方、それを生かしたまちづくり」をテーマにした美里フットパス体験研修会を開催しました。

           フットパスとは自然や史跡などを巡って楽しむイギリス発祥の山里歩きのことですが、「美里フットパス」では、昔から残る山と川、棚田などの風景の中を、地元の人達との触れ合いも楽しみながら歩きます。美里町では平成23年から取り組みが始まっており、“地域を元気にする魔法”として全国から注目を集めています。
             今回の研修会では美里フットパス協会運営委員長の井澤るり子さんに講師をお願いしました。講義の中では、フットパスを特別なイベントにするのではなく、地元で“できること”を“できる人”がすることが継続の秘訣であること。また地域外から多くの人が訪れることで人との交流も生まれ、地元の方の地域に対する自信と自覚にもつながるなどの話がありました。
           フットパス体験では、石橋で有名な霊台橋から出発し、樹齢1000年のいちい樫の残る竹の迫神社に立ち寄り、元豊富小学校だった『筒川荘』で昼食をとりながら地元の方々のお話も伺い、約4.5kmのコースを歩きました。
             フットパス終了後の講義では、講師の井澤さんから、手を加えないありのままが大切で「何もしない地域づくり」が重要との話がありました。


        •  

      • 『美里町文化交流センターひびき』での研修風景

                                              ○『美里町文化交流センターひびき』での研修風景 

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      • フットパス体験でガイドさんの説明を受ける

      •                                      ○フットパス体験でガイドさんの説明を受ける

         

          • 2014/3/14 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

            •    熊本は相変わらず「くまモン」が大人気。ところで「はばタン」をご存知ですか?はばタンは阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして誕生し、今では兵庫県の観光大使として活躍する「不死鳥」のゆるキャラです。今月(平成26年3月)、震災発生から3年目を迎えるにあたり、10回目の放送では、はばタンを通して震災と心の絆について考えてみました。

       

      PDF 「はばタン」 新しいウィンドウで(PDF:147.1キロバイト)

        • 2014/2/14 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

          •     9回目の放送となった平成26年2月14日は、「データで見る熊本市の人の動きと都市の魅力」と題し、熊本市の人口の最近の推移や、県内からの動き、福岡市との人の動きの比較など、当研究所副所長の植木英貴が出演しました。
        •  

      2014/ 1/24 第7回講演会事前研修会を開催しました

      •    都市政策研究所では第7回講演会に向けて、平成26年1月24日に、東海大学観光ビジネス学科小林 寛子教授を講師に、観光に関する庁内事前研修会を開催しました。
         研修会のテーマは、現在、観光の分野でキーワードのひとつとなっている“着地型観光”でした。これは、地域が主役になる、新しい観光のあり方で、旅行会社が作った団体旅行のような従来の発地型観光ではなく、地域の人が主体になって地域の魅力を発信し、販売し、運営するものです。このことを講師の体験を交え、地域の魅力を高める方法など、着地方観光のあり方を行政の役割、地域の役割を例に挙げながら実践的にお話していただきました。
           地域の魅力は地域の人でなくてはわからない部分と、地域の人には当たり前で気づかない部分とが共存します。この地域の魅力(宝)を掘り出す作業は、まさに地域を見直す作業でもあり、お金を払って来てもらうためには、その宝を磨き、加工する作業も必要です。これは、「住んでよし、訪れてよし」の街づくりにとって重要な視点です。
         熊本城をはじめ、多くの熊本の魅力をどうやって発信していくのか?この問いかけは、住んでいる人が誇りを持てる街づくりにもつながります。参加者からは、熊本の魅力を新たな視点で探してみたい、新たなな街づくりの切り口が見出された等の感想があり、観光と街づくりを一体化して考えることの重要性を学ぶ研修会となりました。

       

        • 事前研修会風景
           

      • 2014/ 1/10 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信 

          •    8回目は、明治27年の熊本県尋常師範学校の沖縄修学旅行について取り上げました。
            現在、沖縄は修学旅行先の定番の一つとなっていますが、初めて沖縄を修学旅行で訪れたのは熊本尋常師範学校の生徒たちです。
               彼らが沖縄に滞在した間、そのほとんどを沖縄尋常師範学校の生徒たちと過ごしました。
            この生徒たちの教育交流が、彼ら自身のことばかりではなく、沖縄と熊本の互いの地域の認識や理解につながったということをお話ししました。

       

      PDF 「明治期における教育交流としての修学旅行」 新しいウィンドウで(PDF:130.2キロバイト)

       

      2013/12/13 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

        7回目の放送となった平成25年12月13日は、「ソーシャル・キャピタルとは何か」と題し、人と人とのつながりを意味するソーシャル・キャピタルという概念とその効果を中心にご紹介しました。

       

      左が武村研究員です。

       

      2013/11/12 政策統計事前研修会を開催しました

       当研究所では、本市統計課と共催で、政策統計・分析に関する研修会を開催しました。この研修会は、当研究所主催で平成25年8月に開催した第5回講演会の産業連関表に関する内容についての理解をさらに深めるフォロー研修として、また、平成25年11月28日に統計課主催で開催する、統計データを加工・分析し政策立案を行う政策統計についての講演会の事前研修会として開催しました。
         はじめに、当研究所から産業連関を用いた分析について、経済波及効果の計算と地域の経済構造分析が「車の両輪」であることを再確認し、熊本県が公表している平成17年の産業連関表を使用して県の基幹産業を探るなど、具体的な活用方法についても紹介しました。 次に、統計課職員から基幹統計調査や人口・人口関連統計などの統計に関する内容についての説明を行いました。

       

       

      事前研修会風景

       

      2013/11/8 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

        6回目の放送となった平成25年11月8日は、「昭和初期の熊本市域における公共交通」と題し、昭和初期の熊本市域における公共交通について、熊本市営の路面電車・ バスを中心に紹介しました。

       

      左が堀研究員です。

       

      2013/10/11 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

        5回目の放送となった平成25年10月11日は、「熊本市動植物園の歴史とこれからの動物展示について」と題して、熊本市動植物園の歴史と平成25年10月12日にオープンしたニホンザルエリアを例に、今後の動物展示の方向性についてご紹介しました。

      PDF「熊本市動植物園の歴史とこれからの動物展示について」新しいウインドウで(PDF:174.3キロバイト)

      右が長研究員です

      2013/9/13 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

        4回目は、当研究所の所長である蓑茂壽太郎が出演し、なぜ政令市熊本に研究所が必要なのか、またその使命と役割は何か、そして現在の取組と今後の取組についてお話ししました。

       

      PDF「熊本市都市政策研究所とは」新しいウインドウで(PDF:146.6キロバイト)

       

      2013/8/9 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

        3回目となった平成25年8月9日は、「くまモンの秘密について」 と題して、『くまモンの秘密地方公務員集団が起こしたサプライズ』 (幻冬舎新書 2013年)をヒントに、熊本市都市政策研究所のあり方を考えてみました。

       

      PDF「くまモンの秘密について」新しいウインドウで(PDF:122.8キロバイト)

        

      2013/8/2 第5回講演会事前研修会(第2回)を開催しました

       平成25年7月23日の第1回事前研修会に引き続き、公益財団法人地方経済総合研究所調査第二部長の小田正氏を講師にお招きし、産業連関表に関する研修会(第2回)を開催しました。
       今回は、実際に本市の仮想の産業連関表を用いたシミュレーションを行い、社会状況の変化や施策が本市のどのような産業に影響を及ぼすかをシュミレーションで示され、大変参考となる内容でした。


       

      研修会の模様

      2013/7/23 第5回講演会事前研修会(第1回)を開催しました

       都市政策研究所では、平成25年8月22日に都市政策研究所第5回講演会を開催します。本講演会では、産業連関表を用いた本市の産業構造分析・手法に関するお話をいただくこととしており、本講演の内容をより深く理解していただくため、本市の産業連関表の作成に取り組んでいる統計課と共催で、産業連関表に関する庁内研修会を開催しました。 
       研修会の第1回目は、公益財団法人地方総合研究所調査第二部長の小田正氏を講師にお招きし、「産業連関表の仕組みや見方について」ご講演をいただきました。
       講演では、産業連関表は経済波及効果の分析だけでなく、政策策定のツールとしての利用が可能であることや、これからの変化の激しい社会経済において、産業連関表を「のこ」や「かんな」のように使うことが重要であることを示され、大変参考となる内容でした。

       

       

      研修会の模様

      2013/7/12 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

       2回目となった平成25年7月12日は、「明治後期における熊本の地域認識について-『地理教育鉄道唱歌』をてがかりに」 と題して『鉄道唱歌』の中で、熊本という地域がどのように取り上げられたのかをご紹介しました。

       

      2013/6/14 シティエフエム「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」で情報発信

         研究所の情報収集・発信に関する活動の一環として、当研究所の研究員が、研究の傍ら発見した楽しくて興味深い熊本にまつわる話題について、平成25年度において、毎月第2金曜日、13:30から15分程度、熊本シティFMのラジオ番組『校区のチカラ』でお話することになりました。
      コーナーの名前は「もっと知りたい熊本~都市政策談話室~」です。
         1回目となった平成25年6月14日は、「長寿企業・ファミリー企業について」 と題して、熊本で300~400年も続く企業や、地元経済をリードしてきたファミリー企業などのことについてご紹介しました。
       

      左がパーソナリティの水野直樹さん、右が渡辺研究員です。

      2013/4/30 水保全課と意見交換

         熊本の地下水についての理解を深めるため、水保全課の担当者から熊本の地下水の現状及び熊本の地下水を守る取り組みについて勉強会を開催しました。また、これまでの熊本市の地下水保全活動や今後の取り組み等を中心に意見交換を行いました。

      風景
       
       

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      Tel 096-328-2784
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