熊本市ホームページトップへ

【新型コロナワクチン接種】 副反応について

最終更新日:2024年10月3日


起こりやすい副反応

 新型コロナワクチンは、接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れることがあります。

 具体的には、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等の症状です。こうした症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。 

  

ワクチンの副反応について

 ファイザー社、モデルナ社、第一三共社、Meiji Seikaファルマ社、武田薬品工業社のワクチンについて、各年齢において、下のような副反応が報告されています。


頻度は不明ですが、重大な副反応として、アナフィラキシー(急性のアレルギー反応)、心筋炎、心膜炎等が知られています。

アナフィラキシー

じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
特定のワクチンだけに起きるものではなく、様々な医薬品やワクチンの投与後に報告されています。

心筋炎・心膜炎

軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。
典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。

 

ギラン・バレー症候群


「両側の手や足に力が入らない」、「歩行時につまずく」、「階段を昇れない」、「物がつかみづらい」、「手や足の感覚が鈍くなる」、「顔の筋肉がまひする」、「食べ物がのみ込みにくい」、「呼吸が苦しい」などの症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。

 

症状が出たときの対応

  ワクチン接種後の発熱や痛みに対しては、医師が処方する薬以外にも、市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン等))で対応いただくことができます。また、発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。

 

 また、ワクチン接種から数日~1週間くらい経過した後に、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあります。その多くはモデルナ社のワクチンで報告されていますが、ファイザー社のワクチンでも起こることがあります。

 数日で自然に治ると報告されていますが、発疹がかゆい場合は冷やしたり、市販の抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。 【厚生労働省HP抜粋】

 

新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法
 

 また、新型コロナワクチンの接種後に副反応の受診を希望される場合は、接種医療機関やかかりつけ医など身近な医療機関にご相談ください。必要に応じて、身近な医療機関から専門的な医療機関をご紹介し、受診していただく場合もあります。 


熊本市に報告があった症状・事例について

■予防接種健康被害救済制度の申請件数等について 【令和6年(2024年)7月23日現在】

  

■新型コロナワクチンの副反応疑い報告書受付件数について 【令和6年(2024年)3月24日現在】

・熊本市が、医療機関等からの「予防接種後副反応疑い報告書」により報告を受けた件数について記載しています。
・報告は、予防接種後に現れた症状を報告するものであり、予防接種との因果関係や予防接種健康被害救済と直接結び付くものではありません。

20240324副反応疑い報告書件数

※副反応疑い報告の概要
ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医師・医療機関等から報告があったものを厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価を行います。こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っていきます。
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

国に報告があった症状・事例について(厚生労働省HPより)

 厚生労働省は、新型コロナワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。
 収集した報告事例については、厚生労働省の審議会への報告・専門家による評価を行い、結果をHPに公表しています。

 ワクチン接種後の死亡、アナフィラキシー、心筋炎・心膜炎、血小板減少症を伴う血栓症などについて、公表されていますので、ご参照いただき、接種の是非について判断をお願いいたします。

 

※ワクチンの接種後には副反応を生じることがあり、副反応をなくすことは困難です。接種によって得られる利益と、副反応などのリスクを比較して接種の是非を判断する必要があります。
※副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。

 

 厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

予防接種健康被害救済制度について

 ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。そのため、救済制度が設けられています。

 新型コロナワクチンの接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます※。

 申請に必要となる手続きなどについては、熊本市感染症予防課(電話096-364-3189)にご相談ください。

 

 ※その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、熊本市が給付を行います。(厚生労働大臣の認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)

 

 制度の詳細は厚生労働省HP新しいウインドウで(外部リンク)をご覧ください。


 疾病・障害認定審査会 (感染症・予防接種審査分科会、感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会)については、こちら新しいウインドウで(外部リンク)をご参照ください。
 

  給付の流れ

予防接種後副反応疑い報告制度(保護者報告用)

 予防接種を受けた後の副反応疑いは、報告基準が定められており、基準にあてはまる症状を診断した場合、医師は厚生労働省に報告することとされています。

 また、被接種者または保護者の方は、定期の予防接種に発生した健康被害について「予防接種後に発生した症状に関する報告書」により報告することができます。必要に応じて感染症予防課(電話096-364-3189)までご相談ください。

 報告様式等は予防接種後副反応疑い報告について(厚生労働省HP「予防接種法に基づく医師等の報告のお願い」)新しいウインドウで(外部リンク)をご確認下さい。



このページに関する
お問い合わせは
健康福祉局 保健衛生部 感染症予防課
(ID:38795)
新しいウィンドウで このマークがついているリンクは新しいウィンドウで開きます
※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
PDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。
熊本市役所〒860-8601熊本市中央区手取本町1番1号代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
[開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
肥後椿
copyrights(c) 2013 Kumamoto City Allrights Reserved