熊本市難病患者・ご家族のための緊急時フローチャートについて
平成28年4月14日、16日に 熊本地震が発生し、本市でも多数の家屋倒壊や土砂災害が発生するなど、甚大な被害をもたらしました。
災害は、いつ起こるかわかりません。災害が起こった時に、どのような行動をとればいいのか、日頃からどのような準備をしておけばいいのか、自分自身で考え、備えておく必要があります。
熊本地震のような大規模災害の場合は、多くの都市機能が止まり、何処がどう機能するのか、全体像が見えない状況で動かなければなりません。
熊本地震は100年に1回起こる規模でしたが、南海トラフ地震も、熊本は震度6で揺れると想定されています。このような災害時は、電話が通じないことも多く、その際はSNSの活用等の別の通信手段を考える必要があります。
また、被害を少なくするためには発災後しばらくの間「自助」、「共助」で生命や身体を守り抜くことが重要であるとされています。
熊本市医療政策課では、熊本市難病対策地域協議会において、災害時を想定し、難病患者の中でも人工呼吸器等の医療機器を使用して生活している方を対象に災害時のフローチャートを作成しました。
この災害時フローチャートを参考に、難病患者の皆様がご家族や関係者(主治医、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、介護サービス事業所、民生委員、防災委員等)と相談しながら、患者さんの災害発生時の行動を想定していただき、日頃よりそれぞれの患者さんに合った災害への備えを行っていただくようお願いします。
なお、このフローチャートは編集できるようになっており、災害持ち出し用品リスト、緊急連絡先、備蓄品リストは個別に大きく印刷することができます。
このフローチャートが皆さまの災害対策の一助となれば幸いです。ご自由にご活用ください。