報道資料
熊本市では、今年3月に「熊本市役所脱炭素化イニシアティブプラン」を策定し、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、率先的に本市の事務及び事業の脱炭素化に取り組むこととしています。 この取組の一環として、本市の配水池では初となる太陽光発電設備(本市施設最大規模)を導入し、発電した電力を上水道施設で活用する事業を開始しましたので、下記のとおりお知らせします。 |
1.本事業について
西部環境工場を運営するJFEエンジニアリング(株)が設立し、本市も出資しているスマートエナジー熊本(株)と連携して行っている
「地域エネルギー事業」の一環で、市有施設における再生可能エネルギーの利用拡大を目的として配水池へ太陽光発電設備をPPA方式※
で整備したものです。
※ PPA(Power Purchase Agreement(電力購入契約))方式
電気事業者が需要者の施設の屋根などに太陽光発電設備等を設置し、発電した電力を需要者に供給し、需要者と電気事業者が太陽光
発電設備で発電した電力の購入契約を締結する方式。需要者は、初期費用不要で再生可能エネルギー設備が導入できる。
本事業では、太陽光発電設備はJFEエンジニアリング(株)が環境省の「地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業」の採択を
受けて整備・所有し、スマートエナジー熊本(株)が管理・運営する。発電した電力は上水道施設で活用し、上下水道局が電気料金として
支払う。
(1) 導入場所
岩倉山配水池 北区清水岩倉3丁目7-1
万日山配水池 西区春日6丁目1765
徳王配水池 北区徳王1丁目7-38
(2) 発電した電力の供給先
麻生田送水場外9箇所
(3) 供給の開始日
令和5年(2023年)4月1日
2.「熊本市役所脱炭素化イニシアティブプラン」について
「2050年温室効果ガス排出実質ゼロ」に向け、本市が率先して脱炭素化に取り組むために、今年3月に策定した本市の事務及び
事業に伴う温室効果ガス排出量を削減するための計画です。
今後、市有施設において再生可能エネルギー設備の導入など電力の脱炭素化を図っていくこととしています。
(1) 計画期間
令和5年度(2023年度)~令和12年度(2030年度)
(2) 計画の目標(2030年度)
・温室効果ガス排出量を基準年度(2013年度)に比べて65%削減
・そのうち、電力使用に伴う温室効果ガス排出量はゼロ
(3) 掲載ホームページ
熊本市役所脱炭素化イニシアティブプラン
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