令和4年度(2022年度)市街地における鳥類被害軽減技術対策に係る調査業務委託報告書について
本市では、渡り鳥であるミヤマガラスが10月から3月にかけて集団で飛来し、ふん害等の被害が発生しているため、令和元年度(2019年度)から令和4年度(2022年度)まで被害対策のための調査研究を佐賀大学に委託して実施しました。
令和元年度は、ミヤマガラスの生態解明および被害対策のための市街地におけるねぐら調査、餌場調査等を実施しました。
令和2年度は、ねぐらを郊外に移動させるための対策として、カラスの警戒音声の再生を実施するとともに、LEDライトの照射による追払い対策の実証試験の検証を行いました。
令和3年度は、前年度の実証試験の検証を踏まえ、中央区花畑公園周辺のねぐら対策のほか、南区富合町の農耕地や西区田崎市場付近の県道でもカラスの警戒音声の再生による対策を実践・強化しました。
令和4年度は、前年度の実証試験の検証を踏まえ、中央区花畑公園周辺のねぐら対策のほか、西区田崎市場付近の県道でもカラスの警戒音声の再生による対策を実践しました。また、警戒音声への慣れ対策として固定式の音声再生装置を設置し音声パターンの入れ替えを行うなど、より強化した対策としました。
今後は、上記4年間の調査研究結果を踏まえたより実践的・効果的な対策を進めてまいります。
令和4年度(2022年度)の報告書については、下記のとおりです。