まず、沖縄県や鹿児島県で被害や影響が広がっております台風6号についてでございます。
まずこの台風の影響でお亡くなりになられた方に衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災をされました全ての皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。
熊本地方気象台の情報では、台風6号は本日午前11時現在、奄美地方付近を東にゆっくりと進んでおりまして、今後は、勢力を維持したまま北上し、9日水曜日午後から10日木曜日午前頃にかけて本市に最接近すると予報をされております。
本市では、引き続き、情報収集に努めますとともに、万全の態勢を整え、対応してまいりたいと考えております。
市民の皆様におかれましては、今一度、食糧それから飲料水等の家庭内備蓄をはじめ、最寄りの避難場所あるいは避難方法、ご家族の安否確認方法などについてご確認をよろしくお願いいたします。
次に、先日、各区において開催されました「市長とドンドン語ろう!」についてご報告させていただきます。
現在、本市では、令和6年度以降の市政運営の基本指針となります次期総合計画の策定に取り組んでおりまして、この次期総合計画をテーマに、7月16日から28日にかけて、各区において計5回の「市長とドンドン語ろう!」を開催いたしました。
延べ245名の市民の皆様にご参加をいただきまして、こども・子育て、TSMCの進出、交通問題、防災、本庁舎整備等について、様々なご意見をいただいたところです。
どの区においても予定をしておりました時間を超過をいたしまして、当日ご回答できなかったご意見、ご質問等もございましたことから、それらについては、後日、本市のホームページ等にて回答させていただきたいと考えております。
また、開催の様子につきましては、本日より本市のホームページで公開をしておりますので、ぜひご参加いただけなかった方にも、ご覧いただきまして、ご質問やご提案をお寄せいただければと考えております。
今後も、次期総合計画に関しまして市民の皆様との対話を継続し、さまざまな形でご意見をお聴きしてまいりたいと考えております。
なお、本庁舎等の建替え後の財政への影響に対するご意見を多くいただきましたことから、民間活力の活用を検討するため、近々サウンディング調査を実施いたしまして、幅広く民間事業者の方からのご意見、ご提案をお聴きしたいと考えております。
次に、旧熊本市民病院解体工事の完了についてご報告させていただきます。
本解体工事は、令和元年11月から開始をし、病院局の対応の不手際等もございまして、一時中断いたしました期間もありましたけれども、周辺住民の皆様のご理解とご協力のもと、7月31日をもって工事を完了することが出来ました。
皆様におかれましては、大変長期間にわたり、振動・騒音・粉塵などの影響によりまして、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを、改めてお詫びを申し上げますとともに、これまでのご理解とご協力に関しまして、心から感謝を申し上げます。
このたびの工事完了を受けまして、病院局並びに旧熊本市民病院解体対策室の職員が近隣の約300世帯を戸別訪問させていただきまして、工事完了のご報告とこれまでのご協力へのお礼を直接伝えさせていただきました。
今後につきましては、跡地の管理については、立ち入り禁止等の注意喚起を行う掲示や、機械警備等の導入を検討いたしますとともに、粉塵対策として、飛散防止剤の散布を行うなど、周辺、近隣の住民の皆様方の安全、安心な生活を守る対策を講じてまいりたいと考えております。
また、周辺の建物への影響を調査をいたしますため、事前調査を行った建物を対象に、早急に事後調査を実施いたしますとともに、跡地の売却につきましては、周辺住民の皆様からのご要望に沿うような方向で検討を進めるよう指示をしたところでございます。
引き続き、地域の住民の皆様方への丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。
次に、半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備事業についてご報告をさせていただきます。
この整備事業に関しましては、本年3月31日から、民間事業者によります企画提案の公募を開始し、6月30日の期限までに3つの事業者からご提案がございました。提案のあった対象エリアは、一般県道熊本空港線及び国道443号の沿線エリアが2件、北熊本スマートインターチェンジの周辺エリアが1件の計3件で、整備予定面積の合計は約48haです。
これらの提案について、7月下旬に開催いたしました熊本市産業用地整備検討審査会において審査が行われ、全ての事業者が、公募要領に定める選定基準を満たし、本市と半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備事業に関する協定を締結する候補者として決定いたしました。
なお、公募や審査に係る結果につきましては、本日より本市ホームページに掲載しております。
今後は、本市と各事業者との間で協定を結びまして、企業誘致を進めますとともに、地域の皆様のご意見等を丁寧に伺いながら、周辺の生活環境、並びに自然環境等との調和がとれた開発が行われるよう、各事業者を支援してまいりたいと考えています。
次に、昨日まで開催いたしました「第46回火の国まつり」についてご報告をいたします。
「第46回火の国まつり」につきましては、先週金曜日、8月4日のオープニングセレモニーを皮切りに、開催期間中、様々なイベントが催されました。
まずは、4年ぶりの開催となりました今回のまつりを無事に終えることが出来ましたことを大変うれしく思っております。
各会場には非常に多くの皆様に来ていただきまして大変賑わいまして、特に「おてもやん総おどり」においては、踊りにご参加いただいた皆様だけではなくて、沿道にも多くの方々にお越しいただきまして、まさにまつりのメインイベントにふさわしい盛り上がりとなったところです。
この火の国まつりの開催にご協力、ご支援をいただきました関係者の皆様に、改めまして、厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
次に、「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」についてご報告いたします。
去る8月2日から、本市をはじめ、福岡市、鹿児島市において、「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」が開幕いたしました。
本市では「アクアドームくまもと」において水球競技を開催しておりまして、8月5日に行われましたオープニングセレモニーには私も出席させていただき、開催都市代表としてご挨拶させていただきました。
また、本市の親善大使でもあります志水祐介選手が所属いたしますチーム、DSKドラゴンズの試合を私も観戦いたしましたが、まさに「水中の格闘技」と称されるその迫力に大変感動したところです。
大会は8月11日まで行われ、入場も無料となっておりますことから、ぜひ多くの皆様にアクアドームくまもとにお越しいただき、選手の皆様へ熱い声援をお送りいただきたいと思います。
なお、台風6号への対応につきましては、現在、状況を見極めながら組織委員会など関係者で協議を行っているところでありまして、選手や関係者の皆様の安全を第一に対応を行ってまいります。競技日程の変更等がございましたら、改めまして本市ホームページ等にてお知らせをさせていただきます。
次に、「江津湖花火大会2023」の開催についてお知らせをいたします。
こちらのモニターをご覧ください。(※モニター画面表示)
新型コロナウイルスの影響で中止をされておりましたけれども、この熊本の夏の風物詩「江津湖花火大会」をいよいよ4年ぶりに開催をすることが決定いたしました。
8月26日土曜日午後7時15分から1時間程度を予定しておりまして、熊本の夜空が約1万発の花火で彩られるほか、約100店舗の屋台が並ぶ夜市も開催されます。
大会当日は会場の下江津湖周辺で大規模な交通規制を行います。大変な混雑が予想されますので、ご来場いただく皆様には、公共交通機関や自転車、徒歩にてお時間に余裕をもってお越しいただきますようよろしくお願い申し上げます。
また、当日は、熊本駅と城彩苑から会場周辺までのシャトルバスを運行いたしますほか、会場周辺の小中学校に臨時駐輪場を設置いたしますので、是非そちらもご利用ください。
この花火大会の開催には地域住民の皆様方の多大なるご理解、ご協力をいただいておりまして、全ての方が気持ちよくお楽しみいただける花火大会となりますよう、ご来場の皆様には、観覧マナーの順守等をよろしくお願いいたします。
大会の詳細については、江津湖花火大会の公式ホームページをご覧ください。
本市では、関係機関との連携のもと、当日に向け準備を進めてまいりますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただき、4年ぶりの「江津湖花火大会」をお楽しみいただければと考えております。
最後に、新型コロナウイルス感染症について、市民の皆様に対するお願いです。
本市の新型コロナウイルス感染症の流行状況ですが、先週1週間の一定点医療機関当たりの感染者数は19.48人と、前の週の18.20人と比べまして増加をしておりまして、6月下旬以降6週続けての増加となっております。
夏休みに入り、お盆の帰省などで人が集まる機会が増えまして、感染リスクが高まることが想定されますので、定期的な換気あるいは、こまめな手洗い・手指消毒など、自主的な感染対策を行っていただきますようよろしくお願いいたします。
また、医療機関を受診する際や、混雑した電車やバスに乗車する際は、マスクを着用するなど、おひとりおひとりがお気をつけいただきますよう、お願いをいたします。
お盆の期間は休診されます医療機関が多くなりますが、本市では受診相談専用ダイヤルの回線を増やして対応しております。市民の皆様におかれましても、万が一の感染に備えまして、市のホームページ等をご確認のうえ、常備薬あるいは食糧品等をご準備いただきますよう、お願いをいたします。
私からは以上です。