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【報道資料】アニサキスによる食中毒の発生について

最終更新日:2023年8月31日
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報道資料

 本日、アニサキスによる食中毒が発生しましたので、お知らせします。


1 概要

 (1)探知

  令和5年(2023年)8月28日(月)、熊本市内在住の方から熊本市保健所に「8月27日(日)に市内の飲食店を利用したところ、食後

  2時間30分ほどして全身発疹や腹痛を呈したため、医療機関を受診したところ胃からアニサキスが摘出された。」と連絡がありました。

 (2)調査

  調査の結果、患者は8月27日(日)に2名で熊本市内の飲食店で調理提供された魚介類の寿司などを喫食し、同日15時30分頃から

  全身発疹や腹痛を呈し、熊本市内の医療機関を受診し胃からアニサキスが摘出されていることが判明しました。

 (3)決定

  患者を診察した医療機関の医師からアニサキスによる食中毒の届出があったこと、患者の胃よりアニサキスが摘出されたこと、患者の症状が

  アニサキスによるものと一致すること、患者はこの飲食店で喫食した魚介類の寿司の他には生の魚介類を喫食していないことから、この

  飲食店で調理提供された食品を原因とするアニサキスによる食中毒と断定し、この飲食店に対して、営業停止を命じました。


2有症者の状況

 (1)発症日時  令和5年(2023年)8月27日(日)15時30分

 (2)主な症状  発疹、胃痛

 (3)喫食者数  2名

 (4)有症者数  1名(男性、年齢50代)有症者は快方に向かっています。


3 原因食品   8月27日(日)に当該飲食店で提供された食事(魚介類の寿司を含む)(13時頃喫食)


4 病因物質   アニサキス         


5 措置等  営業停止 令和5年(2023年)8月30日(水)の1日間


《アニサキス食中毒の予防法について》

 アニサキスは、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する約2~3cmで白色の少し太い糸状の寄生虫です。

 通常、魚介類の内臓に寄生しているアニサキスですが、寄生している魚が死亡し、時間が経過すると内臓から身の部分に移動することが

 知られています。アニサキス幼虫が寄生する生鮮魚介類を食べた後、数時間から十数時間後に、激しいみぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などを

 生じます。その他、アニサキス幼虫が胃壁等に刺入しない場合でも、アニサキスが抗原となり、蕁麻疹やアナフィラキシーなどのアレルギー症状

 を示す場合もあります。なお、アニサキス幼虫は一般的な料理に使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても死にません。


 ●まずは、鮮度を徹底!目視で確認! 

  ・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く。

  ・魚の内臓を生で提供しない。

  ・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。

 ●さらに、冷凍・加熱が有効!

  ・冷凍する。(-20℃で24時間以上)

  ・加熱する。(70℃以上、または60℃なら1分)





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お問い合わせは
健康福祉局 保健衛生部 食品保健課
電話:096-364-3188096-364-3188
ファックス:096-371-5172
メール shokuhinhoken@city.kumamoto.lg.jp 
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