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【報道資料】 アニサキスによる食中毒の発生について

最終更新日:2023年9月25日
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報道資料

標記の件について、下記のとおりお知らせいたします。


1 概要

(1)探知

  令和5年(2023年)9月20日(水)、熊本市内の医療機関から熊本市保健所に「9月19日(火)に腹痛を訴えて受診された

  患者の胃からアニサキスが摘出された。」と連絡がありました。

(2)調査

  調査の結果、患者は9月17日(日)に熊本市内の魚介類販売施設で購入したブロック状の鮭を自宅で刺身に調理し、同日20時頃に

  家族5名で食べ、同日23時頃から腹痛や全身の痒みの症状を呈し、9月19日(火)に熊本市内の医療機関を受診し胃からアニサキスが

  摘出されていることが判明しました。

(3)決定

  患者を診察した医療機関の医師からアニサキスによる食中毒の届出があったこと、患者の胃よりアニサキスが摘出されたこと、患者の症状が

  アニサキスによるものと一致すること、患者は自宅で調理した鮭の刺身の他には生の魚介類を喫食していないことから、この自宅で調理した

  鮭の刺身を原因とするアニサキスによる食中毒と断定しました。


2有症者の状況

 (1)発症日時  令和5年(2023年)9月17日(日)23時

 (2)主な症状  胃痛、全身の痒み

 (3)喫食者数  5名(同居家族)

 (4)有症者数  1名(男性、年齢50代)

          患者の症状は回復しています。


3 原因食品   鮭の刺身(9月17日(日)20時頃喫食)


4 病因物質   アニサキス        


《アニサキス食中毒の予防法について》

  アニサキスは、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する約2~3cmで白色の少し太い糸状の寄生虫です。

  通常、魚介類の内臓に寄生しているアニサキスですが、寄生している魚が死亡し、時間が経過すると内臓から身の部分に移動することが

  知られています。アニサキス幼虫が寄生する生鮮魚介類を食べた後、数時間から十数時間後に、激しいみぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などを

  生じます。その他、アニサキス幼虫が胃壁等に刺入しない場合でも、アニサキスが抗原となり、蕁麻疹やアナフィラキシーなどのアレルギー

  症状を示す場合もあります。なお、アニサキス幼虫は一般的な料理に使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても死にません。


 ●まずは、鮮度を徹底!目視で確認! 

  ・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く。

  ・魚の内臓を生で提供しない。

  ・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。

 ●さらに、冷凍・加熱が有効!

  ・冷凍する。(-20℃で24時間以上)

  ・加熱する。(70℃以上、または60℃なら1分)





このページに関する
お問い合わせは
健康福祉局 保健衛生部 食品保健課
電話:096-364-3188096-364-3188
ファックス:096-371-5172
メール shokuhinhoken@city.kumamoto.lg.jp 
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