報道資料
令和6年(2024年)2月23日(金)に発生したインシデント(車両故障により走行中にドアが開いた事象)について、当局で原因究明を行った結果、現時点ではドア開閉の信号に関する配線の損傷が原因となっている可能性が高いと考えており、これに対する対策を実施してまいります。 なお、現在、運輸安全委員会による調査が行われています。今後、調査の結果を踏まえ、必要により追加の対策を講じてまいります。 |
1 当該事象の発生原因と考えられる状況
・ドアの開閉の信号配線を確認した結果、運転席前面の壁内にある配線に損傷を確認。(※配線被覆が損傷し、被覆内の銅線が露出した状態)
特に損傷が激しい2本の配線の銅線を接触させると、ドアが開くことを確認。
・配線損傷の原因としては、車両前面に取り付けられた系統板を固定する際、架台用ネジを取付けるための下穴加工時に用いたドリルで損傷
させたものと考えられる。
2 緊急的な車両への対応
・今回の車両と同様の方法で外壁に穴が開けられた車両(8台)については壁内の配線を点検し、異常がないことを確認済。
・今後、外壁への作業を行う場合、適切な器具を選定し、記録を徹底。