本市では、生成AIを業務に導入するため、令和5年10月から情報セキュリティ環境が確保されたCopilot(旧 Bing Chat Enterprise)を利用できる環境を整備しています。令和6年1月末時点で職員約1,800名が利用しています。職員の利活用状況を把握し、運用ルールの改善や利活用の拡大を図るため、職員アンケート調査を実施しました。詳細は別紙のとおりです。 |
1 調査目的:職員の生成AIの利用状況を把握し、運用ルールの改善や利活用の拡大を図る
2 実施期間:令和6年(2024年)1月11日~1月31日
3 調査対象:全職員
4 回答数 :2,294人
5 サマリー:
・本市は、生成AIを業務に導入するため、令和5年10月から情報セキュリティ環境が確保されたCopilot(旧 Bing Chat Enterprise)を
利用できる環境を整備した。令和6年1月末時点で職員約1,800名から利用申請がなされている。
・利用頻度は週1~2回が多く、情報検索の用途が多い。作業時間の短縮や質の向上、心理負担の軽減が、令和5年6月~9月の
実証実験時より低下している。
・この要因は、本市が利用している Copilotの特性として、データ保護のためチャット履歴が残らないことに加え、表示された検索データを
元に文章を生成することから、生成物の熟度が職員のプロンプト力(命令文を作成する力)に左右されることが考えられる。
・今回の調査結果を踏まえ、生成AIのリスクを低減しながら利活用を促進していくため、「熊本市生成AI利活用ガイドライン」を改定する
とともに、職員への利用周知や研修の充実を図っていく。
- 報道資料 (PDF:1.94メガバイト)