熊本市子ども輝き未来プラン2020
策定にあたって
近年、核家族化や地域のつながりの希薄化等により、子どもや子育て家庭を取り巻く環境が変化するとともに子育ての困難さが増大しており、子育てや子どもの成長を社会全体で支えていくことがますます必要となっています。
本市においては、平成27年3月に熊本市子ども輝き未来プラン2015を策定し、待機児童解消のための保育サービスの充実、地域子育て支援拠点事業や病児・病後児保育事業の推進など、各種の子ども・子育て支援事業に取り組んできましたが、更なる取組の推進及び児童虐待や子どもの貧困対策等の喫緊の課題に取り組みます。
計画期間
令和2年度(2020年度)~令和6年度(2024年度) 5年間
基本目標
(1)すべての子どもの健やかな成長を支える支援(子どもへの支援)
(2)安心して子どもを産み育てられる環境づくり(子育て家庭への支援)
(3)子育てしやすい地域社会の構築(地域社会の構築)
新たな取組・拡充する取組
(1)児童虐待やいじめ、貧困問題等に対応するため、「子どもの権利擁護と援助を必要とする子どもへの支援」に取り組む
(2)在住外国人の増加が見込まれることから、「外国人等の子どもへの支援及び配慮」に取り組む
(3)引き続き「保留児童を含めた実質的な待機児童の解消」に取り組む
(4)子育ての負担が大きい多子世帯への負担軽減に取り組む
(5)子育て家庭が安心して住み替え等ができるように、「子育てを支援する住まいづくり」に取り組む
重点取組
(1)児童虐待防止のための「児童家庭支援センター」の設置や里親養育支援の推進
(2)保留児童を含めた実質的な待機児童の解消に向けた保育人材の確保等
(3)多子世帯に対する子育て支援サービスへの助成の拡充
本編データ
熊本市子ども輝き未来プラン2020別冊【熊本市子ども・子育て支援事業計画 第二期】
策定にあたって
第一期計画は、平成27年から令和元年度(2019年度)が計画期間であり、計画策定時に認定した幼稚園・認定こども園・保育所、一時預かり事業、時間外保育事業、放課後児童健全育成事業等の「量の見込み【需要】」及び「確保の内容【提供】」に基づき、各事業に取り組んできました。
今回も引き続き、各事業の「量の見込み【需要】」及び「確保の内容【提供】」を設定し、更なる取り組みの推進を図るため、第二期計画を策定しました。
計画期間
令和2年度(2020年度)~令和6年度(2024年度) 5年間
(2)一時預かり事業
(3)時間外保育事業
(4)利用者支援事業
(5)放課後児童健全育成事業(児童育成クラブ)
(6)子育て短期支援事業(ショートステイ)
(7)乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)
(8)養育支援訪問事業・要保護児童等に対する支援に資する事業
(9)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)
(10)病児・病後児保育事業
(11)子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)
(12)妊婦健康診査
(13)実費徴収に係る補足給付を行う事業
(14)多様な事業者の参入促進・能力活用事業
熊本市子ども輝き未来プラン2015
熊本市はこれまでも、次世代育成支援行動計画「ひびけ!子ども未来プラン」において「子どもの声がひびく地域(まち)づくり」を基本理念に掲げ、様々な子育て支援策を推進してきました。
さらに今般、「次世代育成支援対策推進法」の延長や「子ども・子育て関連3法」の成立に伴う「子ども・子育て支援新制度」のスタートにより、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上が推進されることとなったことを受け、このたび、平成27年度から平成31年度までの5年間の取り組みとして、次世代育成支援行動計画と子ども・子育て支援事業計画を一体的に定めた「熊本市子ども輝き未来プラン」を策定いたしました。
本市では、今後、このプランに基づき、子どもたちの声がひびき、子どもたちが元気にあふれ、子どもたちの笑顔が輝くような、「子どもが輝くまちくまもと」づくりを進めていきます。
熊本市子ども輝き未来プラン2015別冊【子ども・子育て支援事業計画 第一期】