【新型コロナワクチン接種】 副反応について
ワクチンの接種後には、副反応を生じる場合があります。 接種によって得られる効果と副反応などのリスクを比較し、接種をするかどうかの判断をお願いいたします。
起こりやすい副反応 日本で現在、接種が進められている新型コロナワクチンは、非常に高い効果がありますが、接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れることがあります。 具体的には、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等の症状です。こうした症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
初回接種(ファイザーのオミクロン株XBB.1.5対応の1価ワクチン)  ※このほか、極めて稀ですが、アナフィラキシーや軽症の心筋炎・心膜炎を発症した例が報告されています。
1回目の接種後よりも2回目の接種後の方が、こうした副反応の発現する頻度が高くなる傾向も確認されています。それは、1回目の接種により、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができることによって、2回目の接種時には、1回目より強い免疫応答が起こり、発熱や倦怠感などの症状がより出やすくなるためです。
症状には個人差があり、1回目より2回目が必ず強くなるわけではなく、症状が無いから免疫がつかないというわけではありません。 追加接種(ファイザー/モデルナのオミクロン株XBB.1.5対応の1価ワクチン)追加接種で使用するオミクロン株XBB.1.5対応の1価ワクチン(ファイザー社及びモデルナ社)の薬事承認において、従来型ワクチンとおおむね同様の症状が見られました。
ノババックス 初回接種(1・2回目接種)および追加接種(3回目接種、4回目接種)でノババックスワクチンを接種した場合の副反応は、以下の症状が見られました。  小児用ワクチン小児(5歳~11歳)の接種について に掲載しています。 乳幼児用ワクチン乳幼児(生後6か月~4歳)の接種について に掲載しています。
新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査(厚生労働省HPより) 厚生労働省HPに、接種後一定期間に起こった症状・疾病の調査結果が掲載されています。 接種後に起こりうる症状・疾病を具体的にイメージできる資料になっていますので、ご参照ください。 初回接種(1・2回目接種) 先行的に新型コロナワクチン接種を受けた約2万人の医療従事者を対象に、接種後一定期間(約1か月)に起こった症状・疾病を調査しています。 厚生労働省HP「新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査」について (外部リンク) ※中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
追加接種(3回目接種) 新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に、接種前後の抗体価の推移や、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査しています。 以下の組み合わせで接種を行った場合の結果が掲載されています。 ●初回接種:ファイザー社、3回目接種:ファイザー社 ●初回接種:ファイザー社、3回目接種:モデルナ社 ●初回接種:モデルナ社、3回目接種:ファイザー社 ●初回接種:モデルナ社、3回目接種:モデルナ社 厚生労働省HP「新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)後の健康状況調査」 (外部リンク)
※中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。 追加接種(4回目接種) ファイザー社もしくはモデルナ社ワクチンの4回目接種前後の抗体価の推移や、一定期間に起こった症状・疾病を調査しています。 厚生労働省HP「新型コロナワクチンの追加接種(4回目接種)後の健康状況調査」 (外部リンク) ※中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査 ファイザー社もしくはモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンの接種を受けた方を対象に、接種前後の抗体価の推移や、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査しています。 厚生労働省HP「オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査」 (外部リンク) ※中間的に集計したものですので、今後、数値が変わることがあります。
症状が出たときの対応
ワクチン接種後の発熱や痛みに対しては、医師が処方する薬以外にも、市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン等))で対応いただくことができます。また、発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
また、ワクチン接種から数日~1週間くらい経過した後に、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあります。その多くはモデルナ社のワクチンで報告されていますが、ファイザー社のワクチンでも起こることがあります。
数日で自然に治ると報告されていますが、発疹がかゆい場合は冷やしたり、市販の抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。
【厚生労働省HP抜粋】 
【動画】新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法 (外部リンク)
新型コロナワクチンの安全性と副反応について詳細は、厚生労働省HPをご覧ください。 
また、新型コロナワクチンの接種後に副反応の受診を希望される場合は、接種医療機関やかかりつけ医など身近な医療機関にご相談ください。必要に応じて、身近な医療機関から専門的な医療機関をご紹介し、受診していただく場合もあります。
かかりつけ医がない方など、受診する医療機関が見つからない場合、医療機関をご案内しています。熊本市新型コロナワクチンコールセンターにお問い合わせください。 
■熊本市新型コロナワクチンコールセンター 096-300-5577 受付時間 8:30~19:00(土・日・祝日も開設)
熊本市に報告があった症状・事例について ■予防接種健康被害救済制度の申請件数等について 【令和5年(2023年)9月24日現在】
 ※予防接種健康被害救済制度について ■新型コロナワクチンの副反応疑い報告書受付件数について 【令和5年(2023年)9月24日現在】 ・熊本市が、医療機関等からの「予防接種後副反応疑い報告書」により報告を受けた件数について記載しています。 ・報告は、予防接種後に現れた症状を報告するものであり、予防接種との因果関係や予防接種健康被害救済と直接結び付くものではありません。
  ※副反応疑い報告の概要 ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医師・医療機関等から報告があったものを厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価を行います。こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っていきます。 国に報告された事例と評価について (外部リンク)
国に報告があった症状・事例について(厚生労働省HPより) 厚生労働省は、新型コロナワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。 収集した報告事例については、厚生労働省の審議会への報告・専門家による評価を行い、結果をHPに公表しています。 ワクチン接種後の死亡、アナフィラキシー、心筋炎・心膜炎、血小板減少症を伴う血栓症などについて、公表されていますので、ご参照いただき、接種の是非について判断をお願いいたします。 ※ワクチンの接種後には副反応を生じることがあり、副反応をなくすことは困難です。接種によって得られる利益と、副反応などのリスクを比較して接種の是非を判断する必要があります。 ※副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。 
予防接種健康被害救済制度について ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことが出来ないことから、救済制度が設けられています。 新型コロナワクチンの接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます※。 申請に必要となる手続きなどについては、熊本市感染症対策課(電話096-364-3189)にご相談ください。 ※その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、熊本市が給付を行います。(厚生労働大臣の認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。) 制度の詳細は厚生労働省HP (外部リンク)をご覧ください。
疾病・障害認定審査会 (感染症・予防接種審査分科会、 感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会)については、こちら (外部リンク)をご参照ください。

ワクチンの安全性や副反応に関する相談窓口■新型コロナウイルスワクチン専門的相談窓口(熊本県) ワクチンの安全性や副反応等に関する相談を受け付けています。 096-285-5622 092-687-5144(外国語対応専用ダイヤル・20言語対応) 受付時間 24時間受付(土・日・祝日も開設) ※ワクチン接種後に、体に異常があるときには、接種を受けた医療機関やかかりつけ医、もしくは、上記窓口へご相談ください。 
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