目次全内容
第2編 細川期の武士たちの社会と生活
第1章 武士と知行・扶持・給禄
第1節 家臣団の編成と展開
- 家臣団の編成
入国前の家臣団の編成／初期家臣団編成の特徴／入国後の家臣団召抱え
- 家臣団の展開
寛文四年侍帳の位置／知行取家臣の減少の事情／知行取家臣の増加の事情／新知と加増
第2節 知行制の展開と知行形態
- 撫高知行制の成立
撫高知行制の成立
- 撫高知行制の矛盾
下免と出米／上知の政策化／下免割替
- 給人の知行形態
寛永地撫帳にみる知行形態／均等分割知行／知行地の広域分散化
第3節 武士の扶持・給禄と蔵米知行
- 蔵米知行・俵取・現米支給
采地廩米／蔵米知行／現米支給／寸志知行取／擬作取／合力米
- 切米・扶持方
切米取／扶持方取／扶持方だけ支給
- 役料・足高
役料・足高
第2章 武士たちの番方・役方と勤役
第1節 番方と役方の展開
- 番方と役方
番方と役方の基本編成／初期の番方／初期の役方
- 役方における「家老」と「奉行」
家老の政治的位置／家老・奉行の権限配分
- 役方における部局制の発達
行政改革／奉行の分職体制
第2節 参勤交代と普請役
- 参勤交代
細川忠利の献策／歴代藩主の参勤の実態／参勤お供の人々／参勤道中心得／本陣での献立／船について／参勤経費／参勤制度の終り
- 普請役
普請役とは／城郭普請手伝い／河川改修普請手伝い／社寺造営手伝い／京都御所修復手伝い
第3節 武士の所々詰
- 江戸・上方詰
江戸の藩邸／京都詰／大坂詰
- 長崎・天草詰
長崎詰／長崎屋敷へ出入した人々／天草詰
- 領内所々詰
八代詰／佐敷詰／鶴崎詰
第3章 出兵・出陣と軍備
第1節 島原の乱と長崎警備の出兵
- 天草・島原の乱の出兵
細川氏の軍役体制／天草・島原の乱起る、天草出兵／原城攻略と出兵体制
- 長崎港警備出動と海岸防備
長崎警備と肥後の役割／ポルトガル船の長崎来港と封鎖／肥後藩の出兵体制／異国船警備体制
第2節 相州警備と長州・小倉出兵
- 武州本牧警備
江戸湾の防備体制／六百余人が急速出兵／関東の警備は関東で
- 相州警備
警備総帥に長岡監物／遅れた警備地引き渡し／二つの陣屋六つの台場／警備地では西洋砲術／平時在番の制／砲器鋳造に六万三千両／二倍以上に膨らんだ預地／一〇年続いた相州警備
- 長州征討と小倉出兵
小倉への援兵派遣／長州征討に積極姿勢／幕府軍監への不信
第3節 在御家人の出動と活動
- 肥後藩の在御家人
初期の在御家人／中期以降の寸志御家人
- 在御家人の出動
島原出陣と相州警備／京都寺町門の警備／小倉出兵と近隣警備／警備地詰と武芸目録
第4章 武士たちの生活
第1節 武士たちの暮らし
- 武士の経済生活
知行取の俸禄／切米取・扶持米取の俸禄／武士の困窮／在宅する武士／肥後藩の士風
- 堀部家の生活
熊本堀部家と赤穂堀部家／家計簿／知行地／奉公人
- 武家社会と女性
女性の記録／清光院様日記／結婚と離婚／期待される女性像
第2節 武家の相続と生活
- 相続の原理
死亡と隠居／隠居理由と隠居後の生活／養子と家／討死と殉死
- 断絶
御咎めと断絶／断絶と再興
第3節 武士の諸事件
- 武士の争い
史料に見る対立と抗争／武士の対立・抗争の特質
- 殉死
細川家の殉死／阿部事件と殉死の構造
- 改革と上書
上書 益田弥一右衛門上書
- 果たし合い
肥筑国境関外目村の墓／前川勘右衛門と藤田助之進
- 八代疑惑一件
八代御城付と松井家／妙見祭警固と御城付衆の不満／家格の疑惑
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