目次全内容
第3編 城下町の町民の社会と生活
第1章 初・中期の城下町の商工業
第1節 町の行政と運営
- 町の様子と行政区画
御入国宿割帳／行政区画懸りと丁
- 町奉行と町役人
町奉行／町奉行下の役人／町方役人
- 町に出された法令
町方への法令
- 町政運営の実態
高札について／宗門改め／町人の転入・転出／往来手形の発行／防火対策／町中の清掃／御用馬／長六橋の架替え／救恤／市日／御免軒
第2節 初・中期の商業と藩の統制
- 初期の商業
商札制と振売り／運上・問屋と城下町人の建議／天野屋藤左衛門と長崎買物
- 藩内の流通規制
城下商人への規制／藩外商人への規制／移出・移入の規制
- 中期の商業と商人
諸座の設置／特定商人と座／諸座の廃止
- 城下の市と出小屋
市立て／城下町の出小屋
第2章 商業の展開と諸職種
第1節 宝暦の改革と商人・職人
- 城下町の商業
宝暦の改革と国産仕立て／城下商人の支配／株と本手／商業と運上
- 城下の職人たち
作事方と職人／作事方大工と町在大工／各種細工職人たち／職札と運上／職人頭による職人支配
第2節 町人の活躍と町政
- 宝暦の改革と町支配
町方分職奉行体制と町支配／町内調査／町人の負担
- 町政と町役人
天明期の町政改革／町役人と町内組織／町役人の活躍／人馬会所と町役人／町の諸役
第3節 商人の独占商業
- 惣問屋と座
惣問屋の設置／幕府の座と藩内商人
- 商人たちの活動と独占
商人たちの独占／熊本町造酒屋の活動
第4節 化政期以降の城下商工業の展開
- 城下の商工業と他国商人
城下の商工業／化政期の国産仕立て／通商株と直仕入株／他国商人と旅人問屋／長崎交易と唐物方
- 商家の経営
御用達の交代／市原屋の経営
第3章 金・銀・銭相場と藩札
第1節 金・銀・銭相場
- 藩政における三貨の役割
金銀本位制／藩政における金・銀・銭経済の一端
- 銭相場の変動
銭匁制／銭相場／四宝銀一匁に二〇文／銀貨改鋳と銭遣い
第2節 藩財政の展開と藩札
- 宝永元年の藩札発行
初期の藩財政と藩札／藩札発行についての諸説／宝永元年の藩札発行／銀札停止令
- 享保期の藩札発行
享保一五年藩札申請／享保一八年銀札発行／延享三年の銀札
第3節 銭預
- 銀銭預会所
宝暦改革期における支出の仕法
- 御銀所預の発行
御銀所預・御郡間預の発行／享和元年の改訂／文化一〇年の改訂／天保期の諸御間預／岡札の通用と防止策
第4章 城下町の変貌
第1節 惣町会所の設立と運営
- 惣町会所の設立
新三丁目に惣町会所／惣町会所の利用／惣町会所、新一丁目へ移る
- 町奉行所の再興
会所が町奉行所となる／町別当も奉行所詰
第2節 在方商業の発展と市場への参加
- 在方商業の発展
在町の状況／在中商売／府中近郊の商業的発展
- 市場への参加
村の仲買人／野菜市場／魚市場
第3節 城下町の金融
- 諸拝借
諸間拝借／歩入拝借／一局の貸出残高三七万両
- 相対借り
富裕商人による金融／質屋
- 相互扶助
講仕立てと集り銭仕立て／鬮講の禁止
第5章 町民たちの社会と生活
第1節 町の自治
- 町の運営と費用
町の運営と町用銭／西唐人町の町用銭
- 町の救済
災害・飢饉と救済／御備米と備銭／一衣不着者の救恤
第2節 町民の住居と家族
- 西唐人町の構成
西唐人町見図帳／町の屋敷／町の職種
- 人と土地の移動
人の移動／土地の移動
第3節 町民の生活
- 生活法度と町民
生活法度と倹約令／衣服制度と生活規制／熊本町の風俗取締り／町の孝子たち
- 熊本町に住む人々
さまざまな町の住人／町民の教育と自立
- 家と町人
本家と分家・別家／町人の縁組／富裕町人の生活
第4節 年中行事と娯楽
- 暦と時法
重賢公御生年暦／時法
- 年中行事
１月―門松・綱引き・左義長／２月―初市・涅槃会／３月―雛祭り・花見／４月―灌仏会／５月―端午の節句／６月―祇園祭・盂蘭盆会・盆後踊り・地蔵祭り／８月―藤崎八旛宮の祭礼・六所宮祭礼／10月―日蓮上人御影講／11月―親鸞上人祖師会／12月―節分豆はやし・歳末市
- 子供の遊び
凧揚げ／花火／独楽
- 大人の娯楽
三味線／浄瑠璃／長唄／琵琶／寺社参詣／山野・野辺への遊山／相撲／歌舞伎芝居・見世物／博奕／囲碁・将棋／鶏合
|
一覧に戻る
