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ジェーンズ邸の復旧について

最終更新日:
(ID:14295)

県指定重要文化財「洋学校教師館」について

ジェーンズ邸

県指定重要文化財「洋学校教師館」は、熊本洋学校の教師として招聘した外国人教師リロイ・ランシング・ジェーンズの住居として、1871年(明治4年)に古城(現在の熊本県立第一高等学校内)に建てられた熊本最古の洋風建築です。1876年(明治9年)の熊本洋学校廃校後は、熊本県物産館、日赤熊本支部事務局・血液センターとして利用され、その後「熊本洋学校教師ジェーンズ邸」として本市で管理・公開を行ってきました。

「洋学校教師館」は創建の地である古城から南千反畑町、水道町、現在地である水前寺へと3回の移築を経ています。

用途の変化や移築、老朽化による劣化に対し、これまで部分的な補修を行ってきました。しかし、内壁・外壁の亀裂や軒の下がり、部分的な沈下など劣化は進んでおり、建物をより良好な状態で保存・活用していくためには全体的な修理が必要な状況でした。

そのような状況の中、平成28年(2016年)熊本地震により全壊してしまい、現在復旧に向けた工事を行っています。

平成28年(2016年)熊本地震による被災状況等について

被災前_正面

本震後_正面

▲地震前(H23.11.8撮影)

▲本震後(H28.4.16撮影)

ブルーシート設置後_背面テント設置後_正面

▲ブルーシート設置後(H28.4.25撮影)

▲テント設置後(H28.6.17撮影)

 

ジェーンズ邸は、平成28年4月14日の前震で壁が剥落し、16日の本震で全壊しました。

その後、雨による部材や資料の腐朽を防ぐための応急処置としてブルーシートを設置し、同時にいくつかの資料を搬出しました。

応急処置としてブルーシートを設置しましたが、そのままでは部材等が蒸れることによって痛みが進むことが心配されました。

テントの設置にあたっては、株式会社フジタ様、フジタビルメンテナンス株式会社様、株式会社太陽工業様、熊本でジェーンズの顕彰活動を行われている「ジェーンズの会」の皆様よりテントを寄贈いただきました。

今後、まずはこのテントの中から少しずつ部材を取り出し、再利用が可能かどうかなどを調査していく予定です。

 

部材格納作業等の完了

報道公開の様子部材格納作業の状況

▲報道公開の様子(H29.2.13)

▲部材格納状況

部材格納完了状況部材格納状況

▲部材格納完了状況

▲部材格納状況

 

平成28年度末までに部材の格納が終了しました。

格納した部材については、熊本市東部浄化センター内にプレハブを設置し、格納しております。今後、部材の調査(いつの時代のものか、再用できるかどうか等)を行い、復旧に向けた設計を実施します。

 

資料について



    資料保管状況

  • ▲資料保管状況


部材の格納作業と並行して、邸内で展示・保管していた資料の救出作業を行いました。
職員によるクリーニング作業や業務委託による修復作業などを実施しています。
現在地震前の目録との照合作業を進めており、年度内を目途に照合作業を完了させる予定です。
また、修復が必要な資料については、順次修復作業を実施していきます。 

『県指定重要文化財「洋学校教師館」保存修理に伴う検討委員会』の開催

 

平成29年度 第2回『県指定重要文化財「洋学校教師館」保存修理に伴う検討委員会』(終了しました)

平成28年(2016年)熊本地震により倒壊した「洋学校教師館」の復旧に向けた検討委員会を開催しました。


実施日時

平成30年1月30日(火曜日)15時00分~

実施場所

熊本市役所本庁舎8階会議室

内容

復旧・復原についての検証事項、耐震補強の方針について、移築復旧について


【当日資料】


【議事録】

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