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【報道資料】下水汚泥を活用した肥料(肥ごのじゅんかん肥)の利用開始について

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報道資料

 熊本市上下水道局では下水の処理過程で発生する汚泥を燃料化や建材化など100%有効利用をしていますが、今年度から新たに『肥ごのじゅんかん肥』として肥料化の取り組み・利用を開始しました。

 

1 『肥ごのじゅんかん肥』の登録について
 リンの輸入価格高騰を背景に国策として進められている下水汚泥の肥料利用を、本市においても資源の地産地消、農業界への貢献や下水処理費用の節減を目的に、肥料登録しました。『肥ごのじゅんかん肥』は汚泥の処理過程で発生するメタンガスを利用した熱で乾燥し造粒したもので環境にもやさしい肥料です。

(1)登録状況
 肥料の品質の確保等に関する法律に基づく肥料(公定規格 汚泥肥料)として令和6年(2024年)4月25日付で登録しました。
(2)肥料の特徴
 ・汚泥の処理過程で発生するメタンガスを利用した熱で乾燥しています。
 ・乾燥後、粒状化しており施肥し易い形状です。
 ・登録に必要な試験において、重金属類など所定の安全性をクリアしています。
 ・主な有効成分として窒素(5.2)-リン(4.7)-カリウム(0.5未満)を含有しています。

2 『肥ごのじゅんかん肥』の利用について
 6月中旬より、上下水道局と西区役所の2か所で利用を開始しました。当面は庁内利用を中心にモニタリング、PRし、今後の普及について検討を進めます。

(1)現在の利用先
  (1)上下水道局南側正面玄関 プランター  (2)西区役所周辺 花壇

3 本市下水道で行っているその他の有効利用状況について
 本市の下水道事業では適正な下水処理を行い水環境の保全に努めるだけでなく、処理過程で発生する様々な資源を有効利用し、脱炭素や資源循環に貢献しています。

 ≪有効利用の例≫
 ・固形燃料化事業・・・下水汚泥を炭化し、石炭代替燃料として火力発電所で利用。
 ・消化ガス発電事業・・・汚泥の処理過程で発生するメタンガスを発電に利用。
 ・コンポスト化・・・コンポスト化施設で堆肥の原料として利用。
 ・建材化・・・セメントや建築資材(リサイクル砕石)などの原料に利用。



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