報道資料
7月26日(金曜日)に電車の脱線事故が発生したことを受け、田崎橋停留場~熊本駅前停留場間は区間運休としておりましたが、原因特定の上、対策を図りましたので、29日(月曜日)の始発から運行を再開いたします。 |
1 脱線事故の原因について
・発生状況から、ポイント付近のレールもしくは車両に要因があると判断。
・レールを調査したところ、脱線したと考えられる箇所について、基準値内であるものの、一部レールの摩耗が見られた。
・車両については、脱線を起こした車両の同型車及びボギー車のドライブレコーダー映像を確認し、事故車両以外は異常が見られない事を確認。
・事故車両の車輪を確認したところ、基準値内ではあるものの、フランジ(脱線を防ぐための車輪のでっぱり)に摩耗が見られた。
・以上から、今回の脱線は、当該脱線箇所のレールの摩耗と事故車両の車輪の摩耗という複合的な要因により発生したと判断した。
2 対策について
・原因を踏まえ、事案発生個所のレールの補修を実施(27日に完了)。
・全てのポイントについて、正常な動作を確認。
・脱線発生箇所でボギー車による試走を行い、安全性を確認(28日に完了)。
・事故車両については車輪の補修と点検が完了するまで使用を中止。
・また、今回脱線を起こした車両の同型車である他の低床車両については、車輪を含む車両の点検、試運転後に田崎橋停留場~熊本駅前
停留場間の運行を再開する。
3 区間運休の解除について
解除日時:7月29日(月曜日)始発から