報道資料
令和6年(2024年)4月~5月に熊本市現代美術館にて開催しました「熊本市第8次総合計画展」が、「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しましたので、下記のとおりお知らせいたします。 |
■熊本市第8次総合計画展とは
「熊本市第8次総合計画展」とは、令和6年4月より新たにスタートした「熊本市第8次総合計画」を、美術作品やイメージ映像、
ワークショップなどアートの力で市民に分かりやすく伝えるイベントであり、熊本市現代美術館館長及び本市文化顧問である
日比野克彦さんに企画監修いただき開催したもの。
■概要
·会期 令和6年(2024年)4月3日(水曜日)~5月27日(月曜日)〔火曜休館〕
·場所 熊本市現代美術館(ART LAB MARKET、井手宣通記念ギャラリー)
·主催 熊本市
·企画監修 日比野克彦(熊本市文化顧問、熊本市現代美術館館長)
(詳細はHPをご覧ください)熊本市第8次総合計画展を開催しました / 熊本市ホームページ (city.kumamoto.jp)
■グッドデザイン賞の概要
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みであり、理想や目的を
果たすために築いたものごとすべてを「デザイン」とし、有形無形のあらゆるものが応募対象。
(詳細はHPをご覧ください)GOOD DESIGN AWARD (g-mark.org)
(外部リンク)
■審査員コメント
・2016年の熊本地震で被災し、10日ほど経った頃、市民から美術館の再開についての問い合わせが急増したという。ライフラインが
まだ復旧していない中、避難所や車中泊を余儀なくされたスタッフもいたが、その声に背中を押されるようにして再開館を決意。
2002年の開館以来、学芸員たちが市民の一員として地域との関係性を丁寧に紡いできたからこそ、熊本市現代美術館は人々にとって
心の拠り所となっていたのだろう。
この取り組みは、熊本市の総合計画に基づき、街の未来について市民とともに考えていくための展覧会。同様の企画は、往々にして自治体側
からの一方的な発信になりがちだが、これは延べ約8,000人の市民が何らかの形で総合計画展にアプローチしていることから、必要とされるもの
になっていると言っていいだろう。地震後わずか1週間で現地に入り、自主的に子どもたちとのワークショップを開催するなど、市民との
信頼関係を築いてきた館長の人柄とフットワーク、タレント性が、この取り組みにおけるデザイン上の最大のポイント。今後も、
熊本市における社会関係資本の核施設の一つとして、市民との対話を継続していただきたい。
■審査の流れ
・一次審査(書類審査):6月6日~7月1日
・二次審査(審査会による審査):8月7日~8月9日 場所:幕張メッセ国際展示場