文化資源の概要
六殿宮流鏑馬は、南区富合町で毎年10月に行われる六殿神社秋季大祭の一部で、五穀豊穣を神に祈願する、流鏑馬の奉納を目的とした一連の奉納神事です。地域の18地区が輪番となって、毎年奉納を行います。奉納される神事は、馬追神事、蟇目神事、流鏑馬神事です。
馬追神事は、神馬や曳き馬を突撃のラッパの合図で追い立てながら曳き、駆け足で進む馬を生身のまま受け止めます。
蟇目神事は、拝殿前で祭詞を奏上し、鏑矢を用いて天と地に弓を張る所作などを行います。
流鏑馬神事は、約200mの馬場に立てられた3つの的に、馬上から弓を射ます。矢が1本でも当たれば、翌年は豊作になると言われています。
六殿宮流鏑馬は、六殿宮流鏑馬保存会の尽力により、地域で誇りを持って受け継がれている大切な文化資源です。