本市は九州の中央、熊本県の西北部、東経130度42分・北緯32度48分の位置にあります。
地勢は、金峰山を主峰とする複式火山帯と、これに連なる立田山等の台地からなり、東部は阿蘇外輪火山群によってできた丘陵地帯、南部は白川の三角州で形成された低平野からなっています。
気候は、有明海との間に金峰山系が連なるため、内陸盆地的気象条件となり、寒暖の較差が大きく冬から春への移り変わりは早く、夏は比較的長いことが多いようです。
位置と面積
位置
東経130度42分
北緯32度48分
面積
390.32平方キロメートル
市章
ひらがなのくの字を図案化したもの。
和を尊び、人の調和を基本として躍進する熊本市の姿を円形にし、未来へたくましく発展する意味で太い円形にまとめたものです。
(昭和44年8月1日制定)
気象(平年値)
年平均気温 摂氏16.5度
年間降水量 約1,992.7mm
内陸盆地的な地形のため寒暖の差が大きく、夏には「肥後の夕なぎ」といわれる蒸し暑い日が続きます。
人口
740,282人 321,266世帯 (推計人口)
※推計人口は、平成30年1月1日現在です。
詳しくは、人口(内部リンク)をご覧下さい。
連携中枢都市圏構想
人口減少・少子高齢社会にあっても、地域を活性化し経済を持続可能なものとし、住民が安心して暮らしていけるよう圏域の中心的役割を担う連携中枢都市が近隣市町村と連携して、「圏域全体の経済成長のけん引」「高次の都市機能の集積・強化」「圏域全体の生活関連機能の向上」の3つの取組を実施し、人々が集まる魅力的な圏域を形成する「連携中枢都市圏構想」を計画的に推進するため、平成28年3月30日に熊本連携中枢都市圏の16市町村と連携協約書を締結いたしました。
<熊本連携中枢都市圏の構成市町村>
熊本市、宇土市、宇城市、阿蘇市、合志市、美里町、玉東町、大津町、菊陽町、高森町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、
甲佐町、山都町
産業
本市は、サービス産業が中心の都市です。そのほか、IC産業の集積、全国でも高い生産性を誇る都市型農業、水産業など各種産業が展開されています。
市木・市花・市鳥

イチョウ
 肥後ツバキ |
市木 イチョウ
市花 肥後ツバキ
(昭和49年10月9日)
昭和49年、熊本市は森の都宣言2周年と、市制85周年を記念して、森の都熊本のシンボルとしてふさわしい「市の木」「市の花」を広く市民から募集しました。
その結果小学生から女性お年寄りの方まで幅広い層の方々から、12,548通にものぼる応募が寄せられました。
市の木については、イチョウ、クスノキ、サクラなど122種、市の花については、肥後ツバキ、肥後ショウブ、菊など160種に及びましたが、市民各層の56人で構成される「森の都推進会議」の答申を受けて、市木を「イチョウ」、市花を「肥後ツバキ」にすることに決定しました。
選ばれた理由としては、「イチョウ」は熊本城が昔から銀杏城と呼ばれ、古木もあり、また立派なイチョウ並木もあって市民に親しまれていること、また、「肥後ツバキ」は古くから熊本独特の花として知られ、代表的な名花であるばかりでなく、最近は国際的にも知られつつあり、一般家庭でも容易に育てることができること等が考えられます。

シジュウカラ
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市鳥 シジュウカラ
(昭和59年5月22日)
昭和59年、熊本市では、市の木「イチョウ」、市の花「肥後ツバキ」に続く新しいシンボル「市の鳥」の募集を行いました。
六千件を越す応募の中から市の鳥に選ばれた「シジュウカラ」は、全長約14.5センチ、黒ネクタイ姿のかわいらし野鳥です。ツーピー、ツーピーとよく通る澄んだ声でさえずり、金峰山や立田山、託麻三山などの森に多く生息し、四季を通じて観察されます。
また、巣箱をよく利用し、害虫を多く食べ、緑の森を守る益鳥として親しまれています。
市勢要覧
詳しくは、市勢要覧2015
(内部リンク)をご覧下さい。
熊本市民「愛市憲章」
私たち熊本市民は、清潔で住みよい街をつくりましょう。
私たち熊本市民は、郷土の自然や文化財を大切にいたしましょう。
私たち熊本市民は、時間を正しく守りましょう。
私たち熊本市民は、交通道徳を重んじましょう。
私たち熊本市民は、互いにあたたかく交わり、旅行者を親切に迎えましょう。
昭和35年5月11日制定
「森の都」都市宣言に関する決議
自然環境の回復による生活環境の保全は、今や人類共通の課題となっている。
由来、わが熊本市は、豊かな緑、清冽な水に恵まれた自然の下、今日の発展を遂げてきたが、急激な都市化の波に、今や昔日の面影は一変しようとしている。
ここにおいてわれわれは、市民の総力を結集して緑と水の保全・回復につとめ、もって人間優先の快適な都市環境づくりに邁進せんことを誓い、わが熊本市を「森の都」とすることを宣言する。
昭和47年10月2日 熊本市議会
「地下水保全都市宣言に関する決議
限りある地球の資源の保全は、自然環境の回復と共に人類共通の課題であり、水資源についてもその例外ではない。
古来、わが熊本市は豊かな緑と清冽な地下水に恵まれた自然の下生々発展を遂げて来たが、今日における無秩序な地下水の開発と自然環境の破壊は、今や地下水の汚染をはじめその枯渇さえ憂慮される状態にある。
よって、本議会は市民の総意を結集して自然環境の回復、保全をはかり、貴重な水資源を後世まで守り伝えていくことを誓い、ここにわが熊本市を地下水保全都市とすることを宣言する。
昭和51年3月22日 熊本市議会
「健康都市宣言」
熊本市は、緑と水に恵まれた豊かな自然と先人が築いた伝統と文化を擁し、地方における近代的な中枢都市として発展しつつある。
しかし、都市化の進展に伴い市民生活を支える基本である心身の健康を阻害する要因が増大している。
熊本市は、市民とともに明るく健康な都市をめざして諸施策を結集し、その実現につとめなければならない。
ここに、すべての市民の健康を市政の目標として、熊本市を「健康都市」とすることを宣言する。
昭和54年10月1日 熊本市
「平和都市宣言」
熊本市は、先の大戦において、多くの尊い人命を失うとともに、市街地のほとんどを焼失するなど、大きな災禍を被った。
戦後、焦土の中から立ち上がった市民の英知とたゆまぬ努力によって、緑と水の豊かな自然環境や先人の築いた歴史と文化に支えられながら、今や九州中央の中枢都市として着実に発展を続けている。
私たち熊本市民は、戦後50周年の大きな節目にあたり、先の大戦への深い反省に立ち、未来に向けて平和で豊かな社会を築き、かけがえのない自然環境を次代に引き継ぐため、再び戦争の惨禍を繰り返さないことを誓うとともに、人類共通の願いである世界の恒久平和の達成を希求し、ここに「平和都市」を宣言する。
平成7年7月27日 熊本市
「環境保全都市宣言」
私たちのふるさと熊本市は、大阿蘇の大地を源とする地下水と緑に恵まれ、この豊かな自然の中で重厚な文化をはぐくみ、「森の都」と呼ばれる美しい近代都市として発展してきました。
しかし、近年、都市化の進展と生活様式の多様化などにより、自然の仕組みが損なわれ、恵みの地下水も将来が危ぶまれています。 いまこそ私たちは、大気と水と大地で成り立つ地球の自然が、人類だけではなく生命あるものすべてにとって、かけがえのないものであることをあらためて思い起こし、その保全のために、自然界の生態系に学んだ循環型社会へと、転換を図っていかなければなりません。
私たちは、美しく豊かなこのふるさとの環境を守り育て、これを次の世代に引き継いでいくことを誓い、ここに熊本市を「環境保全都市」とすることを宣言します。
平成7年9月25日 熊本市
「スポーツ都市宣言に関する決議」
すべての市民が生涯にわたり活力に満ちた健康的な生活を営むことは、まちづくりの基本である。
スポーツの振興は、市民生活の根拠となる心身の健康の保持に欠かせないものであるが、加えて、青少年の健全育成、生きがいづくり、地域との交流、自然とのふれあいといった多くの観点からも積極的に推進していく必要がある。 よって、本議会は、21世紀に向け3つのスローガンを揚げ、すべての熊本市民がスポーツを通して健康的でいきいきと生活できる都市を目指すことを誓い、ここにわが熊本市を「スポーツ都市」とすることを宣言する。
一、スポーツを通じて健やかなこころと体を創ろう。
一、スポーツを通じて人と自然にふれあおう。
一、スポーツを通じていきいきとしたまちを創ろう。
平成11年8月 熊本市議会
「観光立市くまもと」都市宣言に関する決議
熊本市は、熊本城に代表される歴史的文化遺産をはじめ豊かな水と緑に象徴される自然環境、そして近代都市としての多彩な魅力を有し、国内外から多くの観光客が訪れるまちである。
観光は、地域の生活や文化を個性として発信し、その魅力により人々が来訪し交流が生まれる総合的な産業であり、まちづくりや都市経営にも大きく寄与し、21世紀を迎えた今日において重要性はこれまで以上に高まっている。 よって、本議会は、市民が誇りをもち、そして訪れる人にとって魅力ある観光都市を目指し、市民の生活や文化に基づいたまちづくりを進めるとともに、全国に誇れる城下町としての魅力を活かし、熊本らしい個性豊かな観光都市の実現を目標として、ここに我が熊本市を「観光立市くまもと」とすることを宣言する。
平成15年9月26日 熊本市議会