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救急隊から高齢者福祉施設等にお勤めのみなさまへ

最終更新日:2024年6月18日
消防局 警防部 救急課TEL:096-363-2360096-363-2360 FAX:096-363-0243 メール shouboukyukyu@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

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消防局救急課より、高齢者福祉施設等にお勤めのみなさまへお知らせです。

はじめに

トップ画

年齢区分別グラフ
年齢区分別搬送件数割合
(熊本市消防局 令和4年救急統計)
 近年の高齢化の進展を背景に、65歳以上の高齢者の方の救急搬送件数が全国的に増加しており、これは熊本市においても例外でなく、搬送件数に占める高齢者の割合は60%を超えています。
 また、高齢者福祉施設等からの救急要請件数も増加傾向にあり、その内容は急病や不慮の事故(転倒・窒息など)が多く、中には予防が可能なケースもあります。
 本ページは、とても大切な予防救急を理解いただくとともに、いざという時に適切に救急車を利用できるよう、そして救急隊と円滑な連携が図れるように作成したものです。
 限りある医療資源を賢く利用し、入所者さまやそこで働く職員のみなさまが安心できる施設づくりにご活用いただければ幸いです

予防救急

救急搬送事例からみえてきた、施設内でできる「予防救急」のポイントを紹介します。 

手洗い・うがい・消毒の励行

手洗い

 インフルエンザやノロウイルス、新興感染症などが発生すると、入所者のみならず、職員間でも感染が拡大してクラスター化する可能性があります。安心して過ごせる施設のために、職員と入所者全員の手洗い・うがい・消毒を徹底しましょう。また、感染経路(接触・飛沫・空気など)や、嘔吐物の正しい処理の方法などの感染予防対策を知ることで、施設内での二次感染を防ぐことができます。 
 

転倒・転落の防止

転倒

 高齢の方は普段生活していて慣れている場所でも、小さな段差でつまずいて転倒したり、ベッドから転落したりしてしまい、骨折をともなう重症となるケースがあります。
 施設内での段差や滑りやすい場所などの危険個所に注意するとともに、整理整頓を心がけ、廊下や部屋の明るさにも注意してください。
 

誤嚥・窒息の予防

お餅

 高齢の方は嚥下機能が低下し飲み込みにくくなっていることや、咳をしづらくなっていることもあり、誤嚥や窒息を生じやすくなっています。
 お餅やお肉だけでなく、お鍋の具材やくだもの、パンなどでも窒息事故が起きています。食べ物を小さく切って食べやすい大きさにするだけでなく、飲み物を用意し、ゆっくりと食事に集中できるような環境づくりや、見守りをしましょう。
 もし、食事中にむせるなどの症状があった場合は、食事後の体調や容体変化に注意しましょう。
 

温度変化に注意(熱中症・ヒートショックなど)

 高齢の方は体温調節機能が低下し、夏季は「熱中症」、冬季は「ヒートショック」などによる救急搬送が多くなります。
熱中症


【熱中症への注意】
 高齢者は体温調節機能の低下だけでなく、暑さや喉の渇きを感じにくくなっている場合もあります。居室のエアコンは職員が設定温度を確認するようにしましょう。こまめな水分補給も忘れずにしましょう。


                             【ヒートショックへの注意】
                             ヒートショックとは、著しい寒暖差により、血圧や脈拍が大きく変動してしまうことです。これにより、体に大きな負担を与え
                            て意識がなくなったり、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすこともあります。冬季は、入浴時にあらかじめ脱衣所や浴室内を温め
                             ておくことや、トイレや廊下などと居室の温度差に注意し、急激な温度変化が起きないような環境を作りましょう。


処方薬の副作用を確認

 処方薬によっては、副作用で思った以上にふらついてしまい、転倒や転落の原因となることがあります。処方薬の副作用を確認し、特に処方薬が変わった時や、処方薬の量が増えた時などは、服用後の容体変化に注意し、副作用のような症状が出た場合はかかりつけ医や協力病院などに連絡し、指示を仰ぎましょう。また、おくすりのカラ(PTP包装など)を誤飲するケースもあるため、服用の際は目を離さないようにしましょう。

緊急対応

  

緊急事態が起こったら

 予防救急に努めていても、緊急事態は起こる可能性があります。
 緊急時の対応については施設内でよく検討し、かかりつけ医や協力病院とも対応方法の共有をしておきましょう

 【参考資料】

情報シート

  

普段から情報の整理を

記録

 救急車を要請された場合、救急隊は適切な処置や病院選定をするために、さまざまな情報を収集します。迅速な病院受診ができるよう、普段から入所者さまの情報を整理し、いざという時はすぐに医師や救急隊へ提供できるようにしておくと円滑な連携につながります。
 緊急時連絡シートを平常時に記入し、緊急時の情報提供にご活用ください。
※本シートの情報は、救急隊が傷病者を迅速かつ適切に搬送するために使用するものです。
 救急活動が終了しましたら、救急車の同乗者(スタッフ・家族等)へ返却または搬送先医療機関へ譲渡いたします。
  •  ダウンロードはこちらから ☞ PDF 緊急時情報シート 新しいウィンドウで(PDF:463.1キロバイト)
  •                                         ☞   エクセル 緊急時情報シート 新しいウィンドウで(エクセル:18キロバイト)

応急手当

 

応急手当を学びましょう

胸骨圧迫

 消防局では応急手当の普及啓発活動をおこなっています。
 万が一の緊急事態に備えて、心肺蘇生法やさまざまな応急手当の方法を身につけましょう。
 くわしくは救急課ホームページ『応急手当を学びませんか?新しいウインドウで』をご覧ください。

119番のかけ方

 

119番通報のポイント

  • 通報

 火災のときや救急車の要請で119番通報をすることがあるかもしれません。
 緊急事態であわててしまうかもしれませんが、通報の際は落ち着いてはっきりと話すようにしましょう。
 指令員の質問にこたえるように通報することがポイントです


119番通報の注意点

救急車

  1.  119番通報の電話を切らないと救急車が出動しないと思い、電話を一方的に切断されることがありますが、電話の途中でもすでに救急車は出動させていますので、一方的に切断しないようにしてください。しっかりと指令員からの質問にこたえることで、現場に向かう救急隊へも多くの情報が共有されます。
  2.  病気やケガの方の状態をより詳しく伝えるためには、その方のそばで電話をすることが大切です。そのため、携帯電話や固定電話の子機で通報することを推奨します。その際、救急車を向かわせる場所がすばやく特定できるよう、住所を正確に伝えられるようにしておきましょう。
  3.  救急車が緊急走行で要請場所へ向かうためには、『サイレンと赤色灯』が必要不可欠です。迅速に、そして安全に要請場所へ到着するために、サイレンの鳴動と赤色灯の点灯にご理解いただきますようお願いします
 ※119番通報については、消防局情報司令課のホームページもご覧ください。

ACPとDNAR

 

DNARと救急活動

ACP
人生会議のロゴマーク
厚生労働省HP新しいウインドウで(外部リンク)
 近年、アドバンス・ケア・プランニングACP:Advance Care Planning⇒人生会議。本人、家族、医療従事者、福祉関係者等の話し合いを通じて、これからの治療・ケアについて前もって考え、共有する取組みのこと)という言葉が普及し、もしものときの対応について事前に意思表示をされているケースが増えてきました。
 そんな中、救急隊が現場に到着した際、ご家族や施設関係者の方から『心肺蘇生をせずに病院まで運んでほしい』、『往診医師が到着するまで待ってほしい』などのDNAR(Do Not Attempt Resuscitation⇒心肺蘇生をしないで)に関する要望を受けることがあります。
 しかしながら、救急隊は救急要請があった時点で救命に全力を尽くす義務があるため、心肺蘇生(胸骨圧迫及び人工呼吸)、場合によっては静脈路の確保と薬剤投与、器具による高度な気道確保などの救命処置を行いながら搬送することとなります。よって、現段階ではDNARの申し出があっても、何も処置をせずに病院へ搬送するということはできません
 万が一の際、ご本人やご家族の望まない処置を受けることが無いよう、普段から入所者の意向について、かかりつけ医やご家族を交えて相談していただき、容体悪化時の対応について十分に協議していただきますようお願いします

まよった時は?

 

これって救急車?まよった時は、、、

  • 困る

 入所者に容体変化があった場合、すぐ救急車を呼ぶべきか、医師と相談するべきか判断に迷うことがあると思います。
 意識や呼吸がない場合や、大出血があったり、その場から動かせないような状態のときは、ためらわずに救急車を要請しましょう。また、心肺停止へ移行するおそれのある『急性心筋梗塞』や『脳卒中』などの症状がある場合もただちに救急車を要請してください。救急車を呼んだ後は、かかりつけ医や家族等の関係者への連絡もお願いします。

 まだ受け答えができるような状態であったり、その容体変化があらかじめ予想できていた範囲のものであった場合などは、かかりつけ医や協力医療機関へ相談し、救急要請について判断を仰いでください。
 そのほか、『救急安心センター#7119新しいウインドウで(外部リンク)』への相談や、熊本市消防局の認定する『患者等搬送事業者』の活用もご検討ください。認定事業者一覧なども掲載しておりますので、くわしくは『患者等搬送事業者の認定について新しいウインドウで』をご覧ください。
このページに関する
お問い合わせは
消防局 警防部 救急課
電話:096-363-2360096-363-2360
ファックス:096-363-0243
メール shouboukyukyu@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:49487)
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