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熊本市の感染症発生情報

最終更新日:2023年3月31日
健康福祉局 保健衛生部 感染症対策課TEL:096-364-3189096-364-3189 FAX:096-371-5172 メール kansenshoutaisaku@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

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熊本市での感染症(インフルエンザや感染性胃腸炎など)の発生状況をお伝えします。

週報(毎週金曜日更新)

 

点滅HP用今週の発生動向速報・疾病別グラフ(PDF)速報等のバックナンバーは下の方にあります

  • PDF 2023年第12週 疾病別グラフ 新しいウィンドウで(PDF:349.2キロバイト)
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    NEWHP用点滅狂犬病について(12週)

  •  日本では1950年に狂犬病予防法が制定され、犬の登録、狂犬病予防注射、野犬の管理が徹底され、狂犬病は撲滅されました。
  •  しかし、海外で犬に咬まれた方が、帰国後に発症し亡くなられた例もあります。
  • 【1970年(ネパール):1人、2006年(フィリピン):2人、2020年(フィリピン):1人】
  •  狂犬病は、日本の周辺国を含む世界のほとんどの地域で依然として発生しており、日本は常に侵入の脅威に晒されていることから、万一の侵入に備えた対策が重要となっています。
  • ・発生状況:日本、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界に分布 世界の発生状況(WHO、2017年)年間の死亡者数推計 59,000人(うち、アジア地域35,000人、アフリカ地域21,000人)日本における発生状況※1957年に猫での発生を最後に動物での発生はない。
  • ◆どんな病気?
  • ・病原体…狂犬病ウイルス
  • ・感染動物…すべての哺乳類(アジアでは犬が主な感染源、他に猫、コウモリ、キツネ、アライグマなど) 
  • ・感染経路…主に感染した動物による咬傷の部位から、唾液に含まれるウイルスが侵入。通常、ヒトからヒトに感染することはなく、感染した患者から感染が拡大することはない。
  • ・潜伏期間…通常1~3ヶ月程度だが、長い場合には1年以上の場合もある。
  • ・臨床症状…(1)前駆期;発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感(2)急性神経症状期;不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状(3)昏睡期;昏睡(呼吸障害によりほぼ100%が死亡)
  • ・治療…発病後の有効な治療法はない。
  • ◆流行地域に渡航する際の注意点は?
  • ・むやみに動物に手を出さないようにしましょう!! 万が一、滞在中に犬などに咬まれた場合には、
  • (1)すぐに傷口を石けんと水でよく洗いましょう。
  • (2)現地医療機関を受診し、傷の手当てと狂犬病のワクチン接種を受けましょう。
  • (3)帰国時に検疫所(健康相談室)に申し出ましょう。
  • ・狂犬病の流行地域に渡航する場合で、動物との接触が避けられない、または近くに医療機関がないような地域に長期間滞在するような方は、渡航前に狂犬病のワクチン接種を受けることも考えましょう。(予防接種実施機関は、厚生労働省検疫所FORTHホームページの「予防接種実施機関の探し方」を参照されてください。)

  • 矢印動物愛護センターホームページ 犬の狂犬病予防集合注射のお知らせ新しいウインドウで(内部リンク)

  • 狂犬病ホームページ用

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(11週)

  •  今週は「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」についてです。人から人へ二次感染を起こしやすく、集団生活の場では特に注意が必要です。丁寧な手洗いは感染予防の基本です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事の前など、こまめに手を洗いましょう。
  • ●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について
  • ◆どんな病気?
  •  A群レンサ球菌という細菌が、のど(上気道)に感染して発症する咽頭炎です。赤血球を壊す(溶血)毒素をもつ細菌による感染症のひとつで、主に学童期に多くみられます。
  • ▪感染経路(1)飛沫感染…患者のくしゃみなどのしぶきを吸い込むことにより感染。
  •     (2)接触感染…細菌が付いた手を介して感染。
  • 主にヒトとヒトとの接触で感染しやすく、家庭での兄弟間や学校、幼稚園、保育園などの小児の集団生活施設内での感染も多いです。
  • ▪症状…2~5日の潜伏期間の後に、突然の発熱とだるさ、のどの痛み(咽頭発赤)で発症し、イチゴのような舌(写真参照)がみられたり、嘔吐を伴うことがあります。
  • 点状紅斑様、日焼け様の皮疹が全身に広がる猩紅熱や、リウマチ熱や糸球体腎炎などの合併症を起こすこともあります。
  • ▪流行期……冬季及び春~初夏に多くみられます。
  • ◆かかったらどうすればいいの?
  • ・抗菌剤による治療を行います。症状が改善しても、お薬は決められた期間きちんと飲むことが大事です。
  • ・のどの痛みがひどい場合は、食事は柔らかく薄味にするなど工夫しましょう。水分補給を心がけましょう。
  • ◆予防法は?
  • (1)症状のある人との密接な接触を避ける。
  • (2)手洗い、咳エチケットを心掛ける。
  • (3)感染者とのタオルの共用は避ける。
  •  A群溶血性レンサ球菌咽頭炎HP用写真
矢印外務省ホームページ 「海外安全ホームページ」新しいウインドウで(外部リンク)
矢印本市感染症対策課ホームページ インフルエンザについて(総合対策)新しいウインドウで(内部リンク)
青矢印熊本市医療政策課ホームページ 休日当番医新しいウインドウで(内部リンク) 


    全数報告疾患(毎週金曜日更新)

     

    全数報告疾患とは

     全数報告疾患は、感染症法で定められた1類~5類感染症のうち、診断したすべての医師が診断後直ちに報告する疾患の発生状況の集計です。

    全数報告疾患 発生状況

    2023年全数報告一覧(第12週)
    注意:記載データは速報性を重視してありますので今後の調査結果で若干変更が生じることがあります。
    新型コロナウイルス感染症の発生状況は下記のホームページをご覧ください。
    熊本市ホームページ 新型コロナウイルス感染症 熊本市での発生状況新しいウインドウで(内部リンク)
     

    過去の全数報告


    月報(毎月1回更新)

     

    月報とは

     「月報」は、月ごとに指定の医療機関(泌尿器科・婦人科・基幹病院)から報告される、以下の疾患についての発生状況の集計です。 

    報告の種類 

    疾患名 

    性感染症発生状況  

     性器クラミジア感染症

     性器ヘルペス感染症

     尖圭コンジローマ

     淋菌感染症 

    基幹定点報告 

     メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症

     ペニシリン耐性肺炎球菌感染症

     薬剤耐性緑膿菌感染症


    性感染症発生状況(泌尿器科・産婦人科)

    STD定点2月

     報告数は、市内6箇所の指定届出医療機関からの届出数であり、市内の発生総数ではありません。

     STD(性感染症)に感染していると、性器に炎症や損傷がおこり(HIV)エイズにも感染が起こりやすくなるといわれています。

     

    基幹定点報告(薬剤耐性菌感染症)

    基幹定点2月

     報告数は、市内5箇所の指定届出医療機関からの届出数であり、市内の発生総数ではありません。 

     

    過去の報告


    週報【バックナンバー平成26年(2014年)~】

     

    バックナンバー

    ◆平成26年(2014年)~現在までのバックナンバーは「熊本市感染症発生動向調査 週報・月報 バックナンバー」 新しいウインドウで(内部リンク)をご覧ください。
     

    感染症発生動向調査とは

     今、どのような感染症が発生しているのか? また、どのくらいの患者がいるのかを把握するため、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づいて、医療機関の医師等の協力のもと、患者情報及び病原体の情報を収集・分析し、これらの情報を公表しています。

     この調査で把握する感染症には、全数を把握するものと、定点(届出医療機関)報告対象のものがあります。

     定点報告対象のものは、市内の感染症指定届出機関(定点医療機関)から報告されます。

     「感染症週報・月報」では、これらの情報を週単位又は月単位で集計・分析した結果などを掲載します。

     

    市内の感染症指定届出機関(定点医療機関)数

     定点種別

     週報/月報

     医療機関数

     小児科

    週報 

    16 

     インフルエンザ(小児科・内科)

    週報

    25

     眼科

    週報 

    5

     基幹

    週報・月報 

    5

     STD

    月報 

    6

     疑似症

     ー 

    5

     

    週報とは

     「週報」は、感染症法の5類定点報告疾患である下記の19疾患について、月曜から日曜まで1週間の患者数を、 指定の医療機関(小児科(16機関)・内科(9機関)・眼科(5機関)・基幹病院(5機関))に報告していただいて集計したものです。

    《5類定点報告疾患》

     インフルエンザ、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎、細菌性髄膜炎、無菌性髄膜炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎 、感染性胃腸炎(ロタウイルス)
      

    2023年報告週対応カレンダー

    週報の報告では、月曜日から日曜日を1週間として疾患の報告の集計をしています。
    国立感染症研究所 2023週対応表新しいウインドウで(外部リンク) 
     
    週対応表 2023年 (国立感染症研究所)

     

    2022年報告週対応カレンダー

    週報の報告では、月曜日から日曜日を1週間として疾患の報告の集計をしています。
    国立感染症研究所 2022年週対応表新しいウインドウで(外部リンク)
    週対応表 2022年(国立感染症研究所)

     

     
     

    医師・獣医師の方へ

    感染症法に基づき、医師・獣医師による届出が必要な場合があります。

    こちらの記事(内部リンク)もご参照ください。

     

    結核以外の感染症

    結核


    熊本県・国などのリンク集

    熊本県および全国の感染症発生情報は、下記リンク先で確認できます。
     

    熊本県の感染症発生情報

    熊本県ホームページ(外部リンク)

     

    全国の感染症発生情報

    厚生労働省ホームページ(外部リンク)


    国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(外部リンク)

     

    熊本市の感染症発生情報

    熊本市ホームページ(内部リンク)
     ・インフルエンザについて(総合対策)新しいウインドウで
    このページに関する
    お問い合わせは
    健康福祉局 保健衛生部 感染症対策課
    電話:096-364-3189096-364-3189
    ファックス:096-371-5172
    メール kansenshoutaisaku@city.kumamoto.lg.jp 
    (ID:4156)
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    熊本市役所〒860-8601熊本市中央区手取本町1番1号代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
    [開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
    肥後椿
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