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マイクロプラスチック調査結果について

最終更新日:2024年3月29日
環境局 環境推進部 水保全課TEL:096-328-2436096-328-2436 FAX:096-359-9945 メール mizuhozen@city.kumamoto.lg.jp
 微細なプラスチックが海洋をはじめ様々な場所で国際的に問題となっていることから、熊本市では、マイクロプラスチックの環境への影響を把握するために令和4年度から河川及び海洋で調査を実施しています。
 河川については、環境省策定のガイドラインに基づく調査を年に一度実施していますが、これに加えて検査結果がより早く判明する簡易調査を年に4回実施し、マイクロプラスチックの流出状況を監視しています。また、海洋の調査については、現在環境省等が策定したガイドライン等の参考資料がないため、簡易調査のみ年に4回実施しています。

マイクロプラスチックとは

 大きさが5mm未満の微細なプラスチック類を「マイクロプラスチック」といいます。ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が紫外線や衝撃で破砕されマイクロプラスチックとなりますが、自然に分解することは難しく、非常に細かいため環境中に拡散すると回収することが困難になります。世界中の海域でマイクロプラスチックが確認され、海洋をはじめとする環境への影響が懸念されています。

河川マイクロプラスチック調査(ガイドライン法)の概要

 

調査地点の選定

 熊本市民の憩いの場であり地域のシンボルでもある江津湖に着目し、砂取橋(江津湖上流)と秋津橋(江津湖下流)の2地点で採水を行っています。
※砂取橋、秋津橋の地図は熊本市地図情報サービス新しいウインドウで(外部リンク)からご覧ください。

 

調査の方法

 令和4年度(2022年度)の調査では、環境省が令和3年(2021年)6月に策定した「PDF 河川マイクロプラスチック調査ガイドライン(令和3年(2021年)6月策定)」 新しいウィンドウで に基づき調査を行いました。
 令和5年(2023年)に改正が行われたため、令和5年度以降は最新のガイドライン(PDF 河川・湖沼マイクロプラスチック調査ガイドライン(令和5年(2023年)3月策定) 新しいウィンドウで)に基づき調査を実施しています。


 

結果

検体採取日:令和4年(2022年)12月5日

・表1 各地点のマイクロプラスチック検出結果

水系名 調査地点 個数密度 (個/m3
加勢川 砂取橋 4.96
秋津橋 2.07

※長径1.0mm以上、5.0mm未満のマイクロプラスチックを集計

※個数密度(個/m3 )とは、1立方メートルあたりに含まれる個数のこと

 

・検出されたマイクロプラスチックの種類の割合

(1)砂取橋

  • 砂取橋_種類別割合
  • 砂取橋_種類別割合テーブル

 


 



(2)秋津橋

秋津橋_種類別割合
秋津橋_種類別割合テーブル



 検出されたマイクロプラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)が大きな割合を占めています。

 これらはいずれも日常生活でよく用いられているプラスチック製品に由来するものと推定されており、今回の調査で河川への流出状況が確認されました。

 今後も市内のマイクロプラスチックの状況を把握するために継続監視を行います。

 


マイクロプラスチック簡易調査の結果について

坪井川、堀川、井芹川、白川、天明新川の環境基準点及び有明海で簡易調査を行った結果についてお知らせします。

調査地点の選定

 熊本市が毎月調査を実施している、河川の環境基準点8地点(坪井川3地点:堀川合流前、上代橋、千金甲橋、堀川1地点:坪井川合流前、井芹川2地点:山王橋、尾崎橋、白川1地点:吉原橋、天明新川1地点:六双橋)及び有明海の4地点(St-6、St-7、St-8、St-9)で調査を行っています。
※採取地点の地図は熊本市地図情報サービス新しいウインドウで(外部リンク)からご覧ください。

調査の方法

 環境省が策定したガイドラインに基づいた調査方法ではなく、毎月実施している公共用水域(河川、海域)の調査で採水した検体を使用し、簡易的な方法で定性分析を行っています。
 

調査結果

・令和4年度(2022年度)簡易調査結果
 令和4年度(2022年度)は、令和4年(2022年)7月、10月、令和5年(2023年)1月に調査を実施しました。令和4年度(2022年度)の調査では、いずれの地点からも長径1.0mm以上のマイクロプラスチックは検出されませんでした。
 詳細な結果は以下のリンク先をご覧ください。

・令和5年度(2023年度)簡易調査結果
 令和5年度(2023年度)は、令和5年(2023年)4月、7月、11月、令和6年(2024年)1月に調査を実施しています。令和5年度(2023年度)の調査では、全ての調査月で一部の地点から長径1.0mm以上のマイクロプラスチックが検出されました。
 詳細な結果は以下のリンク先をご覧ください。

  不必要なプラスチックの使用を減らし、プラスチックごみのポイ捨てや置き去りをやめ正しく分別することでマイクロプラスチックを減らすことができるため、良好な環境を未来に残すためにも市民一人ひとりのご協力をお願いします。




このページに関する
お問い合わせは
環境局 環境推進部 水保全課
電話:096-328-2436096-328-2436
ファックス:096-359-9945
メール mizuhozen@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:49100)
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