九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を平成23年春に控え、都市間・都市圏間競争の激化が予想されており、九州の中央に位置する熊本市が単なる通過点となることのないよう、拠点性の向上が強く求められています。
こうした中、熊本市では九州中央の拠点都市として更なる成長を果たしていくために、地方制度上で最も権限と財源が充実した政令指定都市を目指し、合併特例法の期限である平成22年3月までに合併により人口70万人を超え、政令指定都市を実現するべく近隣の市町村と真摯に議論を重ねているところです。
富合町とは平成20年10月6日に合併し、人口67万7千人余の新熊本市が誕生する予定ですが、政令指定都市移行のためには、更なる合併を推進していかなければなりません。
熊本市の政令指定都市への移行は、熊本市のみならず熊本都市圏及び熊本県全体の発展のためにも必要不可欠であり、我々市民にとっても重要な目標として力強く目指していく必要があります。
また、将来の道州制・州都を見据えると、九州の中心に位置する熊本市が政令指定都市に移行しない限り、州都を目指すことは困難だと思われます。
こうした状況を踏まえ、熊本市の政令指定都市移行を一刻も早く実現させるため、各界各層を挙げてこの目標に向け全力で取り組んでいく決意のもと、「熊本市政令指定都市推進協議会」を設立するものであります。
平成20年8月5日 |