菱形の地名の由来は応神天皇出現の地とされる、円台寺の「菱形の池」です。昭和30年に菱形村及び他の六ヵ町村が合併して旧植木町が誕生しました。
県道田原坂線をはさんで、西側に三の岳、吉次パイロットでのみかん(ハウス含む)生産、東側には辺田野・木留地域の施設園芸団地(スイカ、メロン等)を有しています。
轟地区は施設園芸のほかに、桃、ブドウなどの産地です。3月中旬、「桃の花見会」を地元の地域づくり団体主導により開催、ファンづくりに傾注されています。
菱形校区では、福岡県、佐賀県方面からの各種フルーツ狩り観光が盛んに民間主導により行われています。
菱形校区は、九州新幹線の整備が行われた唯一の地域です。(ほとんどはトンネル)
菱形南部地域は太郎迫町と隣接しています。現在、南小迫地区において圃場整備が進んでいます。
西南戦争関連史跡として、「七本官軍墓地公園」、「七本薩軍墓地公園」、「山県有朋歌碑」、「河原立薩軍墓地」、「薩軍本営跡」などの史跡が点在しています。また、「円台寺の磨崖仏」、「菱形の池」、「石造笠塔婆」や、「那知の熊野座神社」、「笹尾のしだれ桜」をはじめ「埋原の亀踊」など有形、無形の文化財が豊富です。
植木大地を含む熊本市の大部分、及び阿蘇を一望できる吉次峠からの眺望は素晴らしいものです。