山本の地名の由来は、大字山本が山本郡の発祥の地であったことから、山本村の村名がつけられたものと伝えられています。
現在では「植木すいか」の名は全国に知れ渡るところとなっていますが、連作のできない直播栽培から、失敗を繰り返しながら連作可能な接木栽培への育苗管理技術を確立させたのは、昭和30年代の山本校区の生産者の人たちです。
校区としては農業主体の地域であり、農業の形態としては、施設園芸(すいか、メロン、長なす、きゅうり、苦瓜等)、水稲などが中心となっています。
主要道路は南北に県道大牟田・植木線が縦断し、中心部から東に県道山鹿・植木線が延び、東西に市道豊岡・内線及び山本・宝田橋線(旧西部農免道)が横断しています。
農地・水保全管理支払交付金事業への取り組みを、他の地域よりいち早くモデル的に実施しています。
毎年続けられている、神楽保存会による清水甲地区の菅原神社の神楽や、正院神社の「正院まつり」など、伝統文化を引き継ぐことで、地域に親睦と融和を醸成させています。
山本小学校では、これまで新入児童の数が一桁の年もあって、児童数の減少が心配されており、今後、統廃合の検討の対象となっています。
第6町内(色出地区)は、自治会としては山本校区に所属していますが、地区の児童は吉松小学校へ通学し、五霊中学校ではなく、植木北中学校へ進学しています。
地元の青年団が行っていた校区夏祭りは、少子高齢化の流れで12年の間休止となっていましたが平成26年に地元有志により復活し、大盛況となりました。